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既設の太陽光発電へV2Hを後付けするときは、太陽光パネルのメーカー名だけでは接続可否を確認できません。太陽光パワーコンディショナとV2Hの型式を省略せずに控え、V2Hメーカーの動作確認一覧と見比べます。
この記事は、機器の設計や配線方法ではなく、見積もり前に住宅所有者が確認材料をそろえる手順を扱います。実際の接続可否と工事内容は、V2Hメーカーと施工店が判断します。
接続確認に必要な4つの情報
販売店や施工店へ相談する前に、次の情報を写真か書面で残します。
- 既設の太陽光パワーコンディショナのメーカーと型式
- 太陽光パワーコンディショナの定格出力
- 検討中のV2Hのメーカー・シリーズ・型式
- 平常時の余剰充電と、停電時の太陽光充電のどちらを使いたいか
太陽光パワコンの役割は住宅用太陽光を構成する機器、V2Hの対応車両はV2H対応車種の確認手順で整理しています。
メーカーの動作確認一覧で型式を照合
デンソーとニチコンは、V2Hと組み合わせて動作確認した太陽光パワーコンディショナの資料を公開しています。ただし、確認方法と注意書きはメーカー・シリーズごとに異なります。
| V2Hメーカー | 公開されている確認材料 | 読み取るときの注意 |
|---|---|---|
| デンソー | 接続動作確認機種一覧(太陽光発電システム等) | 接続確認済みパワコンの型式を販売店へ問い合わせるよう案内 |
| ニチコン | EVパワー・ステーションで動作確認したパワーコンディショナ機種一覧 | 資料の更新日と、検討中のV2Hシリーズを照合 |
一覧にあるのは「太陽光パネル」ではなく「パワーコンディショナ」の型式です。型式の末尾や枝番まで記録し、似た型式で代用しません。
出典:ニチコン「系統連系型V2Hシステム 販売店様・施工店様」
平常時と停電時で確認条件が異なる
デンソーのFAQは、既設太陽光との接続は可能で、平常時は太陽光の余剰電力を車両へ充電できると説明しています。一方、停電時に接続確認済みではないパワコンを使う場合は、太陽光を自立運転で使うか停止し、V2Hを自立運転で使う必要があるとしています。
ニチコンのEVパワー・ステーションのFAQでは、太陽光パワコンが出力6kW未満のJET認証品なら連携できるとしています。停電時に太陽光の余剰電力をEVへ充電するには、次の3つがそろう必要があります。出力6kW未満、JET認証品、ニチコンの動作確認済み機種です。
上のニチコンの条件は、同社EVパワー・ステーションについての案内です。他社や別シリーズへ一律に当てはめません。見積書には、平常時と停電時の動作を分けて回答してもらいます。
見積もり前の確認手順
- 太陽光パワコンの銘板と保証書から、メーカー・型式・出力を記録する。
- 検討中のV2Hをシリーズと型式まで特定する。
- V2Hメーカーの最新の動作確認一覧で、パワコン型式を照合する。
- 平常時の余剰充電と、停電時の太陽光充電を別々に施工店へ確認する。
- 確認した資料名・更新日・回答を見積書か打ち合わせ記録に残す。
接続後に余剰電力を優先してEVへ回す設定はV2Hの運転モード、停電時に使える電力はV2Hの停電時出力と給電期間で確認できます。
施工店へ渡す確認項目
0 / 4 確認済み
チェック状態はこの画面内にのみ保持され、外部へ送信・保存されません。
よくある質問
Q既設の太陽光発電があれば、どのV2Hでも接続できますか?
A一律には判断できません。V2Hのメーカー・シリーズと既設パワコンの型式が、メーカーの動作確認一覧に載っているかを確かめ、最後に施工店にも確認します。
Q動作確認一覧にパワコンの型式がなければ、V2Hを設置できませんか?
A一覧にないことだけで設置不可とは断定できません。デンソーは既設太陽光との接続自体は可能とする一方、停電時の使い方を分けています。機種ごとの扱いは、V2Hメーカーと施工店に確認してください。
Q平常時に太陽光の余剰電力をEVへ充電できれば、停電時も同じですか?
A同じとは限りません。デンソーは、停電時に接続確認済みでないパワコンなら、太陽光を自立運転にするか停止し、V2Hを自立運転で使う必要があると案内しています。
Qパネルのメーカー名が分かれば確認できますか?
A確認に使うのは、主に太陽光パワーコンディショナのメーカーと型式です。パネルとパワコンのメーカーが異なる場合もあるため、パワコン本体の銘板や保証書を確認します。
本記事は確認の順番を示す一般的な情報で、個別機器の接続可否や停電時の安全性を判定するものではありません。機器メーカーと施工店へご確認ください。