京田辺市の令和8年度の蓄電池補助は、蓄電池が1kWhあたり1万円(最大5万円)の従来制度と、1kWhあたり4万円(最大24万円)の新制度の2本立てで、どちらも太陽光との同時設置が条件です。太陽光が設置済みの卒FITの家に蓄電池だけを足す場合は、対象にならないと読めます。

新制度は、国の交付金を使って京都府と市が実施する制度で、金額が大きい代わりに、工事契約の時期や自家消費の割合などの条件があります。同じ京都府内の宇治市の蓄電池補助や京都府・京都市の蓄電池補助と比べるときは、国・都道府県・市の補助金の比較も役に立ちます。

蓄電池を足した場合の年間差額と単純回収年数は、卒FIT後の選択肢比較シミュレーターで概算できます。

出典:京田辺市「令和8年度京田辺市住宅用蓄電池システム等設置補助金について」(2026年5月11日更新)、京田辺市「【脱炭素重点対策加速化事業】京田辺家庭向け自立型(FIT売電不可)再生可能エネルギー設備設置補助金」(2026年5月11日更新)、京田辺市住宅用蓄電池システム等設置補助金交付要綱(抜粋)(いずれも2026-10-22確認)

従来制度と新制度の金額

項目従来制度新制度
蓄電池定格容量1kWhあたり1万円(最大5万円)定格容量1kWhあたり4万円(最大24万円)
太陽光電力会社との契約上の受給最大電力1kWあたり1万円(最大4万円)に、1万円を加算公称最大出力1kWあたり4万円(最大16万円)に、2万円を加算
給湯機器対象外導入費用の2分の1(最大30万円)
合計の上限10万円最大42万円(給湯器と同時で最大72万円、コージェネレーションと同時で最大122万円)
予算110万円(11件程度)先着順で予算額に達した時点で終了(残額は市のページで確認)
受付期間2026年5月11日〜2027年2月16日2026年5月11日〜2027年1月29日

新制度の蓄電池は、従来制度の4倍の単価で、上限も5万円から24万円に上がります。1kWhあたり4万円なので、6kWhの蓄電池なら24万円で上限に届きます。千円未満の端数は切り捨てです。

従来制度は、補助額が設置費用の総額の2分の1以内という上限もあります(要綱)。

対象になる条件

  • 共通:京田辺市に住所があり、自分が住む住宅に、太陽光と蓄電池を同時に設置する個人です。市税の滞納がないことも条件です。
  • 従来制度:FIT(FIP)制度の太陽光(2kW以上)と蓄電池の同時設置で、設置費用の支払日から1年以内の申請です。全量売電は対象外で、過去に市の補助を受けた場合や、システムの追加・拡張も対象外です。
  • 新制度:FIT(FIP)の太陽光と蓄電池の同時設置に給湯機器などを加える組み合わせと、FIT(FIP)以外の太陽光と蓄電池の同時設置の組み合わせがあります。太陽光の電力の30%以上を自家消費することと、他の国の補助金を受けていないことが条件です。

蓄電池の費用が1kWhあたり12.5万円(工事費込み・税抜き)以下であることは、新制度では努力義務とされています。太陽光の既設の家に後から蓄電池を足す考え方は、蓄電池を後付けする条件で整理しています。

新制度で気をつける工事契約の時期

新制度は、府(市)が認める契約(工事)開始日より前に契約すると、補助金を受けられません。開始日は4月中旬に公表されると、市のページに書かれています。

申請した年度に工事契約をして、工事まで完了している必要があります。契約・工事が年度をまたぐ場合は、1年以上でなければ対象外で、必ず事前に市(府)の承認が必要です。申請の期限は原則1月末までです。

市のページには、令和7年11月に契約して令和8年9月に完成する例など、対象外になる4つの例が載っています。いずれも契約の時期や完成の時期が合わないケースです。

申請の流れ

  1. 従来制度:設備を設置してから、申請書兼実績報告書に必要書類を添えて、環境政策課の窓口へ持参します。市が審査して交付決定を通知し、指定の口座に振り込みます。領収書は発行から1年以内のもので、原本を見せる必要があります。
  2. 新制度:市のページには、様式第1号の確認申請書兼事業開始承認申請書と、様式第3号の交付申請書が並んでいます。様式の並びからは、確認・承認を受けたあとに交付申請をする順と見られます。手順は要綱か環境政策課で確認してください。

従来制度は電力需給契約書の写しが添付書類に入ります。市のページには、この契約書の発行に半年程度かかることもあると書かれています。

窓口の受付は、土日祝を除く8時30分から17時15分までです。

よくある質問

Q京田辺市の蓄電池補助で、太陽光が付いている家に蓄電池だけを足せますか?

A市の公式ページでは、従来制度も新制度も、太陽光発電設備と蓄電池を同時に設置することが対象と書かれています。従来制度のページには「単独で設置された場合は対象となりません」とあります。卒FITで太陽光が既設の家に蓄電池だけを足す場合は、この補助の対象にならないと読めます。

Q従来制度と新制度は、何が違いますか?

A従来制度は、FIT(FIP)の太陽光と蓄電池の同時設置が対象で、蓄電池は1kWhあたり1万円で最大5万円、太陽光と合わせて最大10万円です。新制度は、国の交付金を使う制度で、蓄電池は1kWhあたり4万円で最大24万円、太陽光と合わせて最大42万円です。高効率給湯器を同時に設置すると最大72万円、コージェネレーションシステムなら最大122万円と市のページに書かれています。

Q新制度に、先に工事契約をしてしまっても大丈夫ですか?

A大丈夫とは限りません。市のページでは、府(市)が認める契約(工事)開始日より前に契約した場合は補助金を受けられず、年度をまたぐ契約には事前の承認が必要と書かれています。契約の前に市の環境政策課へ確認するのが確実です。

Q新制度には自家消費の決まりがありますか?

Aあります。市のページの新制度の条件に、太陽光で発電する電力の30%以上を自家消費することが挙げられています。また、同じ設備について他の国の補助金を受けていないことも条件です。

Q申請の締め切りはいつですか?

A従来制度の受付は2027年2月16日まで、新制度の受付は2027年1月29日までで、どちらも先着順で、予算額に達した時点で終了とされています。いずれも市役所環境政策課の窓口での受付です。

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本記事は一般的な情報提供で、補助の可否・金額を保証するものではありません。制度は予算・要綱の改定で変わるため、申請前に京田辺市の最新ページで確認してください。特定の施工業者・製品を推奨するものではなく、電気工事の設計・実施には関与しません。

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