愛知県岡崎市の令和8年度の補助は、住宅用の蓄電システムが3区分あり、上限は35万円・15万円・2万円です。区分によって、補助額の決まり方と、電気の契約に付く条件が大きく違います。

受付状況:市のページでは、上限15万円と上限2万円の区分が「受付中」、上限35万円の区分は5月11日受付開始と表示されています。申請の受付は2026年12月28日までで、予算がなくなり次第終了です。

出典:岡崎市「地球温暖化対策設備設置費補助金」、岡崎市地球温暖化対策設備設置費補助金交付要綱

3つの区分の補助額と条件

区分補助額対象の費用主な条件
重点対策加速化事業活用型補助対象経費の3分の1。上限35万円国の実施要領が定める導入費用(税抜き)。蓄電容量1kWhあたり14.1万円以下であること蓄電容量20kWh未満、SII登録品、脱炭素関連事業者による施工。契約は国から市への通知が届いた4月13日以降
岡崎産再エネ電気活用型補助対象経費の5分の1。上限15万円蓄電池と電力変換装置の構成費用(税抜き)。工事費や諸経費は含まない太陽光と同時に導入するか、すでに太陽光がある家。電灯契約と余剰電力の売電契約が条件
上記以外補助対象経費の5分の1。上限2万円蓄電池と電力変換装置の構成費用(税抜き)。工事費や諸経費は含まないSII登録品。上限35万円・15万円の区分との併用申請は不可

補助額は、1,000円未満を切り捨てます。次の表は、5分の1の区分に補助対象経費を当てはめた例です。

補助対象経費(税抜き)5分の1上限15万円の区分上限2万円の区分
50万円10万円10万円2万円
75万円15万円15万円2万円
120万円24万円15万円2万円

対象は、自ら居住し所有する市内の戸建住宅に設置する人です。新築に合わせて設置する人も対象に入ります。併用住宅(店舗や事務所と一体の住宅)を対象にする区分は設備ごとに違うため、市のページの表で確かめます。上限35万円の区分は、国の重点対策加速化事業の条件に従うため、太陽光との組み合わせなどの条件を、申請の前に市へ確かめます。補助金の実績報告のときに、設置した場所に住民登録されていることが必要です。

補助を受けた場合の年間差額と単純回収年数は、卒FIT後の選択肢比較シミュレーターで概算できます。

卒FITの家に関わる15万円の区分の条件

上限15万円の区分は、電気の契約に2つの条件が付きます。

  • 電灯契約(買う電気)は、岡崎市地産地消再エネ事業者登録制度に登録のある小売電気事業者が供給する、地産電力メニュー(岡崎産再エネ電気)と結ぶ
  • 太陽光で発電した余剰電力(売る電気)は、その登録事業者と売電契約を結ぶ

市のページは、この契約が実績報告の時点までに結ばれていることを求めています。卒FITで売電先を探している家は、蓄電池の補助を受ける条件が、買取先の選び方と重なります。

岡崎産再エネ電気の供給は、令和7年4月から始まったと市のページに書かれています。登録のある事業者と、その買取単価や契約条件は市のページと各事業者の案内で確かめ、補助額だけで売電先を決めないようにします。契約の比べ方は買取先を変える手続きで整理しています。

申請から実績報告までの順序

順番やること注意
1工事着手日の21日前までに、交付申請をする交付申請は同一年度内に1回に限る(PPAモデル活用型を除く)。複数の設備を申請するなら、契約日に注意する
2市から交付決定を受ける工事の着手は、交付決定日以降
3工事を終えて実績報告をする住民登録と、電気の契約(15万円の区分)は実績報告の時点で確かめられる

上限35万円の区分は、国から市への通知が届いた4月13日以降に工事請負契約を結ぶ必要があります。重点対策加速化事業を使う設備と使わない設備を一緒に申請するときは、工事請負契約の日に注意するよう、市のページが求めています。

上限35万円の区分は、岡崎市脱炭素関連事業者登録制度に登録のある事業者への施工依頼が条件です。施工する事業者が登録されていない場合は、補助金の申請前に登録が必要と書かれています。

よくある質問

Q卒FITで売電を続けている家は、どの区分が選びやすいですか?

A契約を変えずに申請したいなら、上限2万円の区分です。上限15万円の区分は、電灯契約を岡崎産再エネ電気に切り替え、余剰電力の売電契約も市の登録事業者と結ぶ条件があり、卒FITの買取先の見直しとつながります。

Q3つの区分は併用できますか?

A上限2万円の区分は、上限35万円の区分や上限15万円の区分との併用申請ができないと、交付要綱に書かれています。上限35万円と上限15万円の区分の組み合わせは、市のページで確かめます。市のページは、交付申請を同一年度内に1回に限るとも書いています(PPAモデル活用型を除く)。

Qいつまでに申請しますか?

A工事着手日の21日前までに交付申請します。受付は2026年12月28日までで、予算がなくなり次第終了です。工事の着手は、市の交付決定日以降でなければなりません。

Q蓄電池の補助は、工事費も含めて計算されますか?

A区分で違います。上限15万円と上限2万円の区分は、蓄電池と電力変換装置の構成費用が対象で、工事費や諸経費は含みません。上限35万円の区分は、国の実施要領が定める導入費用が対象です。

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本記事は一般的な情報提供で、補助の可否・金額を保証するものではありません。制度は予算・要綱の改定で変わるため、契約や申請の前に岡崎市の最新ページと交付要綱で確認してください。特定の施工業者・製品・電気の契約先を推奨するものではなく、電気工事の設計・実施には関与しません。

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