目次

住宅用太陽光発電はパネルだけでなく、固定する架台、直流を交流へ変えるパワーコンディショナ、構成により集電箱などで成り立ちます。パネル以外にも複数の構成機器があります。

主な機器と役割

機器役割
太陽電池モジュール光を受けて直流電力を発生
架台・基礎モジュールを屋根等へ固定
パワーコンディショナ直流電力を交流電力へ変換
集電箱モジュール側からの電力を集める場合に使用

出典:JPEA「どんな機器を設置するのですか?」

回路構成の流れと接続箱・集電箱の違い

住宅用では、太陽電池モジュールの直流電力が接続箱、パワーコンディショナ、住宅用分電盤の順につながる構成が一般的です。パナソニックが公開する受電設備構成(単線結線図)の様式でも、太陽電池モジュール、接続箱(または昇圧回路付接続箱)、パワーコンディショナ、太陽光発電システム対応住宅用分電盤が順に示されています。

順番機器電気の種類役割
1太陽電池モジュール直流光を受けて発電
2接続箱(昇圧回路付の場合あり)直流モジュールからの電線を1本に集約してパワコンへ送る
3パワーコンディショナ直流から交流へ直流電力を商用電源と同じ交流電力に変換
4住宅用分電盤交流家庭内の回路へ分け、電力系統とつなぐ

NITE(製品評価技術基盤機構)は接続箱を「モジュールからの直流電力の電線を1本に集約し、パワーコンディショナに送電する装置」と説明しています。一方、JPEAの「集電箱」は「モジュールからの電力を集めるための」機器で、取り付ける場合もあるとされています。住宅では電力を集める箱が接続箱と呼ばれることが多く、集電箱という名称は資料や製品によって指す範囲が異なります。

どちらの箱が付くか、昇圧回路の有無、分電盤への接続方法(連系ブレーカ内蔵か主幹の一次側か)は製品と住宅で異なるため、お手元の施工資料や結線図で確認してください。

出典:NITE「太陽光発電設備の事故」資料、パナソニック「受電設備構成(太陽光発電システム単線結線図)」

パワコンの設置環境

JPEAは、屋外用では直射日光と雨露を避け、屋内用では高温・多湿を避けるよう案内しています。点検スペースは施工マニュアル等に記載されています。設置場所と必要な点検スペースは、使用する機器の施工マニュアルで確認します。

出典:JPEA「パワーコンディショナの設置場所はどこが良いのですか?」

構成は設備ごとに確認する

ここまでは現行のシリコン系パネルの機器です。次世代のペロブスカイト太陽電池の住宅向けの現状は別の記事にまとめています。

JPEAは、架台を設置するための基礎や、モジュールからの電力を集める集電箱について「場合によって」設置すると説明しています。すべての住宅が同じ機器構成とは限りません。

既設パワコン周辺の安全な記録方法は設置環境の5項目、交換時期は交換時期のガイド、パネル交換は保証・補助金・FITの確認順で整理しています。収支比較には卒FIT比較シミュレーターを利用できます。

パワーコンディショナの入力容量より大きいパネルを接続する「過積載」という構成もあります。

設備の固定資産税区分は課税区分の確認で整理しています。

パネルを増やす「増設」を検討する場合の届出は卒FIT後の増設と届出で整理しています。

屋外の配線や地上設置機器を管理する場合はケーブル盗難の防犯対策と被害時の対応も確認してください。

海岸近くなど塩分の影響を受けやすい環境については「海岸近くの設置と塩分影響」、機器ごとの保守点検の内容については「保守点検で確認する内容」で整理しています。

機器を取り外す場合、廃棄・処分の相談先はパネルの廃棄・処分方法、パネルを構成する素材はパネルの素材と処分時の確認項目で確認できます。枚数や出力を減らす一部撤去(減設)の届出は減設時の届出で整理しています。

よくある質問

Q太陽光パネルだけで家庭用電気として使えますか?

Aパネルが作る直流電力を家庭で使う交流電力へ変換するパワーコンディショナなどが必要です。

Q集電箱は必ず設置されますか?

AJPEAは、モジュールからの電力を集める集電箱を取り付ける場合もあると説明しています。構成はシステムごとに確認してください。

Qパワコンはどこに設置しますか?

A屋外用は直射日光と雨露を避け、屋内用は高温・多湿を避けます。必要な点検スペースは施工マニュアル等で確認します。

よくある質問

Q太陽光パネルだけで家庭用電気として使えますか?

Aパネルが作る直流電力を家庭で使う交流電力へ変換するパワーコンディショナなどが必要です。

Q集電箱は必ず設置されますか?

AJPEAは、モジュールからの電力を集める集電箱を取り付ける場合もあると説明しています。構成はシステムごとに確認してください。

Qパワコンはどこに設置しますか?

A屋外用は直射日光と雨露を避け、屋内用は高温・多湿を避けます。必要な点検スペースは施工マニュアル等で確認します。

本記事は一般的な情報提供です。実際の機器構成、設置環境、点検空間は製品と建物で異なります。電気設備を開けたり触れたりせず、取扱説明書と施工マニュアルを確認し、点検・工事は適切な資格を持つ事業者へ相談してください。

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