尼崎市の補助は、太陽光発電設備と蓄電池を同時に導入する戸建て住宅が対象で、蓄電池は価格の3分の1以内(5kWhまで)です。太陽光のみ、蓄電池のみの設置は対象外です。FIT・FIPの認定を取らないことも条件なので、卒FITで売電中の家に蓄電池を足す使い方には向きません。
申請期間は2026年9月18日から12月1日(必着)ですが、2026年10月13日時点の予算残額は0円(審査中を含む)です。この制度は兵庫県の事業を使って市が実施しています。県内の全体像は兵庫県の蓄電池補助、すでに太陽光がある家向けの補助は加古川市の蓄電池補助で見られます。
出典:尼崎市「自家消費型住宅用太陽光発電設備等導入補助事業」(2026年10月15日更新)、兵庫県「令和8年度自家消費型住宅用太陽光発電設備等導入補助事業」(いずれも2026-10-22確認)
補助額と受付状況
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 蓄電池の補助額 | 蓄電池の価格(円/kWh)の3分の1以内。上限は14.1万円/kWhの3分の1、5kWhまで |
| 太陽光の補助額 | 7万円/kW(5kWまで)。パネルとパワコン出力の低い値(小数点以下切り捨て)で数える |
| 蓄電容量の数え方 | kWhの小数点第二位以下を切り捨て |
| 予算額(2026年10月13日時点) | 585万円(10件相当。県から増額の通知があり6件相当から増えた) |
| 予算残額(審査中を含む) | 0円(交付決定済み10件・514万9,000円、審査中2件・70万1,000円) |
| 申請期間 | 2026年9月18日〜12月1日(必着) |
蓄電池の上限は、14.1万円/kWhの3分の1にあたる4.7万円/kWhを5kWhまで数える考え方です。5kWhの蓄電池なら、上限は4.7万円×5kWhで23.5万円になります(上限の計算例であり、実際の額は価格と審査で決まります)。
受付は先着順で、予算の上限に達する日に届いた書類は抽選で受付順を決めます。先着順で決めた結果、予算残額が補助額より少なくなったときは、申請者の意向を確認したうえで、予算残額の範囲で交付します。
対象になる条件
- 対象の方:尼崎市内で自分が所有し居住する新築・既築の戸建て住宅に、自家消費型の太陽光と蓄電池を一体で導入する方です。
- 同時設置:太陽光と蓄電池を同時に設置するものに限ります。太陽光のみ、蓄電池のみは対象外です。
- FIT・FIP:太陽光はFIT制度・FIP制度の認定を取得しないことが条件です。発電量の30%以上は、その住宅の敷地内で自分で使います。
- 蓄電池:平常時に充放電を繰り返すもので、停電時だけの非常用予備電源は対象外です。1台あたり20kWh未満です。環境共創イニシアチブ(SII)に登録された蓄電システム(令和7年度または令和8年度)なら、仕様の要件を満たすとみなされます。
- 導入の形:中古品、PPA(事業者が設備を置いて電気を売る方式)、リースは対象外です。
- 他の補助:同じ設備で、国または尼崎市の補助金を受けていないことが条件です。県のページにも、同じ設備で他の国の補助と併用できないとあります。
- J-クレジット:法定耐用年数が終わるまで、この設備で減らせた温室効果ガスをJ-クレジット制度に登録しないことが求められます。
申請の順番と期限
申請は事前申請制です。契約の締結や工事の着手が申請より前だと、補助の対象外になります。価格の面では、複数の事業者から見積もりを取り、工事費込み・税抜きで1kWhあたり12.5万円以下の蓄電システムになるよう努めることも求められています。
- 申請期間(2026年9月18日〜12月1日、必着)に、必要書類をそろえて交付申請を出す。
- 実績報告は、事業完了の日から30日を過ぎる日か2026年12月28日のいずれか早い日までに出す(必着)。
- 補助金の請求書を2027年1月26日まで(必着)に出す。
余剰電力をFIT以外で売る場合は、申し込みから接続契約までに1〜2か月かかることがあり、市のページは10月中旬までの申請が必要な場合があるとしています。市のページは、期日までに実績報告の書類が出せないと補助金を交付できないと注意しています。
卒FITの家庭がこの制度で確かめる点
すでに太陽光がある家は、太陽光と蓄電池の同時設置が条件のため、蓄電池だけを足す使い方はできません。既設の太陽光を使い続けて蓄電池を足す家庭向けの補助は、加古川市のように、市ごとに条件が違います。後付けの一般的な条件は蓄電池を後付けする条件、国の補助の状況は蓄電池の国の補助金の現状で整理しています。
よくある質問
Qすでに太陽光がある家が、蓄電池だけで申し込めますか?
A申し込めません。市のページには、太陽光発電設備と蓄電池を同時に設置するもので、太陽光のみ、または蓄電池のみの設置は補助の対象外と書かれています。
QFITの認定を受けて売電する家でも対象ですか?
A対象外です。太陽光発電設備の要件に、FIT制度またはFIP制度の認定を取得しないことが入っています。あわせて、発電量の30%以上を自宅の敷地内で自分で使うことが求められます。
Qいまから申し込めますか?
A申請期間は2026年9月18日から12月1日(必着)ですが、2026年10月13日時点の予算残額は0円(審査中を含む)です。予算の上限に達する日に届いた書類は抽選で受付順を決めると市のページにあります。受付の可否は、申込前に市へ確認します。
Q契約してから申請しても対象になりますか?
Aなりません。申請は事前申請制で、すでに対象設備の契約を結んでいる場合や工事に着手している場合は、補助の対象外です。
Q予算が足りなくなったら、どうなりますか?
A市のページでは、先着順で補助を決めた結果、予算残額が補助額より少なくなった場合は、申請者の意向を確認したうえで、予算残額の範囲で交付するとされています。満額が出ないことがあります。
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本記事は一般的な情報提供で、補助の可否・金額を保証するものではありません。制度は予算・要綱の改定で変わるため、申込み前に尼崎市の最新ページで確認してください。特定の施工業者・製品を推奨するものではなく、電気工事の設計・実施には関与しません。