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HEMS(Home Energy Management System)とは、家庭で使うエネルギーを管理するシステムのことです。電気の発電量や使用量、ガス・水道の使用量をモニター画面などで「見える化」し、対応する家電や住宅設備を「制御」できるようにします。
出典:エコーネットコンソーシアム「HEMSとは?」(リンクなし)
HEMSの2つの働き(見える化と制御)
| 働き | できること | 公式情報での説明 |
|---|---|---|
| 見える化 | 発電量・使用量などを画面で見る | 電気の発電量や使用量、ガス・水道の使用量をモニター画面などで見える化する |
| 制御 | 対応機器を操作・自動で動かす | HEMS対応家電や住宅設備を制御する。例として、お出かけ時の一括OFFが挙げられている |
見える化だけを行う機器と、制御まで行う機器があります。商品の説明では、どちらの働きに対応しているかを分けて読むと違いがわかります。
出典:エコーネットコンソーシアム「HEMSとは?」(リンクなし)
スマートメーターのBルートとの関係
東京電力パワーグリッドの案内では、Bルートサービスは、スマートメーターで計測したデータをHEMS機器へ送信するサービスとされています。HEMS機器で30分ごとの電気の使用量や現在の電流値を把握できます。
データの送信に費用はかかりません。HEMS機器など宅内の設備は利用者側で用意し、通信環境によってはデータの遅延や欠損が生じる場合があると案内されています。
Bルートの申し込みの流れはスマートメーターのBルートの申し込み手順で整理しています。
出典:東京電力パワーグリッド「電力メーター情報発信サービス(Bルートサービス)」
ECHONET Liteは「機器同士の共通ルール」
HEMSのコントローラが家電や住宅設備と通信するには、共通の通信規格が必要です。その役割を果たすのがECHONET Lite規格です。
エコーネットコンソーシアムによると、ECHONET Lite規格は2012年2月に経済産業省が設置したスマートハウス標準化検討会で、HEMSにおける標準インターフェースとして推奨されました。蓄電池については、2023年にISO/IEC 14543-4-302として国際標準規格に認定されています。
出典:エコーネットコンソーシアム「HEMSとは?」「エコーネットとは?」(リンクなし)
太陽光・蓄電池がある家庭での使われ方(メーカー公式の例)
パナソニックのHEMS機器「AiSEG3」の公式ページでは、AIが発電量や消費電力を予測し、太陽光発電や蓄電池、電気自動車など家全体の機器をコントロールすると説明されています。停電時には蓄電池や電気自動車にためた電気を必要な機器にまわす機能も挙げられています。
これはメーカーが自社製品として案内している機能で、HEMS全般に共通するものではありません。対応する機器や機能はメーカー・機種ごとに異なります。
導入前に確認すること
手持ちの太陽光・蓄電池・エコキュートがHEMSにつながるか、つながる場合の通信規格は何かを、メーカーの対応機種一覧で確認します。見える化だけで足りるのか、制御まで必要なのかも、先に決めておくと見積りを比べやすくなります。
発電量や使用量を見るだけの機器との違いは、太陽光発電のモニタリングサービスの比較で整理しています。蓄電池の見積りを取る前の確認点は蓄電池の容量の選び方も参考になります。
導入による節約額は世帯ごとに異なります。まず自家消費の状況を卒FIT後の比較シミュレーターで試算してから検討してください。
よくある質問
QHEMSは何の略ですか?
AHome Energy Management System(住宅用エネルギー管理システム)の略です。東京電力パワーグリッドのBルートサービスのページでも、この表記で説明されています。
QHEMSがないとスマートメーターのデータは見られませんか?
A東京電力パワーグリッドの案内では、Bルートサービスはスマートメーターで計測したデータをHEMS機器へ送信するサービスで、30分ごとの使用量や電流値を把握できるとされています。HEMS機器などの宅内の設備は利用者側で用意する必要があります。電力会社の会員サイトなどで使用量を確認できるかどうかは、契約している電力会社の案内で確認してください。
QHEMSを入れれば電気代は必ず下がりますか?
A下がるとは限りません。エコーネットコンソーシアムは、使用量の見える化によって節電意識が高まり、ムダを省いて電気代を節約できるという趣旨で説明していますが、実際の金額は世帯の使い方や契約プランによって変わります。
QECHONET Lite対応と書かれていれば、どのメーカーの機器でもつながりますか?
Aエコーネットコンソーシアムは、ECHONET Lite採用のHEMSコントローラや対応機器が増えることで、異なるメーカーの製品同士でも接続して使えるようになることが期待されていると説明しています。実際に接続できる組み合わせは機器ごとに異なるため、購入前にメーカーの対応機種一覧で確認してください。
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本記事は一般的な情報提供です。HEMSの機能・対応機器・費用は製品や電力会社の案内によって異なるため、導入前に最新の公式情報を確認してください。