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「電化上手」は、東京電力のオール電化向けの旧プランです。新規の受付は終わっていますが、すでに契約している世帯は使い続けられます。

ここでは、東京電力の公式資料で確認できた範囲だけを書きます。ほかの電力会社の旧プランは確かめていません。

出典:東京電力エナジーパートナー「選択約款」・「低圧のお客さま向け電気料金プランの一部見直しについて」(2024年9月30日)(2026年10月4日確認)

旧プランの名前と時期(公式資料で確認できた点)

電化上手と全電化住宅割引の主な時期
項目公式資料の記載
プランの正式な区分季節別時間帯別電灯(愛称:電化上手)。2000年7月に新設
新規加入の受付2016年3月31日をもって終了。契約中のお客さまは引き続き利用可
全電化住宅割引2000年10月に開始。毎月の電力量料金から5%(上限2,200円/月)を割引
全電化住宅割引の終了2025年3月31日をもって終了

お知らせには、割引の終了による影響額のモデルケースも載っています。契約電力8kVA・使用電力量610kWhの月で、税込みの電気料金が20,480円から21,446円へ、966円(4.7%)上がる例です。世帯ごとの影響額ではなく、あくまで公式が示した1つの例です。

割引の終了に伴い、厨房設備や冷暖房設備を取り付ける・取り替える・取り外すときに東京電力へ申し出る取扱いも廃止されたと書かれています。

電化上手の時間帯区分と単価(約款の記載)

東京電力エナジーパートナーの選択約款「季節別時間帯別電灯」には、季節と時間帯の区分、基本料金、電力量料金が書かれています。約款は、2025年4月1日実施分と、2026年11月1日実施分の2つが公開されています。

季節区分と時間帯区分(どちらの約款も同じ)
区分約款の記載
夏季毎年7月1日から9月30日まで
その他季毎年10月1日から翌年6月30日まで
ピーク時間毎日午前10時から午後5時まで
オフピーク時間毎日午前7時から午前10時まで、および午後5時から午後11時まで
夜間時間ピーク時間・オフピーク時間以外(午後11時から翌午前7時まで)
基本料金と電力量料金(約款に書かれた額)
項目2025年4月1日実施2026年11月1日実施
基本料金(契約容量6kVA以下)1契約につき1,474円50銭1契約につき1,956円36銭
基本料金(6kVA超)最初の10kVAまで2,457円50銭、超える1kVAごとに311円75銭最初の10kVAまで3,260円60銭、超える1kVAごとに392円06銭
ピーク時間・夏季(1kWhあたり)43円93銭43円98銭
ピーク時間・その他季(1kWhあたり)40円44銭40円49銭
オフピーク時間(1kWhあたり)35円87銭35円92銭
夜間時間(1kWhあたり)28円85銭28円90銭
最低月額料金1契約につき330円44銭1契約につき330円44銭

約款によると、電力量料金には燃料費調整額が加わり、料金には再生可能エネルギー発電促進賦課金も含まれます。表の額にこれらは入っていません。税の扱いは、この記事では確認していないため、約款や検針票で確かめてください。

また、この約款の適用は、夜間蓄熱式機器などを使い、旧約款の適用を受けている契約が対象と書かれています。

確かめる手順は3つです。検針票の「季節別時間帯別電灯」の表記を見つけ、契約容量(kVA)が6kVA以下か超かを読み、使用量の昼間・夜間の内訳を上の時間帯に当てはめます。表の額は、時期により改定されます。

出典:「季節別時間帯別電灯」(2025年4月1日実施)・同(2026年11月1日実施)(2026年10月13日確認)

現行のオール電化向けプラン

東京電力の関東エリア向けページでは、エコキュートなどの夜間蓄熱式機器を使い、キッチンや空調も電気にしている世帯向けのプランとして、スマートライフS・Lが案内されています。契約はアンペアブレーカーまたは電流を制限する計量器によるもの(10A〜60A)と書かれています。申込条件の詳細は、解説記事「夜間料金が安い時間帯別プランの世帯が蓄電池を比べる前の確認点」にまとめています。

出典:東京電力エナジーパートナー「スマートライフ(オール電化)」(2026年10月4日確認)

切り替える前に確かめる4点

  1. 01

    いま入っているプラン名

    検針票や会員ページで、「季節別時間帯別電灯」や「電化上手」の表記があるかを確かめます。見つからないときは契約中の電力会社に問い合わせます。

  2. 02

    契約の大きさの表し方

    公式のモデルケースは契約電力(kVA)で示されています。現行プランの案内はアンペア(A)の区分です。いまの契約の大きさを検針票で確かめ、切り替え後にどの区分になるかを電力会社に確かめます。

  3. 03

    時間帯と季節の区分

    夜間時間の始まりと終わり、季節ごとの単価の違いを、いまのプランと切り替え先の料金表で並べます。公式の料金表の数値は、時期により改定されるため、そのつど最新の表で確認します。

  4. 04

    切り替えの手続きと条件

    手続きの方法、切り替えの時期、費用や条件の有無は、契約中の電力会社の案内で確かめます。この記事では公式資料で確認できていません。

1年分の検針票の使用量(昼間・夜間)を手元に集めると、料金表との突き合わせがしやすくなります。電気を買う契約の切り替え全般は卒FIT後に電気の購入プランを切り替える手続きで整理しています。切り替え先の候補に市場連動型のプランがある場合は、市場連動型の電気料金プランとは?仕組みと契約前の確認点も確認してください。

この記事で確認できていないこと

  • 東京電力以外の電力会社の旧オール電化プランと割引の終了時期。
  • 電化上手の単価と、切り替え先プランの単価の比較。
  • 切り替えによる電気代の増減。どのプランが得かは判断していません。

卒FIT後の売電・蓄電池の比較は卒FIT後の比較シミュレーターで概算できます。

よくある質問

Q「電化上手」は、いまから新しく申し込めますか?

A東京電力の約款ページによると、2016年3月31日をもって新規加入の受付を終了しています。現在契約しているお客さまは引き続き利用できると書かれています。

Q「全電化住宅割引」はいつ終わりましたか?

A東京電力エナジーパートナーの2024年9月30日付のお知らせによると、2025年3月31日をもって終了しました。割引の内容は、毎月の電力量料金から5%(上限2,200円/月)でした。

Q電化上手から切り替えると、電気代は安くなりますか?

Aこの記事は判断していません。公式資料で確認できたのは、割引終了による影響額のモデルケースだけです。切り替え後のプランの料金は、検針票の使用量を使って、現行プランの料金表で試算します。

本記事は東京電力エナジーパートナーの公式資料にもとづく一般的な情報提供で、特定のプランへの切り替えを推奨するものではありません。プランの条件・料金は改定されることがあるため、契約中の電力会社の最新の案内でご確認ください。