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太陽光発電・蓄電池の事故データは別記事で整理していますが、自宅の設備が今リコール・無償点検の対象になっていないかは、メーカーからの案内を待つだけでなく、公式窓口で自分から検索して確認できます。本記事では、その確認方法を整理します。
ニチコン蓄電池のリコール(無料交換)を探している場合の要点です。対象は2016年9月〜2021年6月出荷の単機能蓄電システム(蓄電池容量11.1kWh)のうち、ESS-U2M1・ESS-U2M2・ESS-U2MS・ESS-U4M1の一部です。
型式は保証書・工事説明書・本体の銘板で確認し、連絡先が登録されていない場合はニチコンの無料交換連絡窓口(0120-215-072、9時〜17時、土日祝・同社休日を除く)へ連絡します。詳しくはニチコン蓄電池の無料交換(リコール)の対象型式の節で説明しています。
消費者庁は過去に「パワーコンディショナ(太陽光発電システム用)」の重大製品事故を複数回にわたり公表しています。個別の事故内容・原因の解説は太陽光発電の火災リスクを点検にまとめているため、本記事では確認の手順に絞って解説します。
NITE SAFE-Liteで検索する
製品評価技術基盤機構(NITE)は、2024年4月に「事故情報検索」と「リコール情報検索」を統合し、「NITE SAFE-Lite」という1つの検索窓口にまとめました。メーカー名・製品名やフリーワード(日常的な言葉)で検索でき、型式番号が分からなくても利用できます。
型式番号が分かる場合は、保証書・工事説明書・機器本体の銘板に記載されているものを使うと、より絞り込んだ検索がしやすくなります。
出典:製品評価技術基盤機構(NITE)「NITE SAFE-Lite」案内、NITE SAFE-Lite(検索窓口)
ニチコン蓄電池の無料交換(リコール)の対象型式
蓄電池メーカーのニチコンは、2016年9月から2021年6月までに出荷した家庭用蓄電システムのうち、ESS-U2M1・ESS-U2M2・ESS-U2MS・ESS-U4M1(蓄電池容量11.1kWh)の一部でごく稀に発煙する可能性があるとして、蓄電池の無料交換を告知しています。対象製品を所有していて連絡先情報が登録されていない場合は、ニチコン家庭用蓄電システム蓄電池無料交換連絡窓口(0120-215-072、9時〜17時、土日祝・同社休日を除く)へ確認できます。自宅の型式番号は保証書・工事説明書・機器本体の銘板で確認できます。
出典:ニチコン株式会社「家庭用蓄電システム 蓄電池無料交換のお知らせ」
ニチコンT3シリーズの電池点検とソフトウェア更新
ニチコンは2026年9月24日付で、2023年8月から2024年4月までに出荷したトライブリッド蓄電システム(T3シリーズ)の電池搭載モデルの一部について、内蔵電池に製造上の問題があり、ごく稀に発煙・発火するおそれがあるとして、電池の無料点検を告知しています。保証書に載っている蓄電池ユニット(増設している場合は増設電池ユニット)のシリアル番号の先頭2桁がLE・LF・LG・LH・LI・LJ・LK・LL・MA・MB・MC・MDのいずれかである個体の一部が対象で、該当するかどうかは公式の判定ページで確認できます。ESS-T3S1・ESS-T3M1・ESS-T3L1・ESS-T3X1などのシステム型番のほか、ES-T3S1などの蓄電池ユニット型番も対象に挙がっており、全型番は公式のお知らせで確認できます。
購入時に提供した連絡先をもとに点検の案内が届き、電話で日程を調整して訪問点検を受ける流れです。問い合わせ窓口は、T3電池点検窓口(0800-123-3993、9時〜17時、年末年始を除く)です。
出典:ニチコン株式会社「トライブリッド蓄電システム(T3シリーズ) 電池部の点検のお知らせ」
同じ日付で、ニチコンは見守り精度の向上を目的とした家庭用蓄電システムのソフトウェア更新も告知しています。対象はT3シリーズの蓄電池搭載モデルで、ネットワークに接続している場合は2026年9月中旬以降に順次自動で更新され、利用者の操作は要りません。
接続していない場合は、ニチコンの担当から電話で訪問日時の相談があります。更新中は蓄電システムの運転が一時的に止まりますが、家庭の電力は止まらないと案内されており、更新時に蓄電池の診断も行われます。
出典:ニチコン株式会社「家庭用蓄電システム 蓄電池ソフトウェア更新のお知らせ」
