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エバーグリーン・リテイリングの卒FIT買取は、スタンダードプランが7.0〜9.0円、同社の電気も使うプレミアムプランが9.3〜11.0円(いずれも1kWhあたりの税込)で、買取料金は年2回、指定の口座へ振り込まれます。公式ページには、電気を契約していなくても買取だけ契約できると書かれています。
単価は2024年4月1日からの適用分で、重要事項説明書に記載されたものです。買取単価は、変更する場合は1か月前までに同社のウェブサイトなどで知らせるとされています。
買取単価:9エリアの2プラン
| エリア | スタンダードプラン | プレミアムプラン |
|---|---|---|
| 北海道 | 8.0円 | 11.0円 |
| 東北 | 9.0円 | 10.5円 |
| 関東 | 8.5円 | 10.5円 |
| 中部 | 7.0円 | 10.0円 |
| 北陸 | 8.0円 | 10.0円 |
| 関西 | 8.0円 | 10.0円 |
| 中国 | 7.15円 | 10.0円 |
| 四国 | 7.0円 | 10.0円 |
| 九州 | 7.0円 | 9.3円 |
単価表の注記では、買取単価には非化石価値と消費税等相当額が含まれ、消費税率は10%で計算されています。買取エリアは全国(沖縄を除く)で、電気事業法第2条第1項第8号イの離島は対象外です。
ほかの電力会社の単価との並べ方は大手電力10社の卒FIT買取単価の比較にまとめています。
出典:エバーグリーン・リテイリング「太陽光余剰電力買取エリア・買取単価」、同「卒FIT太陽光買取サービスに関する重要事項説明」2
プレミアムプランの上乗せ幅
プレミアムプランは、同社の低圧の電気サービスを申し込み済みの人だけに適用されます。スタンダードとの差を、公式の単価表から引き算して並べると次のとおりです。
| エリア | 1kWhあたりの差 | 1,000kWhを売ったときの差 |
|---|---|---|
| 北海道・中部・四国 | 3.0円 | 3,000円 |
| 中国 | 2.85円 | 2,850円 |
| 九州 | 2.3円 | 2,300円 |
| 関東・北陸・関西 | 2.0円 | 2,000円 |
| 東北 | 1.5円 | 1,500円 |
差が最も大きいのは北海道・中部・四国の3.0円、最も小さいのは東北の1.5円です。年間の売電量が1,000kWhなら差は1,500〜3,000円で、電気料金の条件までは含みません。電気も切り替えるかどうかは、電気代の総額で判断します。
出典:エバーグリーン・リテイリング「太陽光余剰電力買取エリア・買取単価」の注記、同「重要事項説明」2の注記
申込の条件:電気未契約でも買取だけ可能
公式ページでは、対象は太陽光発電をお持ちで、固定価格買取(FIT)の期間満了を迎える人とされています。契約名義の金融機関口座が必要です。
よくある質問には、電気を契約していなくても、全国エリア(沖縄を除く)で買取できると書かれています。余剰電力の買取だけでも契約できると書かれていますが、事前に電気買取の契約が必要という注記もあります。満了日の調べ方は設備IDと買取期間満了のご案内の見方で整理しています。
出典:エバーグリーン・リテイリング「太陽光電力買取サービス(卒FIT)」対象となるお客さま・よくあるご質問
買取の開始時期と申込から契約までの期間
| 申込のタイミング | 買取の開始 |
|---|---|
| FIT期間の満了前に申し込む | 満了日の翌日 |
| FIT期間の満了後に申し込む | 申込月またはその翌月の検針日 |
手続きには申込後2週間〜1か月程度かかるため、早めの申込が勧められています。申込から満了日までが短い場合や、内容に不備があった場合は、開始日が満了日より後になることがあります。
契約は、買取先の切替に必要な情報を提出し、同社が承諾した時点で成立します。
出典:エバーグリーン・リテイリング「重要事項説明」3
支払い:年2回の口座振込
重要事項説明書では、買取料金は年2回、指定の口座へ振込で支払われます。4月から9月分は11月末日、10月から翌年3月分は翌年5月末日です。
