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小田原市役所の60kW設備の令和7年度は、発電量が最も多い7月が7,804.2kWh、最も少ない12月が3,103.9kWhで、約2.5倍の差がありました。年間の合計は約61,719kWhです。

小田原市は、市役所本庁舎の車庫棟に設置した60kWの太陽光発電システムの、日別の発電量と日射量を公開しています。ページの見出しで、発電量は推定値と示されています。

出典:小田原市「市役所太陽光発電システムの発電量実績(推定)」、同ページの令和7年度日射量・発電量(PDF)(確認日 2026-10-20)

令和7年度の月別の発電量

公開されている月ごとの積算値を並べ、1kWあたりと年間に占める割合は当サイトで計算しました。1月から3月は令和8年(2026年)です。

小田原市役所の60kW設備の月別実績(令和7年4月〜令和8年3月・推定値)
月発電量(kWh)1kWあたり(kWh)年間に占める割合日射量(kWh/㎡)
4月5,978.5約99.69.7%141.46
5月5,458.3約91.08.8%128.04
6月6,321.8約105.410.2%146.20
7月7,804.2約130.112.6%176.04
8月7,244.1約120.711.7%163.30
9月5,441.2約90.78.8%126.05
10月3,262.9約54.45.3%78.17
11月3,566.8約59.45.8%90.56
12月3,103.9約51.75.0%83.45
1月4,404.5約73.47.1%118.13
2月3,853.8約64.26.2%105.23
3月5,278.6約88.08.6%130.24

12か月の合計は61,718.6kWhで、60kWで割った1kWあたりは約1,029kWhです。7月の約130kWhに対して、12月は約52kWhでした。

出典:小田原市の月別積算値にもとづく当サイトの計算(確認日 2026-10-20)

3か月ごとに見ると

3か月ずつに分けると、年間の発電量に占める割合は、4〜6月が約28.8%、7〜9月が約33.2%、10〜12月が約16.1%、1〜3月が約21.9%でした。10月から12月の3か月は、年間の約16%にとどまりました。

夏がいちばん多いとは限りません。東京電力エナジーパートナーの解説記事は、真夏は表面温度が上がって発電効率が下がるため、春から初夏のほうが多く発電する場合もあるとしています。この表では、7月と8月が最多と2番目でした。

日射量と発電量は同じ形で動くか

小田原市は、発電量は日射量に比例すると説明しています。表でも、日射量が最も多いのは7月(176.04kWh/㎡)で、発電量の最多月と一致しました。

一方、日射量が最も少ないのは10月(78.17kWh/㎡)ですが、発電量が最も少ないのは12月でした。発電量を日射量と60kWで割った比は、7月が約0.74、12月が約0.62で、冬のほうが低くなっています(1月は約0.62、2月は約0.61)。この資料だけでは、理由までは分かりません。月別の発電量は、日射量の高低だけでは読み切れない場合があります。

この表を自宅に当てはめるときの注意

この表は1か所の設備の1年分で、天気の年ごとの違いも含みます。自宅の屋根の向きや角度、地域、影の有無で、月ごとの割合は変わります。向きや角度の影響は太陽光パネルの向きと角度、曇りや雨の日は曇りや雨の日の発電量、温度の影響は太陽光パネルの温度と発電量で確認できます。

全国を1kmの区画に分けた月平均の日射量は、NEDOの日射量データベース(MONSOLA-20)に収録されています。解説書では、統計期間は2010年〜2018年、気象庁の日射観測地点は約50か所のため、観測のない場所は推定した値と説明されています。

出典:NEDO「NEDO日射量データベースの解説書 WEB版 Ver 3.0」(2021年4月)、東京電力エナジーパートナー「太陽光発電の1日あたりの発電量は?」(確認日 2026-10-20)

月別の発電量を使って確かめること

発電量が少ない月は、電気の使用量が多い月と重なることがあります。月ごとの使用量の目安は月別の電気使用量の目安で、年間の目標の立て方は年間発電量と売電量の目標で整理しています。kWとkWhの違いはkWとkWhの違いを見てください。

自宅の条件で売電と自家消費の収支を試すには、当サイトの卒FIT後の比較シミュレーターが使えます。

よくある質問

Q月別の発電量は、どの家でもこの表と同じになりますか?

Aなりません。この表は小田原市役所の車庫棟にある60kWの設備1か所の、令和7年度の推定値です。地域、屋根の向きや角度、天気の年ごとの違いで、月ごとの割合は変わります。

Q冬の発電量は夏の半分以下になると考えてよいですか?

Aこの1か所の実績では、12月の発電量は7月の約4割(3,103.9kWh÷7,804.2kWh)でした。ほかの設備や年でも同じとは限らないので、目安の1例として見てください。

Q月別の日射量は、どこで調べられますか?

ANEDOの日射量データベースに、全国を1kmの区画に分けた月平均の日射量(MONSOLA-20)があります。解説書では、統計期間は2010年〜2018年と説明されています。

本記事は一般的な情報提供です。月別の発電量は、設備の条件・地域・天気で大きく変わります。小田原市の数値は1か所の推定値で、ご自宅の発電量を示すものではありません。特定の施工業者・製品を推奨するものではなく、個別の投資助言、電気工事の設計・実施は行いません。