春日部市の令和8年度の蓄電池補助は、1kWhあたり4万円で、上限は重点区域が24万円、それ以外が20万円です。ただし、蓄電池だけでは申請できません。

制度名は「個人住宅における太陽光発電設備・蓄電池設置補助金」で、窓口は環境政策課です。国の「地域脱炭素移行・再エネ推進交付金」を財源にしているため、卒FITで太陽光がすでにある家が蓄電池だけを足す使い方には向きません。

出典:春日部市「令和8年度春日部市個人住宅における太陽光発電設備・蓄電池設置補助金について」(市の更新日は2026年10月9日)、同・交付要綱(PDF)

補助の金額と、対象になる蓄電池

区域蓄電池の補助額
重点区域1kWhあたり4万円(上限24万円)
重点区域以外1kWhあたり4万円(上限20万円)

重点区域は、春日部駅と北春日部駅の周辺の一部です。粕壁、八木崎町、中央一丁目〜七丁目などと、北春日部駅周辺地区土地区画整理事業の対象区域が含まれ、地図は市の「交付金額と重点区域」のPDFにあります。

蓄電容量は小数点以下を切り捨てます。算出した額が補助対象経費の3分の1を超えるときは、3分の1までの額で、1万円未満は切り捨てです。補助対象経費からは、消費税と地方消費税、埼玉県の補助金のうち同じ経費にあたる額を引きます。

蓄電池を足した場合の年間差額と単純回収年数は、卒FIT後の選択肢比較シミュレーターで概算できます。

太陽光との同時新設が条件になる理由

市の表では、蓄電池の対象は「太陽光発電設備(FIT・FIPの認定を取得しないもの)と一体的に導入するもの」です。蓄電池だけの申請はできず、太陽光のモジュールとパワーコンディショナーを同時に新設する場合に対象になります。

組み合わせる太陽光にも条件があります。FIT・FIPの認定を取得しないこと、発電した電力の30%以上を自家消費すること、自己託送をしないことの3つです。

卒FIT後の家で、すでにある太陽光に蓄電池だけを足す場合は、この補助の対象になりません。後付けで使える補助は蓄電池を後付けする条件と、お住まいの市町村の制度で確かめてください。

そのほかの設備の条件は、次のとおりです。

  • 停電時だけに使う非常用予備電源ではない定置型の蓄電池であること
  • 2026年4月1日以降に契約し、工事を始めること
  • リース契約やPPAによるものではないこと
  • J-クレジット制度に登録しないこと
  • 未使用品で、商用化され導入実績があるものであること

蓄電池の価格(工事費込み・税抜き)には、蓄電容量1kWhあたり12万5,000円(20kWh以下)の基準額があります。市は「基準額以下になるよう努めること」としており、超えても補助の対象です。

工事の前に電子申請する順番

申請は電子申請のみで、市役所の窓口では受け付けません。要綱では、市が定める日から12月28日までの間で、かつ設置工事の予定日の前日までに交付申請書を出します。市のページには「交付決定前の工事着工はできません」ともあるため、工事は交付決定の通知を受けてから始めます。

設置が終わったら、完了した年度の2月20日(閉庁日の場合は直前の開庁日)までに、領収書や設置後の写真などをつけて実績報告を出します。市が審査して金額を確定し、補助金が交付されます。

申請できるのは、対象の住宅に住民登録をして住んでいる人(実績報告までに住む予定の人を含む)で、市税の滞納がないことが条件です。土地や住宅に別の所有者がいるときは、全員の同意が要ります。

補助を受けた設備は、工事が完了した年度の翌年度から5年間、適切に管理します。この期間に処分する場合は、先に市の承認を得ます。太陽光を設置した場合は、発電量と自家消費量の報告も求められます。

予算の残り(2026年10月9日時点)

予算額予算残額執行率
4,965万4,000円944万4,000円80.7%

2026年9月9日から、個人住宅向けと企業等向けの予算を合算して運用しています。表の数字は、その合算の予算です。蓄電池だけの残りは公表されていません。

申請額の合計が予算に達した時点で、新規の交付申請は終わります。12月28日の前に終わる可能性があるため、申請の前に市の環境政策課(048-736-1136)で最新の状況を確かめてください。

市は、同様の補助制度を続けられるのは令和8年度を含めて残り3年と案内しています。

出典:春日部市「令和8年度春日部市個人住宅における太陽光発電設備・蓄電池設置補助金について」の「予算残額」(令和8年10月9日時点の申請状況)、同・交付金額と重点区域(PDF)、同・対象設備の種類と要件(PDF)

関連する記事

よくある質問

Q春日部市の蓄電池補助は、いくらもらえますか?

A蓄電池は1kWhあたり4万円で、上限は重点区域が24万円、重点区域以外が20万円です。蓄電容量の小数点以下は切り捨てます。算出した額が補助対象経費の3分の1を上回るときは、3分の1までの額になり、1万円未満は切り捨てです。

Qすでに太陽光を載せている卒FITの家でも、蓄電池だけで申請できますか?

Aできません。市は「蓄電池のみ設置の申請はできません」と明記しており、対象は、FIT・FIPの認定を取らない太陽光発電設備と同時に新設する蓄電池です。

Q申請は、工事が終わってからですか?

Aいいえ。設置工事の予定日の前日までに、電子申請で交付申請します。設備は2026年4月1日以降に契約し、工事を始めるものが対象です。工事が終わったあとに、実績報告を出して補助金を受け取ります。

Q国の補助金と一緒に受けられますか?

A受けられません。申請する設備について、市の他の補助金や、国庫が原資になっている他の補助金を受けていないことが条件です。

蓄電池の記事は蓄電池の記事一覧(選び方・設置の手続き・運転・安全・補助金別)から目的別に探せます。

本記事は一般的な情報提供で、補助の可否・金額を保証するものではありません。制度は予算・要綱の改定で変わるため、契約や申請の前に春日部市の最新ページで確認してください。特定の施工業者・製品を推奨するものではなく、電気工事の設計・実施には関与しません。

目次