宇治市の令和8年度の蓄電池補助は、太陽光発電設備との同時設置が条件で、FIT認定を取るかどうかで2つの制度に分かれます。蓄電池の上限額は、FIT認定ありが8万円、認定なしが27万円です。
窓口はどちらも環境企画課です。すでに太陽光を設置している家に、蓄電池だけを足す場合は、どちらの制度も対象外です。
出典:宇治市「令和8年度 家庭向け自立型再生可能エネルギー導入事業費補助金(FIT売電可)」(市の更新日は2026年10月9日)、宇治市「令和8年度 宇治市ゼロカーボン設備導入事業費補助金」(市の更新日は2026年6月3日)
2つの制度の違い
| 項目 | FIT認定を取る人向け | FIT・FIP認定を取らない人向け |
|---|---|---|
| 制度名 | 家庭向け自立型再生可能エネルギー導入事業費補助金 | ゼロカーボン設備導入事業費補助金 |
| 蓄電池の補助額 | 蓄電容量1kWhあたり1万6千円、上限8万円 | 蓄電容量1kWhあたり4万5千円、上限27万円 |
| 太陽光の補助額 | 1kWあたり1万円、上限4万円 | 1kWあたり4万円、上限16万円 |
| 受付期間 | 2026年4月6日から2027年3月15日まで | 2026年6月3日から2027年1月15日まで |
| 申請の方法 | 設置後に、交付申請と実績報告を一緒に提出 | 事業の完了後に、窓口で申請 |
どちらの制度も、補助額は補助対象経費の2分の1以内です。千円未満は切り捨てます。蓄電池の補助額の差は、同じ容量でも2.8倍です。ただし、認定なしの制度は、余った電気を売る場合も、FITやFIPによらない形になります。
蓄電池を足した場合の年間差額と単純回収年数は、卒FIT後の選択肢比較シミュレーターで概算できます。
FIT認定を取る人向けの制度
対象は、市内の自分が所有し住んでいる住宅に、太陽光発電設備と蓄電設備を同時に設置した人です。新築住宅を、設備つきで取得して住む場合も対象です。
- 太陽光は、公称最大出力が2kW以上10kW未満の新品
- 蓄電設備は、太陽光と接続する据置型で、蓄電容量1kWh以上の新品
- 電力会社と電力受給契約を結び、FIT認定を取得した人(全量売電するものは除く)
- 同じ住宅で、ゼロカーボン設備導入事業費補助金を受けたことがない人
申請は、設備を設置したあと、電力受給の開始日から6か月以内で、かつ受付期間内に出します。補助金は1住宅につき1回限りです。
この制度は先着順で、予算額の上限に達すると、期間中でも受付が終わります。市のページには、次の受付状況が載っています。
| 募集件数 | 申請件数 | 残り件数 |
|---|---|---|
| 16件 | 8件 | 8件 |
表は2026年10月8日時点です。補助額は、前年度(令和7年度)の1kWhあたり2万円・上限12万円から、1万6千円・上限8万円に下がっています。
FIT・FIP認定を取らない人向けの制度
太陽光発電設備と蓄電設備を同時に設置し、FITまたはFIPの認定を取得しない人が対象です。この制度は、環境省の交付金と京都府の補助金を使っているため、国と府が決めた要件も満たす必要があると、市は書いています。
- 自分が所有し、住んでいる住宅に、太陽光と蓄電設備を同時に設置すること
- 太陽光の発電量のうち、30%以上を自分で使うこと
- 国の別の補助などを受けないこと
- 2026年4月15日以降に契約・着工した設備であること
申請は、事業が終わってからの事後申請で、窓口でのみ受け付けます。先着順で、予算額の上限に達した時点で受付を終えます。予算の残りの数字は、このページには載っていません。
高効率給湯機器(エコキュートなど)やコージェネレーションシステム(エネファームなど)を、太陽光と蓄電池と同時に設置した場合は、さらに別の補助があります。上限は、給湯機器が30万円、コージェネレーションシステムが80万円です。
選ぶときの注意と、関連する記事
どちらの制度も、太陽光と蓄電池をセットで導入する人向けです。すでにFITで売電している太陽光に、蓄電池だけを足す人は、この補助では対象外になります。蓄電池だけを足す場合の条件は、蓄電池を後付けする条件で整理しています。
- 京都府内の補助:京都府内の蓄電池補助
- 国の補助の最新状況:蓄電池の補助金の現状
- 契約の順番:蓄電池の補助金の申請と契約の順番
よくある質問
Q宇治市の蓄電池補助は、蓄電池だけで申請できますか?
Aできません。どちらの制度も、太陽光発電設備と蓄電設備を同時に設置した場合だけが対象で、どちらか単体の設置は対象外と市は書いています。
QFIT認定ありとなしでは、蓄電池の補助額はどれだけ違いますか?
AFIT認定を取得する人向けの制度は、蓄電容量1kWhあたり1万6千円で上限8万円です。FIT・FIP認定を取得しない人向けの制度は、1kWhあたり4万5千円で上限27万円です。どちらも補助対象経費の2分の1以内という条件がつきます。
QFIT認定ありの制度は、予算が残っていますか?
A2026年10月8日時点の市の表示では、募集16件に対して申請が8件、残りは8件です。先着順で、予算額の上限に達すると期間中でも受付が終わります。
Q補助金は、工事の前に申請しますか?
Aどちらの制度も、設備を設置してからの申請(事後申請)です。FIT認定ありの制度は電力受給開始日から6か月以内に、認定なしの制度は事業の完了後に、書類をそろえて環境企画課へ出します。
蓄電池の記事は蓄電池の記事一覧(選び方・設置の手続き・運転・安全・補助金別)から目的別に探せます。
本記事は一般的な情報提供で、補助の可否・金額を保証するものではありません。制度は予算・要綱の改定で変わるため、契約や申請の前に宇治市の最新ページで確認してください。特定の施工業者・製品を推奨するものではなく、電気工事の設計・実施には関与しません。