影の影響は、影の濃さ・位置・時間・パネル上に物体が残るかで異なります。発電量の低下だけを見て原因を断定せず、同じ季節・天候・時刻の記録と比べます。

薄い影と不透明な物体は影響が違う

状態JPEAの説明確認方法
建物・樹木・電柱などの薄い影発電量は低下するが散乱光である程度発電季節・時刻ごとの影の位置を記録
落ち葉など不透明な物体物体の陰以上に発電量が低下する場合地上から目視し、継続時は点検相談

長期遮光とホットスポット

JPEAは、不透明な物体が長期間貼り付いた状態では、遮光された部分のセルが高温になり特性が低下する「ホットスポット現象」が発生する場合があると説明しています。通常はモジュール内部のバイパスダイオードで回避する方策が採られていますが、異常を放置してよいという意味ではありません。

出典:JPEA「陰の影響はありますか?」

発電記録から確認する順番

  1. 同じ月の過去年や前週と発電量を比べる
  2. 天候と日照時間の違いを確認する
  3. 影が生じる時刻と発電低下の時刻を照合する
  4. 落ち葉・鳥のふん・新しい建物や樹木の変化を地上から確認する
  5. 異常表示や低下が続けば点検を相談する

汚れと清掃はパネル清掃のガイド、火災などの異常兆候は事故・火災リスクで確認できます。発電量を変えた場合の比較には卒FIT比較シミュレーターも利用できます。

よくある質問

Q薄い影でも発電は止まりますか?

AJPEAは、山・建物・樹木・電柱などの薄い影では発電量が低下する一方、周囲からの散乱光によりある程度発電すると説明しています。

Q落ち葉を放置するとどうなりますか?

A不透明な物体が貼り付くと、遮光範囲から単純に想定する以上に発電量が低下し、長期間続けば遮光部分のセルが高温になるホットスポットが発生する場合があります。

Q自分で屋根に上って落ち葉を取ってよいですか?

A転落や設備損傷のおそれがあるため、屋根に上る対応は避け、発電モニターの記録と地上から見える状況を伝えて点検を相談してください。

本記事は一般的な情報提供です。発電低下の原因や点検・交換の要否を遠隔で断定するものではありません。屋根に上る作業や電気設備への接触は避け、異常が疑われる場合はメーカーまたは点検を担当する事業者へ相談してください。