香川県には、令和8年度の家庭用蓄電池の補助が2種類あります。1つは県単独の「かがわスマートハウス促進事業補助金」で、蓄電池は補助対象経費の10分の1(既存住宅は上限10万円)です。もう1つは国の交付金を使う「重点対策加速化事業」で、太陽光と蓄電池を同時に設置する場合に限り、蓄電池は3分の1(上限20万円)です。

太陽光をすでに付けている卒FITの家庭が蓄電池だけを足す場合は、県単独の補助が当てはまります。県の予約受付状況では、蓄電池・V2Hの枠は令和8年10月9日時点で予算に対する予約申請額が48.7%です。他の自治体との比較は国・都道府県・市区町村の補助金比較で見られます。

出典:香川県「令和8年度かがわスマートハウス促進事業補助金」、同「令和8年度かがわスマートハウス促進事業(重点対策加速化事業)補助金」(いずれも2026-10-17確認)

2つの補助金の違い

項目かがわスマートハウス促進事業補助金(県単独)重点対策加速化事業
蓄電池の補助額補助対象経費の10分の1(既存住宅は上限10万円、新築のZEHは上限15万円、千円未満切り捨て)補助対象経費の3分の1(上限20万円)。ただし14.1万円/kWh(工事費込み、税抜き)の3分の1が上限
蓄電池だけの設置対象(自家消費型の太陽光発電設備と連系すること)対象外(太陽光と蓄電池の同時設置が条件)
蓄電池の条件確認したページの本文には、容量の上限の記載がありません家庭用蓄電池で20kWh以下。国のZEH支援事業の補助対象機器として登録されていること
予約の期間令和8年5月11日から令和9年2月26日(土日祝を除く)令和8年5月25日から8月31日(受け付けは終了)
申請の期限令和9年3月31日17時必着。事業の完了後3か月以内令和9年1月29日17時必着
着工の時期令和8年4月1日以降なら、予約の前でも対象受付番号の受領前に着工した設備は対象外。令和8年4月28日以後に工事請負契約を結ぶこと
対象の住宅県内の住宅(店舗・事務所との兼用を含む)県内の既存住宅(住民票の住所に居住)。高松市・土庄町・綾川町を除く。店舗などとの兼用住宅の太陽光は対象外

重点対策加速化事業では、令和8年8月21日の県の案内に「9月1日から補欠の受付を行う」とあります。補欠は30件が上限で、上限に達すると予約の受付が終わります。10月17日時点の受付の可否は、県のページに書かれていないので、県の環境政策課(カーボンニュートラル推進室)か、住んでいる市町の窓口に確かめます。

併用できない組み合わせ

  • 蓄電池・V2Hの同時の補助:重点対策加速化事業を使うと、県単独の補助のうち蓄電池・V2Hの補助は受けられません。
  • 断熱改修:重点対策加速化事業を使っても、県単独の断熱改修の補助は受けられます。
  • 県単独の中の組み合わせ:蓄電池とV2Hは併用できず、ZEHと断熱改修も併用できません。

重点対策加速化事業の申請者は、国と県から他の補助金を受けていないことが条件です。国の蓄電池補助は蓄電池の補助金の現状にまとめています。

蓄電池を足した場合の年間差額と単純回収年数は、卒FIT後の選択肢比較シミュレーターで概算できます。補助金は試算に含まれません。

県単独の補助で卒FITの家庭が確かめること

  • 申請者:県内の住宅で設置する個人で、県税(個人住民税を含む)の滞納がないこと。
  • かがわスマートグリーン・バンクへの入会:太陽光発電設備がある住宅は、県が運営する「かがわスマートグリーン・バンク(太陽光発電)」に入会しているか、入会することが条件です。これは、家庭で消費した電力のCO2削減量を、国のJ-クレジット制度でクレジット化して売る取り組みです。蓄電池かV2Hだけの申請で、申請日の2年前の日より前に太陽光を設置している場合は入会が不要と、県のページにあります。
  • 手続:香川県電子申請・届出システムで予約し、事業の完了後に交付申請します。必ず県の「手続の手引」を読むよう案内されています。

蓄電池を足す前の確認は、卒FIT後の事前変更届出と蓄電池を後付けする条件に書いています。契約の前に申請が必要な補助の考え方は蓄電池補助金の申請と契約の順序で確かめられます。

四国では、愛媛県の西条市と徳島県の記事もあります。

よくある質問

Q太陽光をすでに付けている家に、蓄電池だけを足す場合はどちらが使えますか?

A県単独の「かがわスマートハウス促進事業補助金」です。重点対策加速化事業は、蓄電池のみを設置する場合は補助対象外と県のページに書かれています。県単独の補助は、蓄電池が自家消費型の太陽光発電設備と連系していることが条件です。

Q2つの補助金を両方使えますか?

A蓄電池については使えません。重点対策加速化事業を使って太陽光と蓄電池を設置する場合、県単独の補助金のうち蓄電池・V2Hの補助は受けられません。断熱改修の補助は受けられると、県のページにあります。

Qかがわスマートグリーン・バンクへの入会は必要ですか?

A県単独の補助では、住宅に太陽光発電設備がある(または設置予定)場合は原則入会が必要です。ただし、蓄電池かV2Hだけを申請し、補助金の申請日の2年前の日より前に太陽光を設置している場合などは、入会が不要と県のページに書かれています。

Q工事を始めた後でも申請できますか?

A県単独の補助は、令和8年4月1日以降なら、交付申請予約の前に着工しても対象です。ただし、国の交付金を活用する家庭用蓄電池(重点対策加速化事業)は、予約前の着工は認められません。

Q高松市に住んでいます。重点対策加速化事業は使えますか?

A県のページでは、高松市・土庄町・綾川町は県の事業の対象から除かれ、それぞれ同様の補助事業を実施予定と書かれています。各市町の窓口で確かめてください。

蓄電池の記事は蓄電池の記事一覧(選び方・設置の手続き・運転・安全・補助金別)から目的別に探せます。

本記事は一般的な情報提供で、補助の可否・金額を保証するものではありません。制度は予算・要綱の改定で変わるため、契約や申請の前に香川県の最新ページと手続の手引で確認してください。特定の施工業者・製品を推奨するものではなく、電気工事の設計・実施には関与しません。

目次