住宅用太陽光発電(10kW未満)は、制度上「余剰買取」のみが対象です。「全量買取」という言葉を見て、自分の家にも関係あるのか気になった方向けに、違いを整理します。

出典:パナソニック公式「【太陽光】『余剰買取』『全量買取』のそれぞれの概要」、資源エネルギー庁「よくある質問|FIT・FIP制度」

2つの制度の違い

余剰買取と全量買取の違い
方式仕組み対象
余剰買取発電した電気を家庭で使い、余った分だけを電力会社が買い取る住宅用(10kW未満)
全量買取発電した電気のすべてを電力会社が買い取る10kW以上の設備(事業用等)

卒FIT世帯の多くは住宅の屋根に設置された10kW未満の設備のため、FIT期間中は余剰買取で契約していたことになります。10kW以上の設備を設置している場合は、契約内容や設置時期によって扱いが異なるため、契約書や認定内容を個別に確認してください。

卒FIT後も、この前提は変わらない

卒FIT後に売電継続・買取プラン変更を選ぶ場合も、住宅用(10kW未満)は引き続き余剰買取が前提になります。家庭で使う電気を優先し、余った電気を売る、という基本的な仕組み自体は変わりません。

当サイトの卒FIT後の比較シミュレーターも、この余剰買取の考え方にもとづいて、売電継続・蓄電池設置・買取プラン変更の年間金額を計算しています。買取単価の一覧はこちらで確認できます。

よくある質問

Q自分の家が余剰買取だったか全量買取だったか、どう確認しますか?

A契約時の書類や、FIT認定を受けた際の設備容量を確認してください。住宅用(10kW未満)は制度上、余剰買取のみが対象です。10kW以上の設備を設置していた場合は、契約内容によって異なるため契約書を確認してください。

Q卒FIT後、全量買取に変更できますか?

A住宅用(10kW未満)の設備は制度上、全量買取の対象ではありません。契約先の変更や自家消費の拡大など、当サイトで扱う3つの選択肢の中から検討することになります。

Q余剰買取と全量買取で、卒FIT後の試算方法は変わりますか?

A当サイトの比較シミュレーターは、家庭で使う電気を優先し、余った分を売電する「余剰買取」を前提に計算しています。全量買取(10kW以上の事業用設備等)は前提が異なるため、本シミュレーターの対象外です。

本記事は一般的な情報提供です。実際の契約内容は契約書・FIT認定内容を優先して確認してください。個別の投資・税務助言、電気工事の設計・実施は行いません。