流山市の令和8年度の蓄電池補助は2本あり、すでに太陽光がある卒FITの家は、通常の制度(7万円+上乗せ5万円)が基本の窓口です。
この記事は、流山市で蓄電池の設置を考えている人が、2つの制度の違いと申請の条件を確かめるためのものです。もう1本の「加速化事業」は工事費の3分の1と金額が大きい一方、蓄電池は「この補助金で設置する太陽光発電設備の付帯設備」であることが要件です。市の文面からは、既設の太陽光に蓄電池だけを足す場合に使えるかは読み取れないため、環境政策課に確かめる必要があります。
出典:流山市「流山市住宅用省エネルギー設備等脱炭素化促進事業補助金」(2026年8月1日更新)、同「定置用リチウムイオン蓄電システム」(2026年7月21日更新)(2026-10-25確認)
2つの制度を並べると
| 項目 | 住宅用省エネルギー設備等脱炭素化促進事業補助金 | 地域脱炭素重点対策加速化事業費補助金 |
|---|---|---|
| 蓄電池の補助額 | 7万円。太陽光発電設備がある住宅は5万円を上乗せ(1住宅1回) | 税抜総額の3分の1。1kWhあたり14万1千円を超える分は対象外で、上限37万6千円 |
| 太陽光の条件 | 上乗せ5万円の条件。7万円の本体は太陽光なしでも対象 | 蓄電池は、この補助金で設置する自家消費型太陽光発電設備の付帯設備であること |
| 対象の工事 | 令和8年4月1日以降に着工し、同じ年度内に設置を完了 | 事業完了日が令和8年4月1日〜令和9年2月26日 |
| 申請期間 | 令和8年7月21日〜令和9年3月31日 | 提出期限は令和9年2月26日(必着) |
| 購入先 | 市内事業者から購入して設置 | 市内事業者から購入 |
どちらも、予算額が上限に達した場合は申請期間内でも受付を終了します。申請は環境政策課の窓口か郵送で、郵送は期限内必着です。
出典:流山市「流山市地域脱炭素重点対策加速化事業費補助金」(2026年9月14日更新)(2026-10-25確認)
通常の制度:7万円と上乗せ5万円の条件
- 補助額は、購入費と工事費から消費税・地方消費税と、他制度の補助金の確定額を引いた額が7万円を下回るときは、その額(千円未満切り捨て)。
- 対象機器は、環境共創イニシアチブ(SII)に、令和6年度以降の補助事業で登録されている未使用品。
- 申請者は、自分が住む市内の住宅に設置し、申請日に流山市に住民登録があって市税の滞納がないこと。
- 上乗せ5万円は、太陽光発電設備と蓄電池の併設に係る上乗せをまだ受けていない住宅で、1住宅につき1回だけ。
上乗せだけを後から単独で申請することはできません。太陽光と蓄電池の両方を同時に申請しても、上乗せは設備ごとの5万円ずつではなく、1回の5万円です。補助は設備ごとに1住宅1回で、過去に受けた設備の交換や増設は、蓄電池なら6年の処分制限期間を過ぎていれば対象になる場合があります。
出典:流山市「定置用リチウムイオン蓄電システム」(2026年7月21日更新)(2026-10-25確認)
加速化事業:蓄電池の主な要件
- 容量が20kWh以下で、蓄電池部と電力変換装置などで構成されるシステムであること。
- メーカー保証とサイクル試験による性能の両方が10年以上で、JIS規格の安全基準を満たすこと。
- 容量が10kWh未満のものは、「蓄電システムの震災対策基準」の製品審査に合格していること。
- 本補助金で設置する自家消費型太陽光発電設備の付帯設備であること。
加速化事業の太陽光側の要件には「FIT(固定価格買取制度)の認定を受けていないこと」とあり、同じ補助金で太陽光を新設する事業が前提の書き方です。既設の太陽光に蓄電池だけを足す人は、先に環境政策課へ問い合わせます。
加速化事業は、国の交付金を財源にしています。財源の一部または全部が国の補助金である他の制度とは原則併用できませんが、市の住宅用省エネルギー設備等の補助金とは、要件を満たせば併用できると書かれています。
蓄電池を検討するときの確認点
すでに太陽光がある家への追加は後付けの条件の記事、容量の決め方は容量の選び方の記事で読めます。国・県・市の補助の比べ方は国・都道府県・市の補助の比較にあります。千葉県内の例は柏市や習志野市の記事で見られます。家庭の条件での収支は卒FITシミュレーターで試せます。
市のページには、「流山市から委託を受けている」とかたって訪問販売で契約を迫る業者への注意があります。市は特定の業者に営業や販売を委託していないとしています。
よくある質問
Q流山市の蓄電池補助はいくらですか?
A市の「住宅用省エネルギー設備等脱炭素化促進事業補助金」では、定置用リチウムイオン蓄電システムが7万円です。購入費と工事費から消費税と他制度の補助金を引いた額が7万円を下回るときは、その額になります。蓄電池を設置した住宅に太陽光発電設備がある場合は、1住宅につき1回、5万円が上乗せされます。
Q太陽光がすでにある家でも上乗せの5万円は受けられますか?
A受けられる可能性があります。市のページは、蓄電池の交付申請時に、設置した住宅に太陽光発電設備があることを条件にしています。すでに設置している場合は、売電明細の写しや保証書の写し、パネルが写った住宅の全景写真などで示します。
Q工事の前に申請が必要ですか?
A市の案内では、令和8年4月1日以降に着工し、同じ年度内に設置を終えた設備が対象で、申請書類には事業結果報告書と領収書の写しが入ります。設置後に申請する形です。ただし受付は書類に不備がないと市が確認した時点なので、書類をそろえてから出します。
Q2つの制度の両方に申請できますか?
A加速化事業のページは、市の住宅用省エネルギー設備等の補助金とは要件を満たせば併用できると書いています。一方で、国の財源を使う他の補助金は原則併用できません。市の7万円の制度も、他の補助金を受けた額を経費から差し引く決まりです。実際の組み合わせは、申請前に環境政策課へ確認します。
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本記事は一般的な情報提供で、補助の可否・金額を保証するものではありません。制度は予算・要綱の改定で変わるため、申し込み前に流山市の最新の案内で確認してください。次回の再確認は2026年12月を予定しています。特定の施工業者・製品を推奨するものではなく、電気工事の設計・実施には関与しません。