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地域の名前を冠した電力会社3社の卒FIT買取は、単価が8.5円から11円、対象エリアが生駒市中心・関西電力管内全域・鳥取県と島根県東部、支払いが年1回から年4回と、条件がそれぞれ違います。この記事は、順位をつけず、公式ページに書かれた違いを並べて、自分の家に当てはまる項目を見つけるための整理です。

3社の違いを1枚で比べる

地域の電力会社3社の卒FIT買取(税込・公式ページの記載)
項目いこま市民パワーとっとり市民電力和歌山電力
単価(円/kWh)基本10円。条件で+1円・+2円11.0円その他季8.5円・夏季9円(2024年10月以降の申込)
対象エリア関西電力管内(生駒市内を基本)鳥取県全域・島根県東部関西電力管内全域(離島は対象外)
支払い翌年4月末に1年分4月と10月の末日までに半年分3・6・9・12月の末日までにまとめて
解約・切り替え他社へ変えるときの連絡は不要いつでも解約でき、違約金なし解約金は原則0円。5営業日前までに連絡
手数料切り替えの手数料は原則なし。書面の明細は有料公式ページに記載なし振込手数料160円または250円を差し引き

「公式ページに記載なし」は、確認した範囲の公式ページに書かれていないという意味で、手数料がないという意味ではありません。詳しい条件は各社の個別の記事にまとめています。

出典:いこま市民パワー「いこま市民パワーの電力買取」「よくあるご質問(買取)」、とっとり市民電力「太陽光余剰電力買取サービス」、和歌山電力「卒FIT太陽光買取サービス」提供条件書

単価の違い:増額の経緯と大手電力との差

3社の単価を、当サイトの地域別データの大手電力(関西電力8円、中国電力7.15円)と並べます。差は単価だけの比較です。

大手電力の買取単価との差(円/kWh)
会社単価比べる大手電力差
いこま市民パワー(基本)10関西電力 8+2
とっとり市民電力11中国電力 7.15+3.85
和歌山電力(その他季)8.5関西電力 8+0.5

とっとり市民電力は、2023年8月25日のお知らせで、買取価格を現行の8.5円から11.0円へ改めると公表しています。実施日は2023年10月1日で、すでに契約している人も10月分から新しい価格が適用されると書かれています。

いこま市民パワーの加算は、生駒市内の発電設備が+1円、同社の電気の供給契約者が+1円、市民共同発電所の出資者が+2円です。自分が対象になる区分は申込前に確かめてください。和歌山電力は夏季(7・8月検針分)だけ単価が高く、申込日が2024年9月30日までかどうかでも単価が分かれます。

大手電力10社の単価は卒FIT買取単価の比較にまとめています。

出典:とっとり市民電力「太陽光余剰電力買取サービスの増額改定のお知らせ」(2023年8月25日)、いこま市民パワー「いこま市民パワーの電力買取」、和歌山電力「卒FIT太陽光買取サービス」提供条件書、当サイトの地域別データ

対象エリアと申込できる人の違い

  • いこま市民パワー:関西電力管内であれば可能ですが、地産地消のため生駒市内を基本としています。市外は問い合わせて確かめます。
  • とっとり市民電力:鳥取県全域と島根県東部です。2019年11月以降に買取期間が満了した人が対象と書かれています。
  • 和歌山電力:関西電力管内で、設備の出力が10kW未満の余剰売電が条件です。FIT期間の終了が2028年3月31日までに収まる必要があります。

自宅の買取期間の満了日は、設備IDと買取期間満了のご案内の見方で調べられます。個別の条件は、いこま市民パワー、とっとり市民電力、和歌山電力の記事で整理しています。

支払い時期の違い

年1回、年2回、年4回と、3社で入金の回数が違います。いこま市民パワーは4月から翌年3月までを1年間として翌年4月末にまとめて、とっとり市民電力は4月と10月に半年分、和歌山電力は3・6・9・12月に前月までの未払い分が振り込まれます。

入金が遅いほど、売電してから手元に入るまでの期間が長くなります。和歌山電力は振込金額が3万円未満なら160円、3万円以上なら250円の振込手数料が差し引かれます。ほかの買取先との違いは買取先ごとの支払い・契約期間の違いでも整理しています。

契約と解約、乗り換えの手続き

とっとり市民電力は契約期間が年度末までで、期間満了の1か月前までに意思表示がなければ1年ごとに更新されます。和歌山電力は受給開始日から最初の3月末日までで、その後は1年ごとの自動更新です。いこま市民パワーは、他社へ変えるときの連絡が不要と書かれています。

乗り換えの流れは買取先を変えるときの手続きで整理しています。現在の買取先でポイントが失効したり解約金がかかったりしないかも、あわせて確認します。

申込前に確認しておきたいこと

  • 自宅が各社の対象エリアに入っているか
  • 自分が対象になる単価の区分(加算・夏季・申込日)
  • 入金が年1回・年2回・年4回のどれなら許容できるか
  • 現在の買取先を解約したときの扱い
  • 公式ページの最新の単価と条件

よくある質問

Q3社のうち、住んでいる場所に関係なく申し込めるのはどこですか?

A公式ページの記載では、とっとり市民電力は鳥取県全域と島根県東部、和歌山電力は離島を除く関西電力管内全域、いこま市民パワーは関西電力管内で生駒市内を基本としています。住んでいる場所が対象に入るかどうかが、最初の分かれ目です。

Q3社とも、電気の契約を変えないと売電だけ切り替えられませんか?

Aいこま市民パワーととっとり市民電力は、買取だけの切り替えができると公式ページに書かれています。和歌山電力は、提供条件書の対象条件に電気の契約が含まれていません。ただし申込の前に各社へ確かめてください。

Q違約金がかかるのはどこですか?

A3社とも、公式ページや提供条件書で、解約や買取先の切り替えに違約金がかかるとは書かれていません。とっとり市民電力と和歌山電力は違約金や解約金が原則ないと明記し、いこま市民パワーは他社へ変えるときの連絡が不要と書いています。

単価や条件は変更される場合があるため、申込前に公式の最新情報を確認してください。(2026年10月16日確認)

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