電気料金からの割引で返る形ではなく、口座に入金される点が特徴です。電気代の口座と別の口座も指定できると、公式ページに書かれています。金額は専用ポータル「お客さまマイページ」で確認でき、買取料金のお知らせの郵送を頼むと別途費用がかかります。
ほかの買取先との支払い方法の違いは買取先ごとの支払い・契約期間の違いでも整理しています。
出典:エバーグリーン・リテイリング「重要事項説明」4、同「太陽光電力買取サービス(卒FIT)」
契約期間・解約・環境価値
契約期間は、買取開始後に初めて来る3月の検針日の前日までです。同社は期間満了の30日前までに、次の期間の買取単価を含む条件をウェブサイトなどで知らせ、別段の意思表示がなければその条件で更新されます。以降も同じです。
解約に違約金はありません。発電設備の撤去などで契約を終える場合は、3営業日前までの連絡が求められます。設備や振込先口座を変更するときも、事前の連絡が必要です。
買い取った電力の環境価値は、同社に帰属します。現在の買取先を解約すると、月ごとの検針票の配布が止まるなどの不利益が出ることがあり、詳細は現在の買取先に確認するよう書かれています。手順は買取先を変えるときの手続きで整理しています。
出典:エバーグリーン・リテイリング「重要事項説明」5・7・9
発電側課金とスマートメーター取替の扱い
同社は、託送約款に基づいて一般送配電事業者を代理し、発電者との間で系統連系受電契約を結びます。買取料金から系統連係受電サービス料金を差し引いて受け取り、一般送配電事業者へ支払う仕組みです。単価表の注記には、2024年4月から発電側課金を同社が一般送配電事業者を代理して受け取ると書かれています。
この課金の制度全体は発電側課金(系統連系受電サービス料金)と卒FIT売電の関係で整理しています。逆潮流が10kW未満の設備は当分の間、課金の対象外とされている点も、その記事で扱っています。
発電設備のある場所でスマートメーターへの取替が必要になることがあります。メーターは一般送配電事業者の所有で、取替工事も同事業者の負担ですが、停電を伴う場合があります。買取のために必要な工事費用を一般送配電事業者から求められた場合は、顧客が支払うことがあると書かれています。
出典:エバーグリーン・リテイリング「重要事項説明」3・6、電力・ガス取引監視等委員会事務局「発電側課金の発電者向け説明資料」
申込前に確認しておきたいこと
- 自宅の電力エリアのスタンダード単価と、電気も切り替えた場合のプレミアム単価
- 沖縄や離島でないこと(対象外のため)
- 買取料金が年2回の口座振込でよいか(11月末と5月末)
- 現在の買取先の解約で、検針票の配布停止などの不利益がないか
- 発電側課金として買取料金から差し引かれる分の扱い
買取先の違いによる年間の収支は、卒FIT後の比較シミュレーターで試算できます。
よくある質問
Qエバーグリーン・リテイリングと電気の契約がなくても、卒FITの買取だけ申し込めますか?
A公式ページのよくある質問では、電気未契約のお客さまでも全国エリア(沖縄を除く)で買取でき、太陽光余剰電力の買取だけでも契約できると書かれています。ただし、公式ページには事前に電気買取の契約が必要とも書かれています。プレミアムプランの条件から、電気未契約の場合はスタンダードプランの単価になると読めます。
Qプレミアムプランはどんな人が使えますか?
A重要事項説明書では、プレミアムプランは同社の低圧電気サービス(同社からお客さまへの電力供給)に申込み済みのお客さまのみに適用されると書かれています。買取単価表の注記にも、低圧の電気契約を同時に使える場合のセットプランとあります。
Q解約するときに違約金はかかりますか?
A重要事項説明書では、解約に際しての違約金はないと書かれています。発電設備の撤去などで契約を終えたい場合は、3営業日前までに同社へ連絡するよう求められています。
本記事はエバーグリーン・リテイリングの公式ページと重要事項説明書(2026年10月14日確認)の記載にもとづく一般的な情報提供です。単価や条件は変更される場合があるため、申込前に公式の最新情報を確認してください。特定の電力会社・プランを推奨するものではなく、個別の投資・税務助言は行いません。