kW(キロワット)は電力、kWh(キロワット時)は電力量の単位です。太陽光の見積書にある「4kW」と、検針票の「月300kWh」は別のものを表します。

出典:JPEA「kWとkWhの違いについて教えてください」

蛇口の太さと水の量のように分ける

単位表すもの太陽光で見る場面
kWある時点の電力パネルの設備容量、パワコン出力
kWh一定時間の電力量月・年の発電量、消費量、売電量、買電量

時間を掛けるとkWhになる

JPEAは、1kWを1時間使った電力量を1kWhと説明しています。たとえば4kWで5時間発電した計算なら20kWhです。

ただし、設備容量4kWだから毎時4kWhを必ず発電するわけではありません。実際の出力は天候、方位、角度、影などで変わります。

設置条件による差は方位・角度のガイド、天候と電気の流れは曇り・雨の日のガイドで確認できます。

比較では同じ期間のkWhをそろえる

卒FIT後の比較では、年間発電量、年間売電量、年間消費量をkWhでそろえます。請求額から電気の実質単価を求める場合は電気代の実質単価を確認し、卒FIT比較シミュレーターへ入力できます。

住宅用太陽光は余剰買取が前提のため、売電量(kWh)は家庭で使った分を差し引いた量になります。

蓄電池・パワコンでも同じ考え方が使われる

蓄電池の「貯められる量(kWh)」と「同時に使える電力(kW)」の違いは蓄電池の「定格出力(kW)」と「蓄電容量(kWh)」の違いで解説しています。パワーコンディショナの入力容量より大きいパネルを接続する「過積載」については過積載・過積載率とはで確認できます。

よくある質問

QkWとkWhは同じ数字ですか?

A同じ単位ではありません。kWはある時点の電力、kWhは一定時間に使ったり発電したりした電力量です。

Q4kWの設備は1時間で必ず4kWh発電しますか?

Aいいえ。4kWで1時間発電し続けた計算上の電力量は4kWhですが、実際の出力は日射や設置条件などで変わります。

Q売電量はどちらで確認しますか?

A一定期間に売った電力量なのでkWhで確認します。設備容量やパワコン出力は通常kWで表します。

本記事は単位の一般的な説明です。実発電量は設備と設置条件、天候等で異なります。