消費者庁の窓口もあわせて確認する
消費者庁は「リコール情報サイト」を運営していますが、本記事の確認時点では、食料品・家電製品など10カテゴリ構成で、太陽光発電・蓄電池専用のカテゴリはありません。そのため、太陽光発電・蓄電池関連の確認はNITE SAFE-Liteが主な窓口になります。
これとは別に、消費者庁は消費生活用製品安全法にもとづき「重大製品事故」を個別に公表しており、パワーコンディショナ(太陽光発電システム用)を含む事故が過去に複数回公表されています。個別の型式が対象になっていないかまでは本記事の確認範囲では特定できませんでした。気になる場合は公式ページで直接確認してください。
出典:NITE「製品事故情報・リコール情報」、消費者庁「リコール情報サイト」、消費者庁「消費生活用製品の重大製品事故:パワーコンディショナ(太陽光発電システム用)で火災等」公表例
リコール・無償点検の対象だった場合
対象製品が見つかった場合は、自己判断で分解・作業をせず、設置を依頼した販売店・施工店、またはメーカーの窓口に連絡してください。型式番号・購入時期・設置場所を伝えられるように準備しておくと手続きがスムーズです。
異常を感じた場合の日常のチェックポイントは太陽光発電の火災リスクを点検、パワーコンディショナの経年劣化による交換時期の目安は別記事で確認できます。保証書の読み方や確認する項目は、「太陽光発電の保証はどこを見る?」で解説しています。
無償点検・修理の対象外だった場合に見込む交換費用を含めた年間収支は、当サイトの卒FIT後の比較シミュレーターで試算できます。
実際に事故や異常が起きたときの連絡先(消費者ホットライン188など)は、事故や異常が起きたときの連絡先にまとめています。蓄電池を購入する前の表示の確認は蓄電池・ポータブル電源のPSEマークを参照してください。
よくある質問
Qニチコン蓄電池の無料交換(リコール)の対象はどの型式ですか?
Aニチコンは、2016年9月から2021年6月までに出荷した家庭用蓄電システムのうち、ESS-U2M1・ESS-U2M2・ESS-U2MS・ESS-U4M1(蓄電池容量11.1kWh)の一部を蓄電池の無料交換の対象として告知しています。対象製品を所有していて連絡先情報が登録されていない場合は、ニチコン家庭用蓄電システム蓄電池無料交換連絡窓口(0120-215-072)へ確認できます。型式番号は保証書・工事説明書・機器本体の銘板で確認できます。
Qニチコンのトライブリッド蓄電システム(T3シリーズ)の電池点検は、対象かどうかをどう確認しますか?
Aニチコンは2026年9月24日付で、2023年8月から2024年4月までに出荷したT3シリーズの電池搭載モデルの一部を電池の無料点検の対象として告知しています。保証書の蓄電池ユニットのシリアル番号の先頭2桁がLE・LF・LG・LH・LI・LJ・LK・LL・MA・MB・MC・MDのいずれかである個体の一部が対象とされ、増設電池ユニットのシリアル番号も同様に見ます。窓口はT3電池点検窓口(0800-123-3993)です。最終的な対象の判定は、ニチコンのお知らせの判定ページで行ってください。
Q型式番号が分からないと検索できませんか?
ANITE SAFE-Liteはメーカー名・製品名・フリーワードでも検索できます。型式番号が分かればより絞り込みやすくなりますが、必須ではありません。型式番号は保証書・工事説明書・機器本体の銘板に記載されています。
Qリコール・無償点検の対象だと分かったらどうすればいいですか?
A自己判断で作業や分解をせず、まず設置を依頼した販売店・施工店、またはメーカーの窓口に連絡してください。対象製品の型式番号・購入時期・設置場所を伝えられるよう準備しておくとスムーズです。
Qどのくらいの頻度で確認すればいいですか?
A本記事の確認時点で、確認頻度についての公式な推奨は見当たりませんでした。NITEが推奨する定期点検(設置後1年目、その後は住宅用で4年に1度)のタイミングにあわせて確認する、または気になったときに随時検索する方法があります。
蓄電池の記事は蓄電池の記事一覧(選び方・設置の手続き・運転・安全・補助金別)から目的別に探せます。
本記事はNITE・消費者庁の公表情報にもとづく一般的な情報提供です。リコール・無償点検の対象かどうかの最終確認は、各公式窓口・販売店・メーカーに直接お問い合わせください。特定の施工業者・メーカーを推奨するものではなく、電気工事の設計・実施、個別の投資・税務助言は行いません。