6町のうち蓄電池の補助額が最も大きいのは海士町の上限20万円で、吉賀町は上限5万円の枠がすでに埋まっています。いずれも予算の範囲内で交付され、工事の前に申請します。

島根県は、県が申請者に直接補助するのではなく、市町村を通じて補助する形をとっています。県の一覧で補助がある町に入っている飯南町・川本町・津和野町・吉賀町・海士町・隠岐の島町を、各町の公式ページで確かめました。同じ県の奥出雲町・邑南町、益田市・大田市・安来市・雲南市、浜田市・出雲市、松江市も別の記事で説明しています。県の制度の全体像は蓄電池の補助金の現状にあります。

出典:飯南町公式ホームページ「新エネルギー設備導入促進事業補助金」(町の更新日は2026年4月20日)と同交付要綱、川本町「住宅用太陽光発電システム等設置費補助事業」と同交付要綱、津和野町「再生可能エネルギー設備等導入支援事業補助金」(町の更新日は2026年4月1日)、吉賀町「再生可能エネルギー設備等導入支援事業補助金」、海士町「令和8年度 再生可能エネルギー設備等設置費の補助金交付申請について」(町の更新日は2026年4月27日)、隠岐の島町「太陽光発電システム等導入補助金」(町の更新日は2026年4月1日)、島根県「令和8年度 再生可能エネルギー設備等導入支援事業にかかる各市町村補助事業一覧」(いずれも2026-10-18確認)

6町の蓄電池補助の比較

町補助額太陽光との関係申請の時期・期限
海士町上限20万円(設置経費が上限)ページには書かれていない受付は令和9年1月29日まで。受付開始後に契約し、交付決定後に着工
飯南町町内は10万円(町5万円+県の加算金5万円、設置経費が上限)太陽光が設置された住宅が対象(同時設置も可)令和8年12月25日までに申請。事前に産業振興課へ相談
川本町1戸10万円、3件まで太陽光の要件を満たす設備が設置されていること(同時設置も可)施工後の申請は対象外。工事は令和9年1月31日までに完了
津和野町設置費用または10万円の上限固定価格買取制度の認定を受けた10キロワット未満の太陽光が設置されていること(同時設置も可)着工前に、12月末日までに申請
隠岐の島町上限7万円(設置に要する経費)要件を満たす太陽光が設置されていること申請期限は令和9年2月19日
吉賀町設置費用または5万円の上限太陽光が設置されていること(同時設置も可)受付件数(5件)の上限に達し、令和8年度の受付は終了

海士町:上限20万円、交付決定の後に着工

  • 対象:町に住み、自宅またはその敷地内に新規の蓄電池設備を設置する人です。
  • 申請の順番:受付開始(令和8年4月15日)以降に工事請負契約などを結んだものが対象で、交付決定の後に工事に着手します。窓口は環境整備課で、書類を持ち込みます。
  • 期限と予算:令和9年1月29日まで。先着順で、町の予算の範囲内で決まります。
  • 財源:島根県の再生可能エネルギー設備等導入支援事業補助金が含まれています。

飯南町・川本町・津和野町:10万円まで

  • 飯南町:町内は町5万円と県の加算金5万円の合計です。据置型で蓄電容量1キロワットアワー以上、未使用品が条件で、設備を更新する場合は対象外です。島根県内の法人・個人事業者の施工で、令和9年2月10日までに工事を終えて稼働させる必要があります。申請には、制度の説明を受けるため産業振興課への事前相談が必要です。
  • 川本町:1戸10万円で、3件までです。蓄電容量1.0キロワットアワー以上のリチウムイオン蓄電池が対象です。補助金額が予算に達した時点で事業は終了します。
  • 津和野町:設置費用または10万円が上限です。1.0キロワットアワー以上のリチウムイオン蓄電池で、申請の年度の2月末日までに実績報告を出せることが条件です。町のページの「受付終了」の表示は省エネ設備(給湯器など)についてで、蓄電池には書かれていません。

隠岐の島町・吉賀町:7万円と5万円

  • 隠岐の島町:蓄電池の設置に要する経費で、上限7万円です。蓄電容量は1キロワットアワー以上、太陽光システムの設置が前提で、申請期限は令和9年2月19日です。窓口はエネルギー対策室です。
  • 吉賀町:設置費用または5万円が上限です。申請受付は令和8年4月1日から12月25日まで先着順でしたが、蓄電池は5件の枠に達しました。窓口は企画課で、郵送は受け付けていません。

蓄電池を足した場合の年間差額と単純回収年数は、卒FIT後の選択肢比較シミュレーターで概算できます。補助金は試算に含まれません。

卒FITの家庭が確かめる順番

  • 1. 受付が続いているか:吉賀町は終了、川本町は3件までです。見積りを取る前に窓口へ確かめます。
  • 2. 太陽光の条件:津和野町は固定価格買取制度の認定を受けた太陽光が条件です。卒FITの設備が対象になるかは、各町の窓口に確かめます。
  • 3. 着工の前に申請:海士町は交付決定の後に着工します。販売会社に契約と着工の時期を伝えておきます。
  • 4. FITの届出:蓄電池を足す前の届出は、卒FIT後の事前変更届出で確かめます。
  • 5. 後付けの条件:パワーコンディショナーとの相性などは、蓄電池を後付けする条件で確かめます。

よくある質問

Q太陽光パネルがない家でも、蓄電池だけで申請できますか?

A飯南町・川本町・津和野町・吉賀町・隠岐の島町は、太陽光発電設備が設置されていること(同時設置も可)を蓄電池の条件に書いています。海士町のページには、太陽光との組み合わせの条件は書かれていません。申請の前に窓口に確かめてください。

Q6町のうち、補助額が大きいのはどこですか?

A上限で比べると海士町の20万円です。次が飯南町・川本町・津和野町の10万円(津和野町は設置費用または10万円のどちらか)、隠岐の島町の7万円、吉賀町の5万円の順です。飯南町の10万円は、町の5万円と県の加算金5万円の合計です。

Qいま申請できない町はありますか?

A吉賀町は、蓄電池の受付件数(5件)の上限に達したとして、令和8年度の受付を終了しています。川本町は3件までの枠、ほかの町も予算の範囲内の交付です。見積りを取る前に、受付が続いているかを窓口に確かめてください。

Q設置してしまってから申請できますか?

Aできません。川本町は施工後の申請が対象外と明記し、津和野町・吉賀町は着工前の申請、海士町は交付決定の後に着工する流れです。

Q申請の期限はいつですか?

A飯南町は令和8年12月25日、津和野町は12月末日までの申請、海士町は令和9年1月29日、隠岐の島町は令和9年2月19日までです。川本町は申請期限の記載がなく、工事を令和9年1月31日までに終える条件です。吉賀町は受付自体が終了しています。

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本記事は一般的な情報提供で、補助の可否・金額を保証するものではありません。制度は予算・要綱の改定で変わるため、契約や申請の前に各町の最新ページと要綱で確認してください。特定の施工業者・製品を推奨するものではなく、電気工事の設計・実施には関与しません。

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