蓄電池の補助額は、筑紫野市が1kWhあたり2万5千円(最高10万円)、柳川市が1kWhあたり1万円(上限4万円)、大木町が一律10万円です。3市町とも、工事を始める前の手続きが必要です。

この記事は、筑紫野市・柳川市・大木町の3市町だけを扱います。福岡市は福岡市の蓄電池補助、糸島市は糸島市の蓄電池補助で別に整理しています。

出典:筑紫野市「住宅用エコエネルギー導入促進事業補助金」(2026年10月1日更新)、柳川市「令和8年度柳川市住宅用太陽光発電システム等設置事業補助金」、大木町「令和8年度 地球温暖化対策支援補助金」、大木町「令和8年度大木町地域脱炭素移行・再エネ推進重点対策加速化事業補助金」(いずれも2026年10月17日に確認)

3市町の蓄電池補助の比較

大木町には蓄電池を対象にした制度が2つあるため、表では別の列にしました。

項目筑紫野市柳川市大木町(支援補助金)大木町(重点対策加速化事業)
蓄電池の補助額1kWhあたり2万5千円(最高10万円)1kWhあたり1万円(上限4万円)一律10万円蓄電池の価格(工事費込み・税抜)の3分の1。住宅は15kWh相当額が限度
申請の時期工事着手前に申請交付決定を受けてから着工(決定まで最大2週間程度)着工前に交付申請をして交付決定を受ける交付決定の前に着工したものは対象外
予算・受付2026年4月1日から先着順。2026年10月1日現在の予算残額は302万9千円2026年4月1日から。予算額に達すると終了予算の上限になり次第終了(先着順)予算額1,300万円、2026年10月6日現在の残額は709万1千円
製品・設置の条件未使用品で、土地または住宅に定着していること未使用の定置式リチウムイオン蓄電池。新築または既設の住宅の太陽光発電システムに設置太陽光発電システムと常時接続。蓄電容量4kWh以上、保証期間10年以上同じ補助金で設置する太陽光発電設備の附帯設備として設置。1kWhあたりの価格(工事費込み・税抜)が15万5千円以下

筑紫野市と柳川市は、未使用の蓄電池が対象です。柳川市は、リース契約によるシステムを対象外としています。大木町の重点対策加速化事業は、補助金額がリース料金から差し引かれる場合に限って、リースを認めています。

蓄電池を足した場合の年間差額と単純回収年数は、卒FIT後の選択肢比較シミュレーターで概算できます。

大木町の2つの制度の違い

大木町の「支援補助金」は、蓄電システムが一律10万円で、太陽光と常時接続していることなどが条件です。「重点対策加速化事業」は、価格の3分の1で、同じ補助金で設置する太陽光発電設備の附帯設備として設置するものが対象です。すでに太陽光がある家庭が蓄電池だけで使えるかは、町のページから読み取れません。

  • 重点対策加速化事業では、FIT・FIPで売電する場合は対象外です。住宅は、発電した電力量の30%以上を自家消費することが要件で、5年間の実績報告も必要です。
  • 1kWhあたりの価格が12万5千円(税抜)を超える場合は、複数社の見積書が必要です。
  • どちらの制度にも、他の補助金を受けている場合は対象外とする定めがあります。支援補助金は大木町の他の補助金、重点対策加速化事業は国・県・大木町などの他の補助金が対象です。

卒FITの家庭は、既設の太陽光に蓄電池だけを足す場合に対象になるかを、申請の前に町の窓口で確かめます。柳川市は、新築または既設の住宅の太陽光発電システムに設置する蓄電池を対象とし、すでに市の補助を受けた人でも、太陽光発電システムに新たに蓄電池を設置する場合は可と書いています。

申請の順序と、工事の前に確かめること

3市町とも、工事に着手する前に、市町の手続きが先に来ます。柳川市は交付決定のあとに着工し、決定までに最大2週間程度かかります。筑紫野市は、市内事業者と工事請負契約を結んで設置する人が対象で、実績報告書と請求書は2月末日までに出します。

申請と契約の順序は自治体ごとに違い、その例は蓄電池補助金は契約の前に申請する?で比べられます。国の補助の状況は蓄電池の国の補助金の現状、後付けの条件は蓄電池を後付けする条件にあります。

よくある質問

Q3市町のうち、補助額がいちばん高いのはどこですか?

A蓄電池の定額部分の上限で比べると、筑紫野市が最高10万円、大木町の支援補助金が一律10万円、柳川市が上限4万円です。大木町の重点対策加速化事業は、価格の3分の1(住宅は15kWh相当額が限度)で金額が変わります。

Q工事を始めたあとでも申請できますか?

A3市町とも、着工前の手続きが必要と案内されています。筑紫野市と大木町は工事着手前の申請、柳川市は交付決定を受けてからの着工です。

Q大木町の2つの補助を両方受けられますか?

A町のページには、他の補助金を受けている、または受ける予定の場合は対象外と書かれています。どちらか一方を選ぶ形と読めるので、申請の前に町の窓口で確かめます。

Q予算はどのくらい残っていますか?

A筑紫野市は2026年10月1日現在で302万9千円、大木町の重点対策加速化事業は2026年10月6日現在で709万1千円と公表されています。柳川市と大木町の支援補助金は、予算額と残額が確認したページに載っていません。

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本記事は一般的な情報提供で、補助の可否・金額を保証するものではありません。制度は予算・要綱の改定で変わるため、契約や申請の前に各市町の最新の案内で確認してください。特定の施工業者・製品を推奨するものではなく、電気工事の設計・実施には関与しません。

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