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電柱から家につながる引込線の取付点が、電力会社の設備と自宅の設備の境目で、各社が財産と保安責任の分界点と案内しています。四国電力送配電は「通常は」と断っています。メーターとリミッターは、取付点より家側にあっても電力会社の設備です。

この記事は、台風のあとの確認や、太陽光・蓄電池・EV充電設備を付ける前に、どこまでが電力会社の設備かを知るためのものです。修理や工事の担当、費用の負担は契約や設備の状況で変わるため、電力会社と工事会社に確認してください。

設備の境目を確認したあとは、卒FIT後の選択肢比較シミュレーターで売電と蓄電池の年間差額を概算できます。

引込線の取付点が境目になる

九州電力送配電は、電柱と家屋を結ぶ電線を引込線と呼び、取付点までは同社の設備、そこから先はお客さまの設備で、この取付点が財産と責任の分界点だと案内しています。四国電力送配電と東北電力も、取付点を財産と保安責任の分界点としています。

出典:九州電力送配電「電気がお客さまに届くまで」、四国電力送配電「電力会社の設備とお客さま設備との境はどこですか?」(同社FAQ)、東北電力「引込線」

設備ごとの持ち主と呼び方

東北電力は、電柱から軒先などの取付点までを引込線、屋外と屋内の配線をつなぐ部分を引込口配線と呼び分けています。

設備ごとの区分(公式案内で確認できた範囲)
設備どちら側か確認できた記載
電柱から取付点までの引込線電力会社九州電力送配電は取付点までを同社の設備と案内
引込線の取付点境目財産と保安責任の分界点(九州電力送配電・四国電力送配電・東北電力)
引込口配線取付点より先(自宅側とみられる)屋外と屋内の配線をつなぐ部分(東北電力)。取付点より先は自宅の設備(九州電力送配電)
メーター(計量器)電力会社九州電力送配電は同社の設備と案内。中国電力は計量器と計量器箱を一般送配電事業者等の所有とし、取付けの費用も同事業者の負担
リミッター(電流制限器)電力会社九州電力送配電は同社の設備と案内
取付点より先の宅内配線自宅側(メーター・リミッターを除く)取付点から先はお客さまの設備だが、メーター・リミッターは電力会社の設備(九州電力送配電)

出典:確認日 2026-10-23。引込口配線の行は、東北電力の「屋外配線と屋内配線をつなぐ」説明と、九州電力送配電の「取付点から先はお客さまの設備」を合わせた整理で、引込口配線の持ち主を明記した公式記載は確認できていません。中国電力のページは法人向け(高圧)の案内です。

メーターは一定期間ごとに取り替わる

九州電力送配電は、メーターが故障していなくても、一定期間ごとに検定を受けたものへ取り替えて正しい計量を保つと案内しています。取り替えの進め方や費用は契約先の電力会社に確認してください。時期はスマートメーターの検定満了と交換時期で確認できます。

中国電力の案内では、お客さまの希望で計量器の取付位置を変える場合は、実際にかかった費用に消費税等相当額を加えた額が請求されます。引込線の位置変更も同じ扱いです。いずれも法人向けの案内なので、家庭の契約は契約先の電力会社に確認してください。

取付点より先は自宅の設備で、工事は専門家に頼む

中国電力は、需給地点(引込線と客の電気設備の接続点)以降はお客さまの財産で、電気工事の施工や維持管理はお客さまが行うと案内しています。九州電力送配電は「電気配線の素人工事は危険です」として、電気工事店などの専門家への相談を呼びかけています。

出典:中国電力「電気の設備について」(法人向け・高圧の案内)、九州電力送配電は上記ページ。

太陽光や蓄電池を付けるときは、供給地点特定番号と受電地点特定番号のような契約上の番号も、電力会社の手続きで使います。契約アンペアはリミッターの容量に関わるため、変更の流れもあわせて確認してください。

リミッターが切れたときなど、停電時の分電盤の確認順は停電が自宅だけか近所もかの見分け方にまとめています。

連絡前に手元に揃えるもの

  1. 気になる設備(引込線、メーター、分電盤など)と、傷みや外れの様子が分かる写真。
  2. 契約中の電力会社(送配電会社)の連絡先と、検針票にあるお客さま番号。
  3. 引込線やメーターに触れず、近づきすぎない。危険を感じたら電力会社へ連絡する。

設備が自宅側の場合の修理は、電気工事店などの専門家に相談します。担当や費用は、電力会社と工事会社に確認してください。

よくある質問

Q引込線の取付点は、電力会社と自宅のどちらの設備ですか?

A取付点は、電力会社の設備と自宅の設備の境目です。九州電力送配電と東北電力は取付点を財産と保安責任の分界点と案内し、四国電力送配電は「通常は」取付点が分界点になると案内しています。

Q電気のメーターは自宅の持ち物ですか?

A自宅の持ち物ではありません。九州電力送配電は、メーターとリミッターを同社の設備と案内しています。中国電力も、計量器と計量器箱を一般送配電事業者等の所有としています。

Q引込口配線とは何ですか?

A東北電力は、屋外の配線と屋内の配線をつないでいる部分を引込口配線と案内しています。電柱から取付点までの引込線とは別の呼び方です。

Q自宅側の電気配線を、自分で直してよいですか?

A九州電力送配電は「電気配線の素人工事は危険」として、電気工事店などの専門家への相談を案内しています。太陽光や蓄電池を付ける工事も、工事の範囲は契約する工事会社に確認してください。

Q取付点の位置は、どの家でも同じですか?

A四国電力送配電は「通常は」取付点が分界点になると案内しています。地中から引き込む家や集合住宅など、地中から引き込む家や集合住宅の扱いは、ここで引用した案内には書かれていません。契約中の電力会社の窓口で確認してください。

本記事は各社の公開情報をもとに設備の区分を整理した一般的な情報です。実際の分界点の位置や修理の担当は、住まいの引込方式や契約によって異なります。契約中の電力会社と工事会社の案内でご確認ください。