雲南市の蓄電池の補助は、市内の事業者と契約すると10万円、市外の島根県内の事業者だと5万円です。益田市・大田市・安来市は5万円が上限です。どの市も、太陽光発電と組み合わせることが条件で、予算の範囲内の先着順です。

島根県は、県が申請者に直接補助するのではなく、市町村を通じて補助する形をとっています。県の一覧で蓄電池の補助がある市に入っている益田市・大田市・安来市・雲南市を、各市の公式ページで確かめました。松江市は松江市の蓄電池補助、浜田市と出雲市は浜田市・出雲市の蓄電池補助で説明しています。県の制度の全体像は蓄電池の補助金の現状にあります。

出典:益田市「令和8年度益田市住宅用太陽光発電システム等設置費補助金の申請受付開始について」(市の更新日は2026年4月17日)、大田市「令和8年度大田市太陽光発電導入促進事業費補助金」、安来市「再生可能エネルギー機器等設置費補助金制度」、雲南市「令和8年度雲南市太陽光発電設備等導入促進事業に係る補助金について」、島根県「令和8年度 再生可能エネルギー設備等導入支援事業にかかる各市町村補助事業一覧」(いずれも2026-10-18確認)

4市の蓄電池補助の比較

項目益田市大田市安来市雲南市
補助額設置経費相当、上限5万円設置にかかる費用の額、上限5万円5万円(設置経費が5万円より少ないときはその額)市内に事務所か事業所を持つ事業者と契約なら10万円、市外の島根県内の事業者なら5万円
太陽光との関係要件を満たす太陽光が設置されていること(同時設置を含む)要件を満たす太陽光で発電した電力を蓄えるもの要件を満たす太陽光が設置されていること(同時設置を含む)新規または既設のFIT認定を受けた太陽光発電設備と電力系統をつなぐもの
機器の条件蓄電容量1キロワットアワー以上のリチウムイオン蓄電池部と電力変換装置。未使用品蓄電容量1キロワットアワー以上のリチウムイオン蓄電池部と電力変換装置。未使用品蓄電容量1キロワットアワー以上のリチウムイオン蓄電池と電力変換装置。未使用品。機器の更新は対象外蓄電容量1キロワットアワー以上のリチウムイオン蓄電池部と電力変換装置。未使用品(中古品・リース機器は対象外)
施工する事業者県内に事業所等を持ち、施工ID取得者を雇う設置業者市内業者との請負契約または施工島根県または鳥取県内に事務所か事業所を持つ法人・個人事業主契約先の所在地で補助額が変わる(左の補助額の行を参照)
申請の時期設置工事の着手前に交付申請。提出締切は1月末日工事着手前に申請し、交付決定後に着手工事着工前に申請(着工後の申請は対象外)交付決定後に事業着手
完了・報告の期限太陽光の設置と電力会社との契約を2月20日までに完了事業完了日から60日以内か令和9年2月15日のいずれか早い日まで事業完了日から1か月以内か、1月末日まで2027年1月末日までに実績報告
受付の状況蓄電池の受付予定件数は8件予算の範囲内で交付予算がなくなり次第終了予算額に達したとき、または令和8年10月30日で終了

雲南市:契約先で10万円と5万円に分かれる

雲南市は、蓄電池の補助額を契約先の所在地で分けています。市内に事務所か事業所を持つ法人・個人事業者と、設置工事と機器購入の工事請負契約を結ぶと10万円です。市内を除く島根県内の事業者と結ぶと5万円です。

  • 卒FITの太陽光に足す場合:FITの買取終了年月を過ぎても売電を続けている太陽光に接続するときは、電力需給契約書の写しに加えて、売電を証する書類が要ります。
  • 申請の順番:交付決定の後に事業着手します。申請書は必要書類がそろったものが受け付けられます。
  • 1回限り:市の補助は1申請者につき1回です。令和7年度までに同じ蓄電池の補助を受けていると対象外です。
  • 受付の終わり:予算額に達したとき、または令和8年10月30日です。

益田市・大田市・安来市:上限5万円、着工の前に申請

  • 益田市:補助額は設置経費相当で、上限5万円です。蓄電池の受付予定件数は8件と少なく、交付申請は設置工事の着手前に行います。
  • 大田市:補助額は5万円が上限です。対象者は市内の自分が所有して住む住宅に設置するか、設置された建物を購入する個人です。工事着手前に申請し、交付決定の後に着手します。
  • 安来市:補助額は5万円です。蓄電池だけを設置する場合は、電力会社との電力受給契約の内容が分かる書類の写しを出します。申請者・機器の購入者・電力受給契約者は原則同じ人です。

蓄電池を足した場合の年間差額と単純回収年数は、卒FIT後の選択肢比較シミュレーターで概算できます。補助金は試算に含まれません。

卒FITの家庭が確かめる順番

  • 1. 太陽光の条件:すでに設置している太陽光が、各市の求めるFIT認定の設備として扱われるかを窓口に確かめます。卒FITの設備が要件を満たすかを書いているのは、確認したページでは雲南市だけです。
  • 2. 契約先の所在地:雲南市は契約先で補助額が変わり、ほかの3市も施工する事業者の所在地に条件があります。見積りの前に、事業者の所在地を確かめます。
  • 3. 申請の順番:4市とも、着工や着手の前に申請します。販売会社に契約と着工の時期を伝えておきます。
  • 4. FITの届出:蓄電池を足す前の届出は、卒FIT後の事前変更届出で確かめます。
  • 5. 後付けの条件:パワーコンディショナーとの相性などは、蓄電池を後付けする条件で確かめます。

よくある質問

Q太陽光パネルがない家でも、蓄電池だけで申請できますか?

A益田市・大田市・安来市は、要件を満たす太陽光発電が設置されていること(同時設置を含む)が条件です。雲南市は、新規または既設のFIT認定を受けた太陽光発電設備と電力系統をつなぐものと書かれています。どの市も、太陽光がない家に蓄電池だけを付ける形は案内されていません。

Q4市のうち、補助額がいちばん大きいのはどこですか?

A雲南市です。市内に事務所か事業所を持つ事業者と工事請負契約を結ぶと10万円、市外の島根県内の事業者だと5万円です。益田市は設置経費相当で上限5万円、大田市は設置費用の額で上限5万円、安来市は5万円(設置経費が5万円より少ないときはその額)です。

Q雲南市の受付はいつまでですか?

A雲南市の資料には、補助申請額が予算額に達したとき、または令和8年10月30日で終了すると書かれています。終了するときは市のホームページで知らされます。

Q卒FITで売電を続けている太陽光に蓄電池を足せますか?

A雲南市の資料には、FITの買取終了年月を過ぎた太陽光に接続して蓄電池を設置する場合、電力需給契約書の写しに加えて売電を証する書類が要ると書かれています。ほかの3市のページには、卒FITの設備についての記載を確認できませんでした。申請の前に各市の窓口に確かめてください。

Q県の補助とは別に申請しますか?

A確認したどの市のページも、申請先は各市の窓口です。安来市・雲南市・大田市のページには、島根県の再生可能エネルギー設備等導入支援事業補助金を使った補助だと書かれています。

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本記事は一般的な情報提供で、補助の可否・金額を保証するものではありません。制度は予算・要綱の改定で変わるため、契約や申請の前に益田市・大田市・安来市・雲南市の最新ページと交付要綱で確認してください。特定の施工業者・製品を推奨するものではなく、電気工事の設計・実施には関与しません。

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