目次

北海道ガス(北ガス)の太陽光買取は、離島を除く北海道で、卒FIT後の余剰電力を1kWhあたり11円(税込)で買い取るサービスです。北ガスのガスや電気を使っていなくても申し込めます。

北海道電力で買取を続けた場合の単価は、当サイトの地域別データで8円です。差は3円で、年間5,000kWhを売電する家庭なら年に15,000円の差になります。

サービスの概要:対象・単価・申込

北ガスの太陽光買取サービス(公式ページと買取規約の概要)
項目記載
買取単価1kWhあたり11円(消費税込)
対象エリア北海道。礼文島・利尻島・天売島・焼尻島・奥尻島を除く
対象の設備出力10kW未満の太陽光発電設備の余剰電力
ガス・電気の契約北ガスのガスや電気を使っていなくても契約できる
申込方法電話またはWebで申込書を請求し、届いた申込書を返送する。現在の買取先への解約手続きは不要

公式の卒FITページでは、買取単価は2026年2月時点で、非化石価値と消費税等相当額(10%)を含むと注記されています。事前の告知のうえで変更されることもあります。単価の数字そのものは、公式ページでは図の中に表示されており、本文からは読み取れませんでした。この記事の11円は北ガスの公式情報メディアの記載です。申込前に公式ページで最新の単価を確認します。

満了日は、現在の買取先から届く案内で確認します。調べ方は設備IDと買取期間満了のご案内の見方で整理しています。

出典:北海道ガス「太陽光買取(FIT満了後)」、北ガス公式情報メディア「太陽光発電の固定価格買取(FIT)終了後」

申込の適用条件

買取規約では、次の条件をすべて満たす場合に申し込めるとされています。ガスや電気の契約は、この条件に入っていません。

  • 北海道(離島5島を除く)で太陽光発電設備を使っていること
  • 余剰電力量だけが、一般送配電事業者の電力量計で計量できること(容量20kWh以下の家庭用蓄電設備からの供給は除く)
  • 系統連系の技術基準に適合した接続であること
  • 北ガスの会員制サイト(北ガスマイページ)に登録していること

蓄電池を併設している家庭は、容量が20kWh以下の家庭用蓄電設備であれば、この条件の例外に入ります。蓄電池の併設を検討している場合は、蓄電池の容量の選び方も参考になります。

出典:北海道ガス「太陽光発電設備の発電余剰電力買取規約(2024年4月1日実施)」3(適用条件)

支払い:4月末に1年分をまとめて

買取料金は、毎年4月末日までに、前年度1年分を合算して、指定の口座へ振り込まれます。買取規約には、買取額に利息は付かないとも書かれています。

毎月の買取量と金額は、毎月の検針結果の通知のあとに、会員制サイトで確認できます。入金は年1回なので、売電した月の収入が入るまでに最長で1年ほどかかります。ほかの買取先との違いは買取先ごとの支払い・契約期間の違いでも整理しています。

北ガスのガス料金や電気料金を支払期限までに払わなかった場合は、買取額の振り込みを留保されることがあります。

出典:北海道ガス「太陽光買取(FIT満了後)」よくあるご質問、買取規約8(買電額のお支払い)

契約期間・解約・違約金

公式ページでは、契約期間は1年間で、満了日の3か月前までに申し出がなければ自動継続になると書かれています。買取規約では、お客さまも北ガスも、満了日の3か月前までに延長しない旨を申し出ることができます。

お客さまは、任意に契約を解約できます。申込みに伴う手数料や違約金は発生しないとされています。ただし、現在の電力会社側で解約手数料が発生する場合があるという注記があります。切替の手順は買取先を変えるときの手続きで整理しています。

北ガス側にも、事業環境の変化などでやむを得ない場合に、買取を一時的に停止したり、契約を解約したりする定めがあります。この場合は、書面で3か月前までに知らせるとされています。

出典:北海道ガス「太陽光買取(FIT満了後)」よくあるご質問、買取規約5・11・12

買取先を決めずに満了を迎えたとき

北海道電力で売電している家庭が申込みをしなかった場合は、満了後も自動的に北海道電力での買取が続き、単価は8円(2026年2月時点)と北ガスの公式ページに書かれています。

資源エネルギー庁のFAQでは、買取契約が自動継続になっていない場合、いずれかの小売電気事業者に申し込んで買取契約を結ばない限り、余剰電力は一般送配電事業者が無償で引き受けることになると説明されています。どの事業者とも契約していない場合の一時的・例外的な受け皿とされており、買取先は満了日までに決めておきます。

出典:北海道ガス「太陽光買取(FIT満了後)」よくあるご質問、資源エネルギー庁「どうする?ソーラー」よくある質問(制度に関して)

申込前に確認しておきたいこと

  • 自宅が離島5島以外の北海道で、設備が10kW未満か
  • 公式ページに載る最新の単価と、現在の買取先の単価との差
  • 入金が年1回(4月末)でよいか
  • 蓄電池を併設する場合は、容量が20kWh以下か
  • 満了日の約4か月前に届く案内で、満了日に間に合う時期に申し込めるか(申込書の返送から買取開始まで約1か月が目安)

買取先の違いによる年間の収支は、卒FIT後の比較シミュレーターで試算できます。大手電力10社の単価は卒FIT買取単価の比較にまとめています。

よくある質問

Q北ガスのガスや電気を使っていなくても、太陽光の余剰電力だけ売れますか?

A北ガスの公式情報メディアに、ガスや電気を利用していなくても契約できると書かれています。買取規約の適用条件にも、ガスや電気の契約は入っていません。条件は、北海道の離島を除く地域にあること、計量できること、会員制サイトへの登録などです。

Q買取料金はいつ振り込まれますか?

A公式ページと買取規約では、毎年4月末日までに、前年度1年分を合算してお客さま指定の口座へ振り込むとされています。毎月の買取量と金額は、会員制サイトで確認できます。

Q北ガスから別の会社へ変えるとき、違約金はかかりますか?

A公式ページでは、申込みに伴う手数料や違約金は一切発生せず、解約金もいただかないと書かれています。ただし、現在の電力会社側の解約手数料が発生する場合があるという注記があります。

本記事は北海道ガスの公式ページ・買取規約と資源エネルギー庁の資料(2026年10月14日確認)が出典です。単価や条件は変更される場合があるため、申込前に公式の最新情報を確認してください。特定の電力会社・プランを推奨するものではなく、個別の投資・税務助言は行いません。

あわせて読みたい関連記事