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確認した仕様表では、蓄電池ユニットは1台あたり約64kgから約115kg、パワーコンディショナは20kgから30kg前後でした。1台で大人1人以上の重さがあるため、設置場所や搬入の条件は、機種を決める段階で見ておく項目です。
蓄電池ユニットの質量と寸法
各社の公式の仕様表から、蓄電池ユニット(電池部分)の質量・寸法・設置場所を抜き出しました。値は表の機種のもので、同じメーカーの他の機種とは異なります。
| メーカー | 機種 | 寸法 | 質量 | 設置場所 |
|---|---|---|---|---|
| ニチコン | ESS-U5M1(7.7kWh) | 幅458×高さ608×奥行268 | 73kg | 屋外専用 |
| ニチコン | ESS-U5L1(9.7kWh) | 幅458×高さ700×奥行268 | 87kg | 屋外専用 |
| 京セラ | Enerezza 蓄電池ユニット LBS-0550(1台あたり5.5kWh) | 幅485×高さ562×奥行280 | 約64kg | 屋内外(重塩害地域と−20℃以下の寒冷地は屋内のみ) |
| シャープ | JH-WB1503(公称9.6kWh) | 幅650×奥行360×高さ705(突起物を含む) | メイン約115kg/サブ約110kg | 屋外用 |
京セラは蓄電池ユニットの搭載台数がシステムの型式で変わり、EGS-LM0550が1台、LM1100が2台、LM1650が3台です。表の約64kgは1台あたりの値です。
シャープは、質量が「メイン」と「サブ」で分かれて書かれています。寸法は1組の記載で、メインとサブの区別は仕様表からは読み取れません。
出典:ニチコン「単機能蓄電システム ESS-U5シリーズ」、京セラ「Enerezza 単機能型蓄電システム 仕様表」、シャープ「JH-WB1503 仕様(システム代表品番一覧表)」
パワーコンディショナの質量と寸法
パワーコンディショナは蓄電池ユニットより軽く、表の4機種では20kgから約30kgです。取付板や取付金具を含むかどうかが、メーカーごとに違います。
| メーカー | 機種 | 寸法 | 質量 | 設置場所 |
|---|---|---|---|---|
| パナソニック | パワーステーションS+(本体・5.5kW)LJRC41/LJRC42 | 幅706×高さ407×奥行214(取付板を含む奥行216) | 約26kg(取付板・保護ガード(上)含む約30kg) | 屋側・屋外 |
| ニチコン | ESS-U5M1/U5L1のパワーコンディショナ | 幅444×高さ530×奥行192(取付金具・突起部含まず) | 20kg(取付金具含まず) | 屋外 |
| 京セラ | Enerezza パワーコンディショナ SBS-300(3.0kW) | 幅495×高さ554×奥行197(取付板を含む) | 約30kg(取付板を含む) | 屋外または屋内(重塩害地域と−20℃以下の寒冷地は屋内のみ) |
| シャープ | ハイブリッドパワコン JH-55GM3P(5.5kW) | 幅666×奥行201×高さ429(取り付け金具を含む) | 29kg(取り付け金具を含む) | 屋外 |
ニチコンの20kgは取付金具を含まない値で、京セラの約30kgとシャープの29kgは取付板・取付金具を含む値です。数字だけを並べると、含むものが違う値同士を比べることになります。
出典:パナソニック「創蓄連携システムS+ パワーステーションS+(本体)商品仕様書」(2021年9月6日発行)、ニチコン「ESS-U5シリーズ」、京セラ「Enerezza 仕様表」、シャープ「JH-WB1503 仕様」
寸法の並び順と、含むものの違いに注意する
ニチコンと京セラは幅×高さ×奥行、シャープは幅×奥行×高さで寸法を書いています。シャープの705は高さ、360は奥行です。
ニチコンの寸法は突起部を含まない値で、シャープの蓄電池の寸法は突起物を含む値です。同じ「寸法」でも、含むものが違えば数値は違います。
設置場所は屋内外・屋外専用で異なる
ニチコンESS-U5は蓄電池ユニットもパワーコンディショナも屋外の設置条件で、蓄電池ユニットは屋外専用、標高2,000m以下、重塩害非対応と書かれています。京セラは屋内外設置で、重塩害地域と−20℃以下の寒冷地は屋内のみです。
シャープの蓄電池は屋外用です。屋内か屋外かの違いは、置ける場所そのものを決めるため、質量より先に確認する項目です。
見積もり前に確認すること
- 蓄電池ユニットの台数(容量を増やすと台数が増える機種がある)。
- 寸法・質量が、取付板・金具・突起部を含むか。
- 置きたい場所が、その機種の設置場所(屋内・屋外・屋外専用)に当てはまるか。
置き場所の床や基礎の強さ、搬入経路は、現地の状況で変わるため、販売施工店に現地調査で確認してもらいます。
設置場所の温度範囲や周囲の離隔距離は蓄電池本体の設置環境、パワーコンディショナの運転音はメーカー4社の運転音の比較、容量の考え方は蓄電池の容量の選び方で整理しています。
蓄電池を足すかどうかは、卒FIT後の3つの選択肢の1つです。費用や収支の前提は卒FIT後の比較シミュレーターで入れて確認できます。
まとめ
- 蓄電池ユニットは1台あたり約64kg(京セラ)から約115kg(シャープのメイン)。ニチコンは73kgと87kg。
- パワーコンディショナは20kg(ニチコン、取付金具除く)から約30kg(京セラ、取付板含む)。
- 寸法の並び順(幅×高さ×奥行か幅×奥行×高さか)と、含むものがメーカーごとに違う。
- 設置場所は屋内外・屋外専用で異なり、重塩害地域や寒冷地の条件がある機種もある。
よくある質問
Q家庭用蓄電池の蓄電池ユニットは1台何kgですか?
A今回確認した仕様表では、京セラEnerezzaの蓄電池ユニットが約64kg、ニチコンESS-U5が73kg(7.7kWhのタイプM)と87kg(9.7kWhのタイプL)、シャープJH-WB1503が約115kg(メイン)と約110kg(サブ)でした。機種や容量で大きく変わります。
Q仕様表の寸法はどの順番で読めばよいですか?
Aメーカーによって「幅×高さ×奥行」と「幅×奥行×高さ」で並び順が違います。ニチコンと京セラは幅×高さ×奥行(W×H×D)、シャープは幅×奥行×高さと明記されています。
Q屋内に置ける蓄電池と屋外専用の蓄電池はどう見分けますか?
A仕様表の「設置場所」の欄で確認できます。ニチコンESS-U5の蓄電池ユニットは屋外専用、京セラEnerezzaは屋内外設置(重塩害地域と−20℃以下の寒冷地は屋内のみ)、シャープJH-WB1503は屋外用と書かれています。
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本記事は一般的な情報提供で、各社の仕様表の記載を引用したものです。質量・寸法・設置条件は機種・発行時期によって異なるため、実際の選定前にメーカーの最新の仕様表と、販売施工店の現地調査で確認してください。個別の投資・税務助言、電気工事の設計・実施は行いません。
特定の事業者・製品を推奨するものではありません。