目次

最初に銘板・取扱説明書で屋内用か屋外用かを確認し、設置場所を同じ基準で判断しないようにします。所有者が確認するのは安全に見える外観・周囲・表示までとし、本体を開けません。

屋内用と屋外用で確認点が違う

JPEAは、屋外用パワーコンディショナは直射日光を避け、雨露がかからない場所へ、屋内用は高温・多湿を避けて設置するよう案内しています。点検スペースは施工マニュアル等に記載されるため、型式ごとの必要寸法を事業者へ確認します。

出典:JPEA「パワーコンディショナの設置場所はどこが良いのですか」

設置に必要な周囲のスペース

パワーコンディショナは運転中に発熱するため、周囲に放熱・通風のための空間が必要です。前面には点検・メンテナンス作業のためのスペースも必要とされています。

具体的な離隔距離(前後左右・上下)はメーカー・機種ごとに施工マニュアルで定められ、共通の数値はないため、機種ごとの取扱説明書で確認します。所有者側では、周囲に物を置いていないか、雑草やごみで通風口がふさがれていないかを目視で確認します。

出典:オムロン「パワーコンディショナの設置にはどのくらいのスペースが必要ですか?」

屋内専用のパワーコンディショナは、脱衣所の浴室扉の上部や、洗面所・キッチンなど水蒸気や油煙が直接あたる場所への設置で事故・故障につながる場合があると案内されています。設置場所の湿度・温度が上がりすぎないよう、通気・換気も必要です。

出典:JEMA「住宅用太陽光発電システム-パワーコンディショナ設置場所のご注意-」

安全に見られる5項目

確認項目記録すること行わないこと
機器区分メーカー・型式、屋内用/屋外用銘板を外す
周辺環境日射、雨露、高温多湿の状況覆いを自作する
点検空間前面・側面を塞ぐ物の有無機器を移動する
表示エラーコード、発生日時分解・配線接触
異常兆候異音、異臭、変色、破損自己修理・使用継続判断

NITEは、太陽光発電設備のパワーコンディショナ等を長期間使用すると、内部電子部品の劣化によって事故発生率が高まる可能性を説明し、外観、異音・異臭等の確認と異常時の相談を案内しています。設置年数だけで交換を決めず、異常兆候と型式を記録して専門点検へ渡します。

出典:NITE「太陽光発電設備の事故」

相談メモを4行で作る

  1. 01

    機器

    メーカー、型式、設置年、屋内用・屋外用を記録します。

  2. 02

    場所

    屋内外、日射・雨露・湿気、周囲を塞ぐ物を記録します。

  3. 03

    症状

    表示コード、停止時刻、音・におい・外観変化を記録します。

  4. 04

    依頼

    点検、修理、移設、交換のどこまで見積もるか相談します。

交換時期と費用はパワコン交換の判断、設備全体の役割は太陽光システムの機器構成、エラーに伴う発電低下は発電量低下の切り分けで確認できます。更新費を含む収支は卒FIT後の比較シミュレーターで比較できます。

晴れた日の昼に売電量が減る場合は電圧上昇抑制の仕組みと相談先も確認できます。蓄電池ユニット本体の設置環境(温度範囲・周辺条件)はパワコンとは異なる場合があり、蓄電池本体の設置環境が寿命・保証に与える影響で解説しています。蓄電池側のパワコンの運転音はメーカー4社の仕様比較にあります。

よくある質問

Q屋外用パワコンなら雨が当たっても大丈夫ですか?

AJPEAは、屋外用でも直射日光を避け、雨露がかからない場所への設置を案内しています。実際の設置は専門事業者へ確認してください。

Q屋内用はどこを確認しますか?

AJPEAは高温・多湿環境を避けるよう案内しています。周囲を塞がず、施工マニュアルに記載された点検スペースが確保されているか相談します。

Q本体を開けてほこりを掃除できますか?

A行わないでください。外観・表示・音・においを安全な位置から確認し、本体を開けたり配線へ触れたりせず、メーカー・販売施工事業者へ相談します。

Q異音や異臭があっても発電していれば使えますか?

A自己判断で使用を続けないでください。触れずに発生時刻、表示、音・においの状況を記録し、販売施工事業者やメーカーへ速やかに連絡します。

設置可否、点検スペース、修理・移設・交換は製品と現場条件で異なります。本体を開けたり配線へ触れたりせず、専門事業者へ依頼してください。

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