「みんなのおうちに太陽光」は、東京都内の建物に太陽光や蓄電池を付けたい人が参加登録をして、まとめて購入することで価格を下げる共同購入の事業です。すでに太陽光がある家は、蓄電池だけのプランを選べます。

正式名称は「太陽光発電及び蓄電池グループ購入促進事業」で、令和5年度から続いています。東京都の発表では、令和7年度は想定市場価格に対して2割程度、設置費用(機器費と工事費)を下げられたとされています。

出典:東京都「太陽光発電及び蓄電池グループ購入促進事業 令和8年度購入希望者及び施工事業者を募集します」(2026年1月27日発表)、みんなのおうちに太陽光事務局サイト、目黒区「みんなのおうちに太陽光」(更新2026年9月25日)(いずれも2026-10-20確認)

仕組みと誰が運営しているか

東京都と協定を結んだ事業者のアイチューザー株式会社が購入希望者を募集します。共同購入のスケールメリットで購入価格を下げる事業で、メーカーと施工事業者は入札で決まります。

事務局のサイトには、事業実施者は都を代理する権限を持たず、都は事業実施者の資力や信用を保証しない、と書かれています。都は協定に基づいて広報に協力する立場です。

選べる3つのプラン

プラン内容卒FIT後の家での使い道
太陽光発電設備のみ太陽光パネル(対象は10kW未満)これから太陽光を付ける家向け
太陽光発電設備+蓄電池パネルと蓄電池のセットパネルの設置と蓄電池を同時に決めたい家向け
蓄電池のみパネルは設置済みの家向け卒FIT後に蓄電池だけ足す場合

3つに加えて、V2H(電気自動車と家をつなぐ設備)の設置を追加することもできます。そのほかのオプションは事務局への問い合わせが案内されています。参加できるのは都内にある建物に設置する人で、離島は対象外です。

蓄電池のみを選ぶ場合、容量や既設のパワーコンディショナとの組み合わせは蓄電池の後付けの条件で確認できます。

令和8年度の募集期間

東京都は令和8年1月に、募集を3回に分ける予定と発表しました。その後、事務局のサイトと目黒区のページでは、第2次の参加登録期間が2026年10月1日から2027年3月31日までと案内されています。

回登録期間出どころ
第1回2026年3月26日〜7月29日東京都の発表・事務局サイト
第2次2026年10月1日〜2027年3月31日事務局サイト・目黒区のページ

東京都の1月の発表にあった第2回(7月30日〜11月30日)と第3回(12月1日〜)の区切りは、事務局のサイトでは第2次の1本にまとまっています。募集期間に応じて施工事業者と価格が変わる可能性があるため、登録する時期の案内を事務局のサイトで確認します。事務局のサイトには、パネルなどの価格が急に上がった場合は、予告なく登録の募集を中止することがあるとも書かれています。

参加登録から契約までの流れ

  1. 参加登録:事務局のサイトから登録します。3分で完了し、登録費用はかかりません。登録した情報をもとに概算見積りが案内されます。
  2. 入札:販売施工事業者と共同購入価格が決まります。
  3. 参考見積りの確認:登録画面で、担当事業者、製品、価格の目安を確認します。本見積りを希望する場合だけ次へ進みます。
  4. 本見積り:販売施工事業者から連絡があり、設置できるか、設置できる容量や条件を確認します。自宅に合わせた個別の見積りと発電量のシミュレーションが案内されます。
  5. 契約・施工:確認したうえで、導入するかを最終的に判断します。補助金の活用やローンの支払いも、販売施工事業者に相談できます。

参加登録をしても契約の義務はありません。参考見積りは概算で、本見積りで金額が変わることがあります。

補助金との関係

東京都の発表は、この事業で住宅に太陽光発電設備などを設置する人が、クール・ネット東京の助成金を活用できるとしています。令和8年度の助成金の詳細は、別途お知らせすると書かれています。蓄電池の助成額は東京都の家庭用蓄電池助成で整理しています。

事務局のサイトによると、補助金の申請手続きは販売施工事業者がサポートし、参考見積りの発行時に使える補助金の額も案内されます。区市の補助は区ごとに条件が違うため、蓄電池補助金の国・都道府県・市区町村の比較で確認してから見積りを見ます。

見積りを受け取ったあとに確認したい点

  • 製品と施工事業者は指定:入札で決まるため、希望のメーカーは選べません。容量、保証、停電時に使えるコンセントの範囲を見積書で確かめます。
  • 比較する:契約は義務ではないので、他の販売店の見積りと同じ条件(容量・工事内容・保証)で並べて比べます。比べ方は販売店の見積りの確認項目にまとめています。
  • 補助金と契約の順序:補助金は制度ごとに、契約や着工の前後どちらで申請するかが違います。契約の前に条件を確かめます。順序は蓄電池補助金の申請と契約の順序で整理しています。

価格が回収できるかは家庭ごとに違います。補助を引いた実質の費用と回収年数は、卒FIT後の選択肢比較シミュレーターで概算できます。

よくある質問

Q「みんなのおうちに太陽光」は、東京都が運営していますか?

A東京都の「太陽光発電及び蓄電池グループ購入促進事業」の愛称です。都と協定を結んだアイチューザー株式会社が購入希望者を募集して実施しています。事務局のサイトには、事業実施者は都を代理する権限を持たず、都は事業実施者の資力や信用を保証しない、と書かれています。

Qすでに太陽光パネルがあっても参加できますか?

A参加できます。選べるプランに「蓄電池のみ」があり、事務局のサイトにも「蓄電池(パネル設置済の方)」の案内があります。卒FIT後に蓄電池を足したい場合にも当てはまります。

Q参加登録をすると、必ず契約することになりますか?

Aなりません。東京都の発表と事務局のサイトの両方で、参加登録をしても購入の契約義務はなく、登録後に届く見積りを見て判断できると案内されています。登録に費用はかかりません。

Q好きなメーカーや施工業者を選べますか?

A選べません。東京都の発表では、メーカーと施工事業者は入札で決まり、製品や施工事業者は指定のものになります。募集の回によって、施工事業者や価格が変わる可能性もあります。

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価格や補助の可否を保証するものではありません。共同購入の条件・期間は変わるため、参加前に東京都と事務局の最新の案内で確認してください。特定の施工業者・製品を推奨するものではなく、電気工事の設計・実施には関与しません。

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