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直流地絡(地絡検出)の表示は、太陽光パネル側の直流の配線や機器で、絶縁が弱まって電気が漏れている可能性をパワコンが検出したことを示します。絶縁抵抗の測定や配線の確認は、メーカー資料で電気工事士など専門業者の作業とされています。ここでは所有者ができる範囲と、業者に任せる範囲を分けます。
表示の意味:メーカー資料の記載
| メーカー | 表示 | 資料の記載 |
|---|---|---|
| オムロン | 太陽電池異常:直流地絡検出 | 原因は、太陽光パネル側の機器の絶縁抵抗が低下していること |
| 三菱電機 | 地絡検出 | 地絡電流(漏電)を検知した表示。確認のため待機し、一定時間後に自動で再起動する表示もある |
表示の名称や処置は機種で異なります。お使いのパワコンの取扱説明書やメーカーの案内で、同じ表示かどうかを確認してください。
出典:オムロン公式FAQ No.761/三菱電機 据付工事説明書(PV-PSME55L ほか)
所有者が行える範囲
- 01
表示と発生日時を控える
パワコンやモニターの表示内容と、出た日時、天候を記録します。相談のときに使えます。
- 02
異常があれば運転を止めて連絡する
三菱電機の取扱説明書は、異臭や発煙があった場合、ただちに運転切換スイッチを「停止」、分電盤の太陽光発電用ブレーカを「OFF」にして、購入した販売店へ連絡するよう案内しています。
- 03
再起動の手順は、機種の説明書で確かめてから判断する
オムロンの公式FAQは、処置として運転スイッチをオフにして再度オンにする操作を挙げています。ただし同じFAQの冒頭は、調査と処置の作業を電気工事士の資格を有する方が行うよう注意しているため、この操作を所有者が行ってよいかは、お使いの機種の取扱説明書か施工会社・メーカーに確かめてください。
三菱電機の取扱説明書は、接続箱やパワコン本体のフロントパネルを開けないことも注意しています。
専門業者の作業:配線と絶縁抵抗の確認
オムロンの公式FAQは、表示に対する調査と処置の作業を電気工事士の資格を有する方が行い、経験や専門の知識がない方は作業を行わないよう注意しています。エラーが解消されない場合の配線や絶縁抵抗の確認も、この注意の対象です。絶縁抵抗の測定は、所有者ではなく工事店など専門業者の作業です。
| 資料 | 数値 | 記載の位置づけ |
|---|---|---|
| オムロン公式FAQ | 0.2MΩ未満 | この場合は接続箱またはパワコン内の入力開閉器と太陽光発電用ブレーカをオフにし、施工会社へ相談する |
| 三菱電機 据付工事説明書 | 1MΩ以上 | 据付け後の確認で、DC500Vメガーで測定する際の判定基準 |
2つの数値は、メーカーと測定の場面が異なります。ご自宅の判定に使う目的ではなく、専門業者がメーカーの資料に沿って判断する際の目安として載せています。三菱電機の据付工事説明書は、表示が消えない場合、製品が故障している可能性があるため、取扱説明書の保証とアフターサービスの窓口へ連絡するよう案内しています。
出典:オムロン公式FAQ No.761/三菱電機 据付工事説明書
あわせて確認したいこと
発電しない原因の切り分けは太陽光が発電しないときの確認順、パワコン本体の寿命はパワコンの交換時期、点検の内容は太陽光の点検内容で整理しています。修理や交換の費用を踏まえた収支は卒FIT後の比較シミュレーターで試算できます。
よくある質問
Q直流地絡の表示は、パワコンの故障という意味ですか?
Aオムロンの公式FAQは、太陽光パネル側の機器の絶縁抵抗が低下していることが原因と説明しています。配線や絶縁抵抗が正常な場合に、パワコンの故障の可能性があるとしています。
Q表示が出たら、自分で再起動してよいですか?
Aオムロンの公式FAQには、処置として運転スイッチをオフにして再度オンにする操作が書かれていますが、同じFAQの冒頭は調査と処置を電気工事士の資格を有する方が行うよう注意しています。三菱電機の据付工事説明書には、待機中の表示は一定時間後に自動で再起動するとありますが、所有者が手動で再起動してよいかは、確認できた範囲では記載がありませんでした。お使いの機種の取扱説明書を確認してください。
Q絶縁抵抗は自分で測れますか?
Aオムロンの公式FAQは、配線や絶縁抵抗の確認は電気工事士の資格を有する方が行い、経験や専門の知識がない方は作業を行わないよう注意しています。測定は工事店など専門業者の作業と考えてください。
Q異臭や煙があるときはどうしますか?
A三菱電機の取扱説明書は、異臭や発煙があった場合、ただちに運転切換スイッチを停止にし、分電盤の太陽光発電用ブレーカをOFFにして、購入した販売店へ連絡するよう案内しています。
表示の意味と処置は機種により異なります。本記事は2社の公開資料の記載の整理であり、診断や修理の手順を示すものではありません。配線や絶縁抵抗の確認は、施工した電気工事店・メーカーへ相談してください。