高知市の令和8年度の蓄電池補助は、すでに太陽光を設置して発電している自宅に蓄電池を足す工事が対象で、補助額は1kWhあたり4万円、上限は40万円です。交付の決定を受けてから契約・発注に進む順序で、決定より前に契約すると対象外になります。
受付状況:三次募集の受付は2026年8月24日から11月30日までで、先着順です。市のページ(更新日2026年8月20日)には、二次募集の終了時点の予算残額が8,978千円と載っています。予算に達した時点で受付が終わるため、申し込む前に市のページで受付が続いているかを確かめてください。
この記事は、高知市の「住宅用蓄電池設備等導入促進事業費補助金」のうち、蓄電池の部分を扱います。他の自治体との並べ方は国・都道府県・市の補助金の比較で見られます。
出典:高知市「【三次募集・先着順】令和8年度高知市住宅用蓄電池設備等導入促進事業費補助金について」、高知市「令和8年度 募集要領(三次募集用)」(PDF)、高知市「令和8年度高知市住宅用自家消費型太陽光発電設備導入促進事業費補助金について」、高知県「高知県住宅用太陽光発電設備等導入推進事業費補助金交付要綱の一部改定について(令和8年度実施分)」(いずれも2026-10-18確認)
補助額と対象の条件
| 項目 | 内容(令和8年度・三次募集) |
|---|---|
| 対象の工事 | すでに太陽光発電設備を設置し発電している、自分が住む住宅に、蓄電池またはV2H充放電設備のどちらか一方を設置する |
| 蓄電池の補助額 | 容量(kWh)×4万円以内。上限40万円 |
| 上限が下がる場合 | 同じ年度に市の「住宅用自家消費型太陽光発電設備導入促進事業費補助金」で交付決定を受けている場合は、上限25万円 |
| 対象の蓄電池 | 商用化されて導入実績があること。中古品・リース品は対象外 |
| 購入先 | 募集要領は「市内の事業者から調達すること」を求めています。市内の事業者とは、契約の相手が高知市内の本社・本店・支店・営業所などの代表者である事業者です。要領の表では蓄電池とV2Hのどちらの行にかかるかが読み取りにくいため、窓口で確かめます |
| 対象経費 | 設備の購入費用と工事費用。消費税は対象外 |
| 申請できる人 | 県税・市税などの滞納がなく、住宅の所在地に住民票の住所がある人 |
1つの太陽光発電設備につき、同じ年度に交付決定を受けられるのは、蓄電池かV2Hのどちらか一方で、1回だけです。V2H充放電設備は上限30万円で、別の計算式になります。
容量は小数点第3位以下を切り捨てて計算し、補助額は千円未満を切り捨てます。次の表は、この計算を当てはめた例です。
| 蓄電池の容量 | 容量×4万円 | 上限40万円の場合 | 上限25万円の場合 |
|---|---|---|---|
| 4kWh | 16万円 | 16万円 | 16万円 |
| 8kWh | 32万円 | 32万円 | 25万円 |
| 12kWh | 48万円 | 40万円 | 25万円 |
募集要領は「4万円以内」と書いているため、上の表は上限を求める計算の目安です。
補助を受けた場合の年間差額と単純回収年数は、卒FIT後の選択肢比較シミュレーターで概算できます。
申請から工事までの順序
| 順番 | やること | 期限・注意 |
|---|---|---|
| 1 | 契約・発注の前に、交付申請書を窓口へ出す | 2026年8月24日〜11月30日の平日。郵送は不可で、窓口のみ |
| 2 | 交付決定の通知を受け取る | 通知の発送が終わるまで1か月以上かかる場合がある |
| 3 | 通知のあとに契約・発注し、工事をする | 決定より前に着手すると対象外 |
| 4 | 事業を完了して実績報告書を出す | 完了日から30日を過ぎる日、または2027年1月29日のいずれか早い日まで |
提出された申請書は、内容に不備がないことが確認されたうえで、先着順に受け付けられます。書類は先にそろえてから窓口へ出します。
実績報告の期限が2027年1月29日までのため、交付決定が遅れると工事に使える期間が短くなります。施工会社の日程も、決定の時期から逆算して相談します。
申請で出す書類
- 申請書類:補助金交付申請書、設備設置概要書、設置する場所を示す位置図と図面。
- 見積書:高知市内の事業者が出した見積書の写しで、購入費用と工事費用を分けて書いたもの。
- カタログなど:補助対象設備のカタログ、パンフレットの写し。
- 納税証明書:県税(全税目)の納税証明書で、取得から1か月以内のもの。
- チェックリスト:令和8年度から新しく提出が必要になりました。
書類の全体は、市の募集要領の「補助金申請時に提出する書類」の一覧で確かめます。この記事に書いた以外の書類が必要になる場合があります。
市の自家消費型太陽光の補助との違い
市にはもう1つ、「住宅用自家消費型太陽光発電設備導入促進事業費補助金」があります。こちらは太陽光を新しく設置する工事が対象で、蓄電池は太陽光の付帯設備として補助されます。ページ(更新日2026年9月15日)には「受付は終了しました」と表示されています。
すでに太陽光がある卒FITの家庭は、蓄電池だけで申し込める今回の補助が合います。2つを同じ蓄電池に重ねて申請することはできません。
この補助は、高知県の補助金を市が受けて実施する仕組みです。県は令和8年度実施分の交付要綱を改定しています。
- 申請と契約の順序の違い:蓄電池補助金は契約の前に申請する?
- すでに太陽光がある家に蓄電池を足す条件:蓄電池を後付けする条件
よくある質問
Q卒FITで太陽光がすでにある家は、蓄電池だけで申し込めますか?
A申し込めます。市の募集要領では、補助の対象は「すでに太陽光発電設備を設置し発電を行っている、自ら居住する住宅」に、蓄電池またはV2H充放電設備のどちらか一方を設置する事業です。太陽光の新設と同時に申し込む形は、この補助の対象になっていません。
Q契約や発注を先にしてしまった場合は対象になりますか?
A対象外です。募集要領は、補助金の交付決定のあとに契約・発注へ進むことを条件にしており、交付決定より前に着手した工事は補助の対象になりません。決定の通知が出るまでに1か月以上かかる場合があると書かれているため、工事の日程はその分あとにずらして考えます。
Q補助額はいくらになりますか?
A蓄電池の容量(kWh)に4万円をかけた額以内で、上限は40万円です。容量は小数点第3位以下を切り捨て、補助額は千円未満を切り捨てます。同じ年度に市の「住宅用自家消費型太陽光発電設備導入促進事業費補助金」で交付決定を受けている場合は、上限が25万円になります。
Qいつまで申し込めますか?
A三次募集の受付は2026年8月24日から11月30日までの平日で、先着順です。予算額に達した時点で受付が終わります。市のページには、二次募集の終了時点の予算残額が8,978千円と載っているため、期間内でも早く締まる場合があります。
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本記事は一般的な情報提供で、補助の可否・金額を保証するものではありません。制度は予算・要領の改定で変わるため、契約や申請の前に高知市の最新ページと募集要領で確認してください。特定の施工業者・製品を推奨するものではなく、電気工事の設計・実施には関与しません。