自家消費率とは、太陽光発電で作った電力のうち、売電せずに家庭内で消費した電力量の割合です。シャープの公式情報でもこのとおり説明されています。
計算式
自家消費率(%)= 自家消費した電力量(kWh)÷ 発電した電力量(kWh)× 100 で求めます。検針票・Web明細の売電量と、パワーコンディショナが記録する発電量が分かれば、発電量から売電量を差し引いて自家消費量を逆算できます。
住宅用太陽光の自家消費率は「想定30%」
経済産業省・調達価格等算定委員会の資料(2020年2月4日)は、住宅用太陽光発電の自家消費比率の想定値は30%であり、実績も概ね30%となっていると説明しています。同資料のモデル試算では、出力5kW・設備利用率14%・蓄電ロス20%の前提で、月間の発電電力量(蓄電ロス考慮後)358kWhに対し、需要量は約300kWhという結果が示されています。
出典:経済産業省・調達価格等算定委員会「令和2年度の調達価格等に関する意見(案)」(2020年2月4日)
当サイトの比較シミュレーターも、自家消費率30%を試算前提として使っています。この数値は上記の資料にもとづくもので、実際の自家消費率は世帯ごとの電力使用パターン・設備容量・天候等で変わります。
蓄電池・機器の工夫で自家消費率は変わる
蓄電池を導入すると、昼間の余剰電力を貯めて夜間に使えるようになるため、自家消費率を上げられる場合があります。シャープ公式の実績データでは、HEMSなしのクリーンモードで自家消費率が約48%、HEMS+AI制御ありでは約68%という例が示されています。ただしこれは実績データの中央値にもとづく一例で、効果を保証するものではないと注記されています。
蓄電池を使わずに自家消費率を上げる方法として、エコキュートの昼間沸き上げ機能もあります。ハイブリッド型と単機能型で太陽光との連携方法が異なる点は蓄電池のハイブリッド型・単機能型の違いで整理しています。
自家消費率と卒FIT後の選択肢
自家消費率が高いほど、卒FIT後に売電単価が下がった場合の影響を受けにくくなります。卒FIT後の3つの選択肢(売電継続・蓄電池設置・買取プラン変更)の比較の考え方はこちら、太陽光の投資回収年数の考え方は太陽光の投資回収年数とCO2は何年?で解説しています。自宅の条件で年間の効果を試算する場合は、当サイトの卒FIT後の比較シミュレーターをご利用ください。
よくある質問
Q自家消費率はどう計算しますか?
A自家消費した電力量(kWh)÷ 発電した電力量(kWh)× 100 で求めます。シャープ公式は「発電量に対して売電せずに家庭内で消費する電力量の比率」と説明しています。
Q住宅用太陽光の自家消費率の平均はどれくらいですか?
A経済産業省・調達価格等算定委員会の資料(2020年2月4日)では、住宅用太陽光発電の自家消費比率の想定値は30%であり、実績も概ね30%となっているとされています。当サイトの試算もこの数値を前提にしています。
Q蓄電池を導入すると自家消費率はどれくらい上がりますか?
A上がり幅は世帯の電力使用パターンや蓄電池容量によって異なるため、一律の数値は断定できません。シャープ公式の実績データ(中央値)では、HEMSなしのクリーンモードで約48%、HEMS+AI制御ありでは約68%という例が示されています(結果の一例であり効果を保証するものではないと注記されています)。
本記事は一般的な情報提供です。実際の自家消費率は世帯ごとの電力使用パターン・設備容量・天候等で異なります。特定の施工業者・製品を推奨するものではなく、個別の投資助言、電気工事の設計・実施は行いません。