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NEDOの日射量データベースは、毎時の代表年を見るMETPVと、月別の平均値を見るMONSOLAの2種類があります。どちらも国内837地点を対象にしていて、方位角別・傾斜角別の日射量を表示できます。NEDOは、発電量の推定に活用できるとしています。

自宅の屋根の条件で売電と自家消費の年間差額を見たいときは、卒FIT後の選択肢比較シミュレーターで概算できます。

出典:NEDO「日射に関するデータベース」

METPVとMONSOLAの違い

NEDO日射量データベースの2種類(NEDOの説明)
項目METPVMONSOLA
名前(現行版)年間時別日射量データベース(METPV-11)年間月別日射量データベース(MONSOLA-11)
地点数国内837地点国内837地点
期間20年間(1990〜2009年)の代表年29年間(1981〜2009年)の平均値
表示できる内容毎時の方位角別・傾斜角別の日射量各月(年間)の方位角別・傾斜角別の月(年)平均日積算日射量
NEDOが挙げる活用方位角別・傾斜角別の発電量の推定年間・月間発電量の推定

表の「毎時」と「月(年)平均」の違いが使い分けの目安です。時間ごとの日射量の変化を見たいときはMETPV、月ごと・年間の平均を見たいときはMONSOLAが対応します。

NEDOの同じページでは、ダウンロード版の閲覧システムとデータファイルも公開されています。

出典:NEDO「日射に関するデータベース」

全天日射・直達日射・散乱日射の意味

気象庁の説明では、全天日射は、地表面が受け取るすべての太陽光です。直達日射は太陽から直接地上に届く光、散乱日射は大気中の粒子等で散乱・反射されて地上に届く光です。直達日射の水平面成分と散乱日射の和が全天日射になります。

曇りや雨の日の電気の流れは発電不足分を買電する仕組みで整理しています。

出典:気象庁「日射・赤外放射に関するよくある質問」

自宅に近い地点を探す方法

NEDOの閲覧システムの操作マニュアルには、地点を選ぶ方法が4つ書かれています。

地点を選ぶ方法(操作マニュアルの記載)
方法使いどころ
エリアリスト検索したいアメダス地点等が決まっているとき、素早く選べる
地図地図上で検索したい地点を指定できるとき
住所検索住所を入力すると、近隣の地図が表示される
緯度経度検索緯度・経度を入力すると、近隣の地図が表示される

このマニュアルはMETPV-20の画面の説明です。現行のMETPV-11と画面が同じとは限らないため、操作の例として読んでください。

出典:NEDO「日射量データベース閲覧システム 操作マニュアル」

方位角と傾斜角の指定の読み方

方位角は南を0度とし、時計回りに表記されます。例えば西は90度、北は180度、東は270度です。南向きの屋根が基準の0度になるため、東向き・西向きの屋根は数字が大きく見えても、基準の南から90度ずれているだけです。

操作マニュアルでは、傾斜角を固定して方位角ごとの斜面日射量を見る「傾斜角指定」と、方位角を固定して傾斜角ごとの斜面日射量を見る「方位角指定」の2通りがあります。傾斜角の初期値は30度、方位角の初期値は0度(南)です。傾斜角は1度刻みで変えられます。

屋根の向きと傾きによる発電量の違いは、屋根の向きと角度で整理しています。

出典:NEDO「日射量データベース閲覧システム 操作マニュアル」

発電量の目安に使うときの注意

NEDOの説明にあるとおり、MONSOLAの期間は1981〜2009年、METPVの代表年は1990〜2009年の20年間から選ばれたものです。最近の気候は反映されていません。

日射量は、パネルに当たる日差しの量です。実際の発電量は、パネルの温度やパワーコンディショナの変換、汚れや影の影響を受けて変わります。この記事では、日射量から発電量への換算の係数は扱っていません。温度の影響は温度と発電量の関係、月ごとの発電量の変化は月別の発電量を参照してください。

年間発電量の目標値の考え方は年間発電量と売電量の目標にまとめています。

出典:NEDO「日射に関するデータベース」

この記事で確認できていないこと

本記事で確認したのは、NEDOの2つの資料と気象庁の資料の範囲です。日射量から発電量を求める計算式や、自宅の屋根の実際の発電量は扱っていません。

よくある質問

QMETPVとMONSOLAの違いは何ですか?

ANEDOの説明では、METPVは国内837地点・20年間(1990〜2009年)の代表年について、毎時の方位角別・傾斜角別の日射量を表示できるデータベースです。MONSOLAは国内837地点・29年間(1981〜2009年)の平均値で、各月(年間)の方位角別・傾斜角別の月(年)平均日積算日射量を表示できます。

Q年間の発電量を調べるには、どちらを使えばよいですか?

ANEDOは、METPVを方位角別・傾斜角別の発電量の推定に、MONSOLAを年間・月間発電量の推定に活用できるとしています。月ごとや年間の目安を見たいときは、月別の平均値を表示できるMONSOLAが向いています。

Q方位角の「0度」は、どの方角ですか?

ANEDOの閲覧システムの操作マニュアルでは、方位角は南を0度とし、時計回りに表記されます。西は90度、北は180度、東は270度です。

Q全天日射と直達日射は何が違いますか?

A気象庁の説明では、全天日射は地表面が受け取るすべての太陽光です。直達日射は太陽から直接地上に届く光で、散乱日射は大気中の粒子等で散乱・反射されて地上に届く光です。直達日射の水平面成分と散乱日射の和が全天日射になります。

Qデータベースの値は、自宅の今の発電量と同じになりますか?

A同じにはなりません。データベースの期間は2009年までで、実際の天候や設備の状態は年ごとに違います。目安として使い、実際の発電量は発電モニターや検針票の数字で確認してください。

本記事は一般的な情報提供です。データベースの値は過去の統計にもとづく目安で、自宅の発電量を保証するものではありません。設備の設計や施工は、設置業者・メーカーの案内を優先してください。

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