一宮市の令和8年度の蓄電池補助は、既存住宅の定置用蓄電システムが定額5万円で、蓄電池だけの後付けも対象です。予算は9月補正で5,470万円に増え、補助金残額は1,155万円です(2026年10月15日時点)。

補助を引いたあとの年間差額と単純回収年数は、卒FIT後の選択肢比較シミュレーターで概算できます。

制度の名前は「住宅用地球温暖化対策設備設置補助金」です。太陽光、蓄電池、V2H、家庭用燃料電池などを対象にした制度で、新築と既存で申請できる設備が分かれています。愛知県の仕組みは愛知県の家庭用蓄電池補助金の仕組みと申請先、他の都市は名古屋市や豊田市の記事で確認できます。

出典:一宮市「【2026年度】太陽光発電システム等の購入設置費用を補助します」(更新日2026年10月15日、2026-10-22確認)

補助額と予算の残り

既存住宅の区分補助額(定額)条件
定置用リチウムイオン蓄電システム5万円蓄電池だけで申請できる。SII(環境共創イニシアチブ)の登録品
太陽光一体型A12万円太陽光発電システム、蓄電システム、HEMSの3つを同時に設置(既設分を含む太陽電池の出力合計が50kW未満)
太陽光一体型B11万円太陽光発電システム、V2H、HEMSの3つを同時に設置(前年度は12万円)
V2H(電気自動車等充給電設備)5万円次世代自動車振興センターの登録品
家庭用燃料電池4万円燃料電池普及促進協会の登録品

予算は9月補正予算の成立で増額され、増額後の予算額は5,470万円です。補助金残額は1,155万円で、2026年10月15日時点の数字です。上限に達し次第、受付は終了します。

対象になる家と、対象外になる場合

  • 既存住宅の定義:市内の戸建住宅で、設置工事の工事請負契約日の時点で建築日から1年が過ぎ、過去に人が居住した住宅です。現に住んでいる住宅も含みます。
  • 対象者:自ら居住する市内の戸建住宅(店舗や事務所との併用住宅を含む)に設備を新たに購入して設置する方で、実績報告の時点で設置場所に住民登録がある方です。
  • その他の条件:市税を滞納していないこと、過去に同じ設備の補助を受けていないこと、2026年4月1日以降に設置を完了することです。住宅の所有者が別にいる場合は、所有者の承諾が必要です。
  • 新築の場合:ZEHまたはGX志向型住宅のどちらか一方だけの申請で、蓄電システムやV2Hとの併用申請はできません。

すでに太陽光を載せている卒FIT後の家は、既存住宅の「蓄電システム」の区分で、蓄電池だけの後付けを申請できます。後付けの考え方は蓄電池を後付けする条件で整理しています。

申請から受け取りまでの順番

  1. 交付申請:工事着手日の2週間前までに、環境政策課の窓口、あいち電子申請・届出システム、郵送のいずれかで出します。電子メールでは受け付けていません。
  2. 交付決定を受けてから着工:市は、交付決定日以降に工事に着手するよう案内しています。
  3. 実績報告:事業完了日から1か月以内、または2027年2月26日(金曜日)までのいずれか早い日までに出します。出さないと交付決定は取り消されます。
  4. 請求と交付:実績報告のあとに金額が確定し、請求書を出して受け取ります。

事業完了日は、保証開始日、支払が完了した日、住民基本台帳に記録された日のうち、最も遅い日です。設備の設置を確認できる写真等が必要です。市は、足場の撤去後に撮影できなくなる設備に注意するよう案内しています。

出典:一宮市「2026年度一宮市住宅用地球温暖化対策設備設置補助金交付要綱」(2026-10-22確認)

補助を受けた後の決まり

要綱は、設置完了日から法定の耐用年数が過ぎるまで、市長の承認なしに補助の目的に反する使用、譲渡、交換、取壊し、貸付けをしてはならないと定めています。承認を受けるには、事前に処分承認申請書を出します。引っ越しや売却の予定がある場合は、申込み前に確認しておく点です。

これから蓄電池を考える人の見方

5万円は、容量にかかわらない定額です(補助対象経費が5万円を下回る場合は、その経費が補助額になります)。費用の大きさに比べて小さい金額なので、補助の有無だけで決めず、本体と工事を含めた総額で回収年数を確かめるのが現実的です。国の補助の状況は蓄電池の国の補助金の現状、申請と契約の順番は補助金の申請と契約の順序で確認できます。

よくある質問

Q一宮市の蓄電池補助は、いま申し込めますか?

A申し込めますが、予算の範囲内で受け付ける制度です。市の公式ページでは、9月補正予算で増額した予算5,470万円に対し、補助金残額は1,155万円(2026年10月15日時点)で、増額後の予算の上限に達し次第、交付申請の受付を終了するとされています。

Q太陽光がすでにある家に、蓄電池だけを後付けしても補助は出ますか?

A出ます。既存住宅の対象設備に「定置用リチウムイオン蓄電システム」が単独で入っていて、補助額は定額5万円です。既存住宅とは、工事請負契約日の時点で建築日から1年が過ぎ、過去に人が居住した戸建住宅のことです。

Q太陽光・蓄電池・HEMSを同時に入れると、補助額はどうなりますか?

A「太陽光一体型A」として定額12万円です。太陽光発電システム、蓄電システム、HEMSの3つを同時に設置することが要件で、蓄電池だけの5万円とは別の区分です。

Q工事を先に始めてしまっても大丈夫ですか?

A先に着工する進め方は案内されていません。既存住宅は、工事着手日の2週間前までに交付申請を出し、交付決定日以降に工事に着手するよう、市の公式ページが案内しています。

Q補助を受けた蓄電池を手放すときの決まりはありますか?

Aあります。要綱では、設置完了日から法定の耐用年数が過ぎるまでは、市長の承認を受けずに、補助の目的に反する使用、譲渡、交換、取壊し、貸付けをしてはならないとされています。

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本記事は一般的な情報提供で、補助の可否・金額を保証するものではありません。制度は予算・要綱の改定で変わるため、申込み前に一宮市の最新ページで確認してください。特定の施工業者・製品を推奨するものではなく、電気工事の設計・実施には関与しません。

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