太陽光発電協会(JPEA)によれば、ごみやほこりの付着による発電量の低下は数%程度で、都市部の平均的な汚れによる出力低下は約5%以下とされています。日本では定期的な降雨と風により自然に洗い流され、ほぼ元の能力に回復するとされているため、一般的な住宅地では日常的な清掃はほぼ不要です。

出典:太陽光発電協会(JPEA)「太陽電池モジュールの汚れによる発電量への影響はありますか?」

清掃が不要とされる理由

JPEAの説明では、住宅地の汚れは雨・風による自然な洗浄効果でほぼ元に戻るため、わざわざ人の手で清掃する必要性は低いとされています。さらに、屋根に登っての清掃は転落等の危険をともなうため、安全面からも推奨されていません。発電量の低下が気になる場合でも、自分で屋根に登って作業するのではなく、施工業者に相談することが基本です。

清掃の検討が必要になりうる例外

清掃の要否を考える目安
設置環境清掃の必要性
一般的な住宅地降雨で自然に洗浄されるため、日常的な清掃はほぼ不要
交通量の多い道路に隣接油性の浮遊物が付着し、降雨だけでは流されない場合がある。清掃の検討余地あり

特殊な環境に設置している場合は、清掃の要否や方法を自己判断せず、施工業者・メーカーに相談してください。当サイトは特定の施工業者・清掃業者を推奨しません。なお、「点検の結果、洗浄・コーティングが必要」と訪問販売で高額契約を迫られる相談も報告されています。手口と対処法は太陽光・蓄電池の訪問販売トラブルに注意で確認できます。

発電量が下がったと感じたら

汚れによる影響は数%程度とされているため、それ以上の大きな発電量の低下は、他の原因(パワーコンディショナの不具合、配線劣化、周辺の樹木の生長による影など)を疑う必要があります。パワーコンディショナの耐用年数についてはこちらで確認できます。実際の発電量と使用量をもとにした試算は、当サイトの卒FIT後の比較シミュレーターで行えます。

よくある質問

Q太陽光パネルの汚れは自分で掃除した方がいいですか?

A一般的な住宅地では、日本の降雨によって汚れが自然に洗い流されるため、日常的な清掃はほぼ不要とされています。屋根に登っての清掃は転落等の危険があるため推奨されません。発電量の低下が気になる場合は、施工業者やメーカーに相談してください。

Q発電量が下がったのは汚れが原因ですか?他の原因もありますか?

A汚れによる影響は都市部平均で5%以下程度とされ、大きな低下要因にはなりにくいとされています。発電量が大きく下がった場合は、パワーコンディショナの不具合、配線の劣化、周辺の樹木の生長による影が原因である可能性もあるため、施工業者に点検を依頼することをおすすめします。

Q交通量の多い道路の近くに設置している場合は注意が必要ですか?

A交通量の多い道路に隣接する等、油性の浮遊物が付着しやすい環境では、降雨だけでは汚れが流されない場合があるとされています。設置環境によっては清掃の要否を施工業者に相談することを検討してください。

本記事は一般的な情報提供です。設置環境ごとの判断は施工業者・メーカーに個別に確認してください。屋根に登る作業は危険がともなうため推奨しません。特定の施工業者・製品を推奨するものではなく、電気工事の設計・実施、個別の投資・税務助言は行いません。