船橋市も柏市も、蓄電池の補助は7万円が上限で、太陽光発電が設置されていることが条件です。柏市は新設・既設を問わないと手引きに書いています。
どちらの市も、申請は工事が終わったあとです。受付は2026年5月1日から2027年2月26日までで、予算に達すると終わります。すでに太陽光がある卒FITの家庭が、蓄電池を足す場合に当てはめやすい制度です。
出典:船橋市「令和8年度 概要 太陽光発電システム、省エネルギー設備、電気自動車等に関する補助金の概要」(2026年5月25日更新)、船橋市「定置用リチウムイオン蓄電システムに係る補助の要件」(2026年4月1日更新)、柏市「令和8年度柏市ゼロカーボンシティ促進総合補助制度(家庭向け)」(2026年10月1日更新)、柏市「令和8年度 申請手引き(蓄電池用)」(いずれも2026年10月17日に確認)
2市の比較
市の公式ページから、蓄電池に関わる点を並べました。
| 項目 | 船橋市 | 柏市 |
|---|---|---|
| 蓄電池の補助額 | 7万円 | 補助対象経費の全額、上限7万円 |
| 太陽光との関係 | 太陽光発電システムを申請日までに住宅に設置していること | 住宅に太陽光発電設備が設置されていること(新設・既設を問わない) |
| 対象になる工事 | 設置工事の開始日が2026年4月1日以降で、申請日までに設置が完了していること | 設置工事の着手が2026年4月1日以降。契約日が4月より前でも、着工が4月以降なら対象 |
| 申請の時期 | 設置の後(2027年2月26日まで、または予算に達する日のいずれか早い日) | 工事完了後(2027年2月26日まで、先着順) |
| 予算が尽きたとき | 予算に達した日に書類が揃った方は抽選 | 予算額の上限に達すると、期間中でも受付を終了 |
| 製品の条件 | 国の補助事業の対象機器として、環境共創イニシアチブ(SII)に登録されているもの | 国の補助事業の対象機器として、SIIに登録されているもの |
柏市の予算は、家庭向けの制度全体で3,325万円です。市のページには、2026年10月1日時点の予算の残りが2,134万3千円と載っています(蓄電池だけの残りではありません)。船橋市のページに、予算の残りは書かれていません。
蓄電池を足した場合の年間差額と単純回収年数は、卒FIT後の選択肢比較シミュレーターで概算できます。
卒FITの家庭が確認する点
すでに太陽光があるので、確認する順序は次のとおりです。
- 太陽光の扱いを確かめます。柏市の手引きは、既設でもよいと明記しています。船橋市は、申請日までに太陽光を設置していることが条件で、既設を除くとは書かれていません。
- 蓄電池の製品が、SIIに登録されているものか確かめます。どちらの市も、国の補助事業の対象機器であることが条件です。
- 工事の開始日が2026年4月1日以降かを、見積書の工期で確かめます。
- 過去に同じ設備で市の補助を受けていないか確かめます。船橋市は、補助の申請から6年以上たっていれば、交換や増設の申請ができます。
千葉県内で金額と条件が違う例は、千葉市の蓄電システム補助と八千代市の蓄電システム補助のほか、既設の太陽光に後付けする蓄電池も対象になる松戸市の蓄電池補助や市川市の蓄電池補助にあります。国の補助の状況は、蓄電池の国の補助金の現状で確認できます。
申請の順序
どちらの市も、設備を設置してから申請します。補助金の交付が決まる前に契約や工事を始められる一方で、予算が先になくなることもあります。柏市は、必要書類が揃っていない段階では、予算の確保をしないと案内しています。順序の考え方は、蓄電池補助金は契約の前に申請する?にまとめています。
柏市は、申請から交付決定の通知まで3週間程度、その後3週間前後で口座に振り込まれると案内しています。船橋市の「申請のてびき」は、環境政策課の窓口、船橋駅前総合窓口センター、市内各出張所で配られています。
よくある質問
Qすでに太陽光発電がある卒FITの家庭が、蓄電池だけで申請できますか?
A柏市の手引きは、蓄電池を設置する住宅に太陽光発電設備が設置されていることを必須とし、新設・既設は問わないと書いています。船橋市のページは、太陽光発電システムを申請日までに住宅に設置していることを条件にしています。どちらも、すでにある太陽光に蓄電池だけを足す形が条件に当たるかを、市のページで確かめられます。
Q契約や工事は、申請の前と後のどちらにしますか?
A柏市は工事完了後に申請する流れで、工事の着手日が2026年4月1日以降であれば、契約日が4月より前でも対象と手引きに書かれています。船橋市は、設置工事の開始日が2026年4月1日以降で、申請日までに設置が完了していることが条件です。どちらも、工事の後に申請する順序です。
Q前に市の補助を受けた家庭は、蓄電池の補助を受けられますか?
A船橋市は、同じ世帯が過去に市の補助で蓄電システムを設置していても、補助の申請をした日から6年以上たっていれば、交換や増設のときに申請できると案内しています。柏市の手引きの対象は新品で、同じ設備の補助を過去に受けた場合の扱いは、手引きの該当箇所で確かめます。
Q国の補助金と一緒に使えますか?
A柏市のページは、国の補助金を受けた場合も市に申請できるとし、国などから受け取った額を補助対象経費から差し引くと案内しています。国の補助が確定する前でも、見込みの額を書いて申請できます。船橋市は、他の補助金を受けた場合の負担額が上限額より少ないときは、その負担額が補助金額の上限になると書いています。
蓄電池の記事は蓄電池の記事一覧(選び方・設置の手続き・運転・安全・補助金別)から目的別に探せます。後付けの条件は蓄電池を後付けする条件にあります。
本記事は一般的な情報提供で、補助の可否・金額を保証するものではありません。制度は予算・要綱の改定で変わるため、契約や申請の前に船橋市・柏市の最新の案内で確認してください。特定の施工業者・製品を推奨するものではなく、電気工事の設計・実施には関与しません。