松本市の令和8年度の定置型蓄電池の補助は、1件あたり定額20万円で、太陽光発電設備に連結することが条件です。市のページは2026年10月2日の更新時点で「申請を受付しています」としています。

正式な名前は「住まいのゼロカーボン推進補助金」で、担当は住宅課です。蓄電池のほか、太陽光発電設備や高効率給湯器、窓の断熱改修などもまとめて対象にしています。この記事は蓄電池に関わる部分だけを扱います。長野県全体の補助は長野県の家庭用蓄電池補助金、国や市区町村の違いは蓄電池補助金の国・都道府県・市区町村の比較で整理しています。

出典:松本市「令和8年度「住まいのゼロカーボン推進補助金」の申請を受付しています」(更新日2026年10月2日)、松本市「令和8年度松本市住まいのゼロカーボン推進補助金パンフレット」(PDF)(いずれも2026-10-20確認)

補助額と条件:容量に関わらず定額20万円

項目内容(令和8年度)
補助額定置型蓄電池 20万円(補助限度額も20万円)
対象住宅新築・既築
設備の要件太陽光発電設備に連結すること/10年以上のメーカー保証があること/電力変換装置が一体的に構成されていること/増設でないこと
リース松本「0円ソーラー」登録プランのリース契約も対象
PPA事業者向け定置型蓄電池 5万円

補助額は定額なので、蓄電容量が5kWhでも10kWhでも20万円です。容量が小さい機種のほうが、設置費用に対する補助の割合は大きくなります。

同じ制度の太陽光発電設備は1kWあたり5万円で、上限は20万円です。たとえば4kWなら、5万円×4kWで20万円になります。

補助を引いた蓄電池の年間差額と単純回収年数は、卒FIT後の選択肢比較シミュレーターで概算できます。

卒FIT後に蓄電池だけを足す家は対象になるか

令和8年度の変更点として、市のページには「太陽光発電設備と定置型蓄電池の増設は補助対象外になります」と書かれています。蓄電池の要件にも「増設でないこと」があります。

一方で、蓄電池の要件は「太陽光発電設備に連結すること」で、新しい太陽光と同時に付ける場合に限るとは書かれていません。すでに太陽光がある家に蓄電池を新しく付ける場合が対象かどうかは、ページの文面だけでは読み切れません。

卒FIT後に蓄電池だけを足す予定なら、契約の前に住宅課(0263-34-3246)へ、手元の設備の状況を伝えて確認します。このページの要件は「新品の機器」「住宅に設置したもの」が前提で、設置事業者が機器の調達から設置まで請け負っていることも条件です。ネット通販などで自分で機器を調達した場合は対象になりません。

申請の流れ:工事のあとに窓口へ持参する

  • 契約(発注)の前に、設備と設置事業者が補助の要件を満たすかを確かめます。設置事業者は、市内に本店・支店・営業所などがある事業者です。
  • 工事の前の写真を撮っておきます。
  • 工事と支払が終わってから、申請書類(交付申請兼実績報告)を住宅課の窓口に持参します。審査は約4週間です。
  • 交付決定兼確定通知書と請求書が郵送で届きます。請求書を窓口・電子申請・郵送のいずれかで出します。
  • 請求のあと、目安として1か月程度で振り込まれます。市からの振込通知はありません。

申請の期限は、工事完了日から180日以内です。令和8年度の受付期間は2026年4月1日から2027年3月31日までで、期間内でも予算が上限に達すると終了します。受付は土日祝日と年末年始(12月29日から1月3日)を除きます。

申請は、松本市役所東庁舎別棟2階の住宅課の窓口だけです。郵送や支所・出張所では受け付けていません。2027年3月15日以後の申請には、市税の滞納がない証明書が必要です。

併用と回数の決まり

  • 県や国の他の補助金とは併用できます。
  • 市の他の補助とは、補助の対象になる工事が重ならない場合に限り併用できます。
  • 補助は、年度内に1軒の住宅につき1回限りです。
  • 店舗や事業所と一体の住宅は、住宅部分に限って対象です。蓄電池も、給電が住宅だけであることの確認が必要です。
  • 賃貸住宅では、工事について住宅の所有者の同意が必要です。

令和7年度に工事が終わった案件は、工事完了日から180日以内なら、令和8年度の補助金として申請できます。ただし、申請時点の要綱が適用され、補助の内容が変わっていることがあります。

申請前に確認する点

  • 予算の残り:市のページの「受付・予算消化状況」で、申請の前に確かめます。
  • 太陽光との関係:蓄電池は太陽光発電設備に連結することが条件で、増設は対象外です。
  • 保証:10年以上のメーカー保証がある機器であることを、契約の前に確かめます。
  • 書類:保証書、納品書、出荷証明書のいずれかの写しに、日付が入っているかを確認します。

長野県内のほかの例は塩尻市の蓄電池補助金で整理しています。申請と契約の順序の違いは蓄電池補助金の申請と契約の順序も参照してください。

よくある質問

Q松本市の蓄電池の補助は、いくらですか?

A定置型蓄電池は、1件あたり定額20万円です。容量(kWh)に応じて増える仕組みではなく、補助限度額も20万円と書かれています。年度内に1軒の住宅につき1回限りです。

Qすでに太陽光がある家に、蓄電池だけを後付けしても対象になりますか?

A市のページには、蓄電池の要件として「太陽光発電設備に連結すること」と「増設でないこと」が書かれています。令和8年度の変更点にも「太陽光発電設備と定置型蓄電池の増設は補助対象外」とあります。既設の太陽光に蓄電池を後付けする場合が対象かどうかは、ページの文面だけでは読み切れないため、契約の前に住宅課(0263-34-3246)へ確認します。

Q契約や工事の前に、申請が必要ですか?

A申請は工事と支払が終わってからです。市の手続きの流れでは、契約(発注)の前に設備や設置事業者が要件を満たすかを確かめ、工事の前の写真を撮っておき、工事完了後に申請書類を出します。申請の期限は、工事完了日から180日以内です。

Q郵送や支所で申請できますか?

Aできません。申請書類は、松本市役所東庁舎別棟2階の住宅課の窓口に持参します。家族による提出は可能です。交付決定のあとの補助金の請求は、窓口・電子申請・郵送から選べます。

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補助の可否・金額を保証するものではありません。制度は予算や要綱の改定で変わるため、申請前に松本市の最新ページで確認してください。特定の施工業者・製品を推奨するものではなく、電気工事の設計・実施には関与しません。

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