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夜間の単価が安い時間帯別プランは、申込条件が「夜間蓄熱式機器」などの使用になっていることがあります。蓄電池を比べる前に、いまのプランの条件と、蓄電池が公式の案内に載っているかを確かめます。ここでは、東京電力エナジーパートナーの公式ページで確認できた範囲だけを書きます。

出典:東京電力エナジーパートナー「スマートライフ(オール電化)」(2026年10月4日確認)

電気の夜間料金とは:時間帯と昼との単価差の見方

電気の夜間料金は、夜の決まった時間帯だけ電力量料金(1kWhあたりの単価)が安くなる料金の区分です。時間帯の区切りも単価もプランごとに違うため、プランの料金表で確かめます。東京電力エナジーパートナーのスマートライフのページに載っている料金表の例では、午前6時〜翌午前1時が1kWhあたり35.76円、午前1時〜午前6時が27.86円(いずれも税込)で、夜間の時間帯は昼より7.90円安い表記です。実際の電気料金は、この単価に燃料費調整額を加えて算定すると同じページに書かれています。

昼との単価差の見方は、夜間の時間帯の単価と、それ以外の時間帯の単価を並べて差を出します。差が大きいほど、夜に使う電気の割合が高い世帯ほど効きやすくなります。ただし、夜間の電気を使う量や蓄電池でどれだけ夜へ寄せられるかは、この記事では試算していません。

公式ページで確認できた申込条件

スマートライフのページには、夜間蓄熱式機器またはオフピーク蓄熱式電気温水器(総容量(入力)が1kVA以上)を使うお客さまが申し込めると書かれています。あわせて、適用になるプランは設備の状況により東京電力が決めるとも書かれています。ページの本文に、蓄電池という語は見つかりませんでした。また、同じページの料金表の注記には「スマートライフプランは、現在新規ご加入の受付を停止しております」と書かれています(スマートライフS・Lとは別の区分です)。新しく申し込む場合は、どのプランが受付中かを東京電力に確かめます。

夜間蓄熱式機器とは

東京電力の別のページでは、夜間蓄熱式機器を「主として夜間時間に通電する機能を持ち、通電時間中に蓄熱のために使われる機器」と説明し、具体的に次の4つを挙げています。

  • エコキュート
  • 電気温水器
  • 蓄熱暖房器
  • 蓄熱床暖房

出典:東京電力エナジーパートナー「夜間蓄熱式機器とは」(2026年10月4日確認)

この4つに蓄電池は含まれていません。蓄電池を付けた場合にプランの条件がどう扱われるかは、このページからは読み取れません。

エコキュートでも対象外になる例

同じページは、次のようなものを夜間蓄熱式機器の対象外としています(抜粋)。いまの給湯機が条件に合っているかを見直す手がかりになります。

夜間蓄熱式機器の対象外の例(公式ページの記載から抜粋)
対象外の条件公式ページの例
タイムコントローラー(時刻による制御機能)がないリモコンなしエコキュート
貯湯式でない瞬間式給湯器
給湯に電気以外の熱源を使う電気・ガスハイブリッド給湯機
夜間の蓄熱で必要な湯量をまかなえない容量100L未満のような小さい貯湯タンクの給湯器
夜間以外の沸きあげ消費電力が夜間を超える夜間1.5kWに対し昼間2.5kWのエコキュート

蓄電池を比べる前に確かめる4点

  1. 01

    いま契約しているプラン名と申込条件

    検針票や契約者向けの会員ページで、プラン名と、どの機器を条件にしているかを確かめます。

  2. 02

    条件になっている機器が、いまも使われているか

    給湯機の入れ替えや撤去で、条件の前提が変わらないかを確かめます。

  3. 03

    蓄電池を付けたあとの契約の扱い

    蓄電池を付けた場合に、いまのプランを続けられるか、プランの変更が必要になるかを、契約中の電力会社に問い合わせます。公式ページで確認できていない点です。

  4. 04

    夜間の単価と時間帯の区分

    夜間時間の始まりと終わり、夜間以外の単価を、契約中のプランの料金表で確かめます。見積書や販売店の試算が、この単価を使っているかも見ます。

この記事で確認できていないこと

  • 東京電力以外の電力会社の時間帯別プランの条件。
  • 蓄電池単体が、時間帯別プランの申込条件を満たすかどうか。
  • 蓄電池を付けた世帯の電気代が、プランごとにどう変わるか。どのプランが得かは判断していません。

契約を変える前に、売電を続ける場合・蓄電池を付ける場合と並べて年間の差額を見たいときは、卒FIT後の比較シミュレーターで概算できます。結果は目安で、実際の条件は見積と契約書で確かめてください。

関連する記事は次のとおりです。電気を買う契約の切り替え手続きは「卒FIT後に電気の購入プランを切り替える手続き」、蓄電池の運転の考え方は「蓄電池の運転モードとは?」、旧オール電化プラン「電化上手」に入ったままの世帯の確認点は「電化上手から現行プランへ切り替える前の確認点」、EVやV2Hで夜に充電する世帯の時間帯別プランの確認項目は「夜トク8・12の公式資料の範囲」、スポット市場に連動するプランの確認点は「市場連動型プランの仕組みと契約前の確認点」で整理しています。卒FIT後の売電・蓄電池の比較は卒FIT後の比較シミュレーターで概算できます。

よくある質問

Q夜間が安いプランに入っていれば、蓄電池を付けても同じプランを続けられますか?

A東京電力の公式ページで確認できた範囲では、スマートライフの申込条件は夜間蓄熱式機器等の使用で、蓄電池は対象機器の例に載っていません。蓄電池を付けたあとの継続や変更は、契約中の電力会社に確かめます。

Q夜間蓄熱式機器には何が入りますか?

A東京電力の公式ページは、エコキュート、電気温水器、蓄熱暖房器、蓄熱床暖房の4つを挙げています。

Qエコキュートがあれば、どれでも対象になりますか?

Aなりません。公式ページは、リモコンなしのもの、容量100L未満のような小さい貯湯タンクのもの、電気・ガスハイブリッド給湯機などを対象外の例に挙げています。

蓄電池の記事は蓄電池の記事一覧(選び方・設置の手続き・運転・安全・補助金別)から目的別に探せます。

本記事は東京電力エナジーパートナーの公式ページにもとづく一般的な情報提供で、特定のプラン・機器を推奨するものではありません。プランの条件は改定されることがあるため、契約中の電力会社の最新の案内と見積り・契約書でご確認ください。電気工事の設計・実施は行いません。