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1世帯あたりの年間の電気使用量は、全国平均が3,911kWhで、北陸が5,300kWhと最も多く、沖縄が3,578kWhと最も少なくなっています。環境省の令和5年度調査(2023年4月〜2024年3月)の値です。
蓄電池の容量や売電との比べ方を考えるとき、地方によって電気の使い方の水準が違います。ここでは10地方の数字を表で確認します。
10地方の年間使用量と月平均
月平均は、年間の使用量を12で割ってkWh単位に丸めた目安です。全国比は、各地方の年間使用量を全国平均3,911kWhで割った値です。
| 地方 | 年間使用量(kWh) | 月平均の目安(kWh) | 全国平均との比 |
|---|---|---|---|
| 北海道 | 3,747 | 約312 | 約0.96倍 |
| 東北 | 4,478 | 約373 | 約1.14倍 |
| 関東甲信 | 3,600 | 約300 | 約0.92倍 |
| 北陸 | 5,300 | 約442 | 約1.36倍 |
| 東海 | 3,956 | 約330 | 約1.01倍 |
| 近畿 | 3,769 | 約314 | 約0.96倍 |
| 中国 | 4,450 | 約371 | 約1.14倍 |
| 四国 | 4,572 | 約381 | 約1.17倍 |
| 九州 | 4,042 | 約337 | 約1.03倍 |
| 沖縄 | 3,578 | 約298 | 約0.91倍 |
| 全国 | 3,911 | 約326 | 1.00倍 |
出典:環境省「家庭でのエネルギー消費量について」(地方別世帯当たり年間電気消費量)、環境省「令和5年度 家庭部門のCO2排出実態統計調査 資料編(確報値)」図1-72
月平均と全国比は、環境省の年間の値から当サイトで計算した目安です。環境省が公表した値ではありません。
東北・中国・四国と北陸が全国平均より多い
全国平均を1割以上上回るのは、北陸(約1.36倍)、四国(約1.17倍)、東北と中国(各約1.14倍)の4地方です。北陸と全国平均の差は1,389kWhで、1か月あたり約116kWhに当たります。
一方、関東甲信(3,600kWh)と沖縄(3,578kWh)は全国平均より1割弱少なくなっています。北海道・近畿・東海・九州は、全国平均の前後4%以内です。
電気の量は、他のエネルギーとの使い分けで変わる
環境省は、地方によって気候などが異なり、よく使われるエネルギーの種類にも差があると説明しています。北海道は灯油が約5割、沖縄は電気が約7割を占めています。
電気の年間使用量が少ない地方でも、暖房に灯油やガスを使う分は表に入りません。電気だけの数字で、家全体のエネルギー使用量の大小は決まりません。
出典:環境省「家庭でのエネルギー消費量について」(地方別世帯当たり年間エネルギー種別消費量)
地方別の数字を試算に使うときの注意
- 表は世帯人数や住まいの違いを含む地方ごとの平均です。世帯人数による違いは世帯人数別の年間電気使用量で整理しています。
- 1年の中で使用量が多い月は月別の電気使用量の目安で確認できます。
- 環境省の表の電気の使用量には、太陽光発電などの自家発電による電気が含まれません(結果について(確報値)表1の注)。
- 戸建と集合住宅の違いは戸建と集合住宅の年間電気使用量で整理しています。
- kWhの単位に迷うときはkWとkWhの違いを確認します。
自宅の使用量と比べる手順
- 直近12か月分の検針票または契約先の会員サイトで、年間の使用量(kWh)を合計します。
- 住んでいる地方の欄の年間使用量と並べ、多いか少ないかを見ます。
- 差が大きいときは、世帯人数・オール電化・在宅時間など、地方以外の理由を先に探します。
- 蓄電池や売電の収支は、自宅の使用量を入れて卒FIT比較シミュレーターで比べます。
まとめ
- 全国平均は年3,911kWhで、地方別では北陸が5,300kWhで最多、沖縄が3,578kWhで最少です。
- 月平均に直すと、北陸は約442kWh、沖縄は約298kWhです。
- 灯油やガスの使い方が地方で違うため、電気の量だけで家全体の使用量は比べられません。
- 自宅の判断には、12か月分の検針票の合計を使います。
よくある質問
Q電気の年間使用量が最も多い地方と少ない地方は、どこですか?
A環境省の令和5年度調査では、1世帯あたりの年間の電気消費量が最も多いのは北陸の5,300kWh、最も少ないのは沖縄の3,578kWhです。全国平均は3,911kWhで、北陸は全国平均の約1.4倍に当たります。
Q関東甲信の電気の使用量が少ないのは、なぜですか?
A環境省の資料には、関東甲信の使用量が少ない理由の説明は載っていません。資料は、地方によって気候などが異なり、よく使われるエネルギーの種類に差があると述べています。北海道では灯油が、沖縄では電気がエネルギー消費量の多くを占める例が挙がっています。
Qこの地方別の数字は、自宅の電気使用量の目安にそのまま使えますか?
Aそのままは使えません。世帯人数・暖房の方式・オール電化かどうかで年間の使用量は大きく変わります。自宅の直近12か月分の検針票の合計を使い、地方別の数字は多いか少ないかを見る参考にとどめてください。
本記事は環境省の公開統計にもとづく一般的な情報提供で、投資・税務の助言や特定の事業者・製品の推奨ではありません。表の値は地方ごとの平均を換算した目安で、個々の家庭の使用量とは異なります。購入や設置の判断は、見積書と契約先の案内を優先してください。