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停電中に自立運転へ切り替えた場合は、復旧したら自分で連系運転に戻します。資源エネルギー庁の案内の例では、主電源ブレーカーと太陽光発電用ブレーカーをオフにして自立運転にした場合、自立運転モードを解除し、太陽光発電用のブレーカーをオン、主電源ブレーカーをオンの順で復帰します。

停電時の備えとは別に、卒FIT後に売るか自宅で使うかの年間差額は、卒FIT後の選択肢比較シミュレーターで概算できます。

出典:資源エネルギー庁「停電時の住宅用太陽光発電パネルの自立運転機能について」

停電中のパワーコンディショナの状態

ノーリツの案内では、電力会社の電気が停電すると、太陽光発電システムのパワーコンディショナは自動的に止まり、E01〜E14のような表示が出ます。これは故障ではないとされています。

停電中に電気を使う自立運転の考え方は、停電時の自立運転で整理しています。

出典:ノーリツ「太陽光発電システムの自立運転について」

戻し方は、自立運転に切り替えたかどうかで分かれる

ノーリツの案内には、2つの場合が書かれています。同じ停電でも、停電中に何をしたかで復旧後の扱いが変わります。

復旧後の扱い(ノーリツの案内の例)
停電中の状況停電が解消したあとの扱い
自立運転に切り替えなかった停電が解消すれば約5分後に自動で連系運転を再開する
自立運転に切り替えた自動では系統運転に戻らないため、必ず連系運転に戻す

約5分はノーリツの機種についての記載です。ほかのメーカーや機種でも同じとは限らないため、お使いの機種の取扱説明書で確認してください。

出典:ノーリツ「太陽光発電システムの自立運転について」

自立運転から連系運転へ戻す順番

資源エネルギー庁の案内の例にある復帰の順番は、自立運転モード解除、太陽光発電用ブレーカーをオン、主電源ブレーカーをオンの3段階です。この例は、主電源ブレーカーと太陽光発電用ブレーカーをオフにして自立運転モードに切り替えた場合の手順です。メーカーや機種で操作方法が異なる場合があるため、取扱説明書を確認するよう求めています。

パナソニックの停電時の操作ページにも、同じ流れの例があります。自立運転を停止させ、自立モードから連系モードに切り換え、住宅分電盤の太陽光発電用連系ブレーカをONにし、連系運転を開始します。ボタンの位置や名称は機種で異なります。

復帰の手順の例(公式資料の記載)
順資源エネルギー庁の案内パナソニックの操作ページ
1自立運転モードを解除する自立運転を停止させる
2太陽光発電用ブレーカーをオンにする自立モードから連系モードに切り換える
3主電源ブレーカーをオンにする住宅分電盤の太陽光発電用連系ブレーカをONにする
4(記載なし)連系運転を開始する

2つの資料は対象の範囲が違うため、順番は一致しません。資源エネルギー庁は復帰の順番の例、パナソニックは同社の機種の画面操作を示しています。実際には、お使いの機種の取扱説明書の順番に従ってください。

出典:資源エネルギー庁「停電時の住宅用太陽光発電パネルの自立運転機能について」、パナソニック「停電時の操作」

復旧しても発電が戻らないとき

ノーリツの案内では、家庭内の他の電気製品が正常に使える状態なのに、停止の状態が長く続くときは、分電盤の太陽光発電システム専用ブレーカがOFFになっていないかを確認します。OFFであればONにしてみるよう案内されています。

専用ブレーカが頻繁にOFFになる場合は、販売店またはメーカーの窓口に連絡するよう案内されています。

夜間や雨の日は、もともと発電量が少なくなります。パナソニックの操作ページでも、自立運転中に日射量不足で電力を出力できないときは、アラームが鳴って待機状態になると説明されています。復旧直後に発電量が小さいだけなのか、止まったままなのかは、太陽光が発電しないときの確認順も使えます。

出典:ノーリツ「太陽光発電システムの自立運転について」、パナソニック「停電時の操作」

問い合わせるときに手元に置くもの

資源エネルギー庁の案内は、不明な点を設置業者またはシステムメーカーに問い合わせるよう求めています。連絡するときは、パワーコンディショナの表示(E○○の番号など)、停電が復旧した時刻、自立運転に切り替えたかどうかを伝えると、状況が伝わりやすくなります。

パワーコンディショナの寿命や交換の時期はパワコンの交換時期、災害時の備え全体は太陽光の災害対策で整理しています。

出典:資源エネルギー庁「停電時の住宅用太陽光発電パネルの自立運転機能について」

この記事で確認できていないこと

本記事で確認したのは、資源エネルギー庁、ノーリツ、パナソニックの3つの資料の範囲です。すべてのメーカー・機種の復帰の手順や、自動で戻るまでの待ち時間は確認していません。お使いの機種の取扱説明書を優先してください。蓄電池を組み合わせた構成の切り替えは連系運転と自立運転の違いを参照してください。

よくある質問

Q停電が復旧したら、太陽光は自動で元に戻りますか?

A機種と、停電中に自立運転へ切り替えたかどうかで変わります。ノーリツの案内では、自立運転に切り替えていない場合は停電が解消すれば約5分後に自動で連系運転を再開します。自立運転に切り替えた場合は、自動では系統運転に戻らないため、必ず連系運転に戻すと案内されています。

Q停電後にパワーコンディショナに「E」で始まる表示が出ています。故障ですか?

Aノーリツの案内では、停電するとパワーコンディショナは自動的に止まり、E01〜E14のような表示が出ますが、故障ではないとされています。表示の意味は機種ごとに異なるため、取扱説明書で確認してください。

Q復旧後の復帰は、どのブレーカーから入れますか?

A資源エネルギー庁の案内では、自立運転モードを解除し、太陽光発電用のブレーカーをオンにし、主電源ブレーカーをオンにする順で復帰します。メーカーや機種で操作方法が異なる場合があるため、取扱説明書の確認も案内されています。

Q復旧後に戻したのに発電しないときは、どうすればよいですか?

Aノーリツの案内では、家庭内の他の電気製品が使える状態なのに停止が続くときは、分電盤の太陽光発電システム専用ブレーカがOFFになっていないか確認し、OFFならONにしてみるよう案内しています。専用ブレーカが頻繁にOFFになる場合は、販売店またはメーカーの窓口への連絡が案内されています。夜間や悪天候で発電しないだけのこともあるため、発電しない原因の切り分けは別の記事の確認順も使えます。

Q復旧後の操作は、自分でやってよいのですか?

A資源エネルギー庁の案内は、住宅用の自立運転の使い方と、復旧時に元に戻す順番を、取扱説明書の確認とあわせて示しています。表示やブレーカーの切り替えで不明な点は、設置業者またはシステムメーカーへ問い合わせてください。

本記事は一般的な情報提供です。操作の手順は機種によって異なるため、お使いの機種の取扱説明書、または設置業者・システムメーカーの案内を優先してください。電気工事や設備の内部の作業は、本記事の対象ではありません。

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