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住宅用太陽光の年間発電量は、NEDOの資料で平均約1,000kWh/kWです。容量が4kWなら、おおよそ4,000kWh発電します。

売電収入は、この発電量から家で使う分を引いた「売る量」に、買取単価をかけた金額です。本記事は、地域ごとの目安と計算の順番を表にまとめます。

1kWあたりの年間発電量は都道府県で3段階に分かれる

NEDOの資料は、住宅用の年間発電量に地域や年によって1〜3割程度のばらつきがあり、山梨県・静岡県・高知県は1,100kWh/kWを超えると説明しています。当サイトのデータでは、都道府県を次の3段階(100kWh単位の目安)に分けています。1,100kWh/kWの3県以外の分類は、NEDOの図を当サイトで読み取ったものです。

1kWあたりの年間発電量都道府県
1,100kWh山梨県・静岡県・高知県
1,000kWh福島県・茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県・長野県・岐阜県・愛知県・三重県・滋賀県・大阪府・兵庫県・奈良県・和歌山県・岡山県・広島県・山口県・徳島県・香川県・愛媛県・福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県・大分県・宮崎県・鹿児島県・沖縄県
900kWh北海道・青森県・岩手県・宮城県・秋田県・山形県・新潟県・富山県・石川県・福井県・京都府・鳥取県・島根県

NEDOの資料は、関東以南の太平洋側で全体的に発電量が豊富だと説明しています。同じ県の中でも、屋根の向きや影で値は変わります。

出典:NEDO「再生可能エネルギー技術白書 第2章 太陽光発電」図2-27

容量別の年間発電量

年間発電量は、1kWあたりの値に容量(kW)をかけて求めます。

容量1,100kWh/kWの地域1,000kWh/kWの地域900kWh/kWの地域
3kW3,300kWh3,000kWh2,700kWh
4kW4,400kWh4,000kWh3,600kWh
5kW5,500kWh5,000kWh4,500kWh
6kW6,600kWh6,000kWh5,400kWh

NEDOの資料は、日本の家庭の年間消費電力量が約4,734kWh/世帯で、同等の発電量を得るシステム容量は約4kWと説明しています。

売電収入の計算の順番

  1. 01

    年間発電量を出す

    1kWあたりの発電量に容量をかけます。検針票やモニターの実績があれば、その値を使います。

  2. 02

    売る量を出す

    発電量から、家で使った分を引きます。検針票の売電量が、実際の売る量です。

  3. 03

    買取単価をかける

    契約中の買取プランの単価(円/kWh)を、売る量にかけます。

売る量は家の使い方で変わるため、表では発電量の50%・70%・90%を売った場合を並べています。この割合は計算用の仮の値で、地域の標準値ではありません。

地域別の年間売電収入の目安(4kWの場合)

各地域の代表的な都道府県の発電量と、旧一般電気事業者の卒FIT後の標準的な買取単価で計算しました。

地域年間発電量買取単価50%を売る場合70%を売る場合90%を売る場合
北海道(北海道)3,600kWh8円14,400円20,160円25,920円
東北(青森県)3,600kWh9円16,200円22,680円29,160円
東京(茨城県)4,000kWh8.5円17,000円23,800円30,600円
中部(長野県)4,000kWh7円14,000円19,600円25,200円
北陸(富山県)3,600kWh8円14,400円20,160円25,920円
関西(滋賀県)4,000kWh8円16,000円22,400円28,800円
中国(鳥取県)3,600kWh7.15円12,870円18,018円23,166円
四国(徳島県)4,000kWh7円14,000円19,600円25,200円
九州(福岡県)4,000kWh7円14,000円19,600円25,200円
沖縄(沖縄県)4,000kWh7.7円15,400円21,560円27,720円

東京電力エリア(代表として茨城県の発電量)では、4,000kWhの70%を8.5円で売ると、年間約23,800円です。1か月あたりでは約1,983円になります。

買取単価は電力会社と契約年度で変わります。契約中のプランの単価は、卒FIT買取単価の比較で各社を並べています。

出典:東京電力エナジーパートナー「再エネ買取標準プラン」(8.50円/kWh)、ほか各社の買取プランは出典一覧に公式URLを掲載

実績と比べるときの見方

実際の世帯の平均は太陽光を載せた家の発電量・売電量の実績平均で確認できます。

発電量の実績がこの表より少ないときは、次の点を確認します。

  1. 01

    経年の低下

    設置年数が長いほど発電量が下がる場合があります。詳しくは発電量が下がったときの確認を参照してください。

  2. 02

    影と汚れ

    周囲の建物や木の影、パネルの汚れで発電量が変わります。影の影響とパネルの汚れの記事で確認できます。

  3. 03

    出力の抑制

    電力会社の指示で発電を止める場合があります。出力制御の影響を確認してください。

自分の発電量と電気の使用量で、売電と蓄電池の年間収支を比べるには、卒FIT後の比較シミュレーターが使えます。

よくある質問

Q4kWの太陽光は、1年に何kWh発電しますか?

ANEDOの資料の平均約1,000kWh/kWをかけると、おおよそ4,000kWhです。当サイトのデータでは、都道府県によって発電量は1kWあたり900〜1,100kWhに分かれ、4kWでは3,600〜4,400kWhになります。地域や年によって1〜3割程度ばらつくと、NEDOの資料に書かれています。

Q発電した電気はすべて売れますか?

Aいいえ。住宅用は、発電した電気のうち家で使った分を除いた余りを売る仕組みです。売れる割合は、昼間の在宅時間や家電の使い方で変わります。

Q売電収入は、発電量に買取単価をかければ出ますか?

A売った量に買取単価をかけます。発電量全体ではなく、家で使った分を除いた量が対象です。家で使った分は、買う電気が減る形で得になります。

Q県別の発電量の差は、どのくらいですか?

A当サイトのデータでは、1kWあたり900kWhの地域と1,100kWhの地域で、約2割の差です。4kWの場合、年間の発電量で800kWh違います。

Qこの表の売電収入は、自分の家の収入と同じですか?

A同じではありません。発電量は地域の目安、買取単価は電力会社の標準的なプランで、売る割合は仮の値です。実際の収入は、検針票の売電量で確認してください。

卒FITの意味と終了後の選択肢は卒FITとは?終了後の選択肢で説明しています。

本記事の数値は一般的な目安で、収入を保証するものではありません。実際の発電量と売電収入は、設置条件・気象・契約内容で変わります。最終的な確認は、検針票と電力会社の公式情報で行ってください。

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