三重県の蓄電池補助は、県のページで27市町が実施予定と案内されており、金額や条件は市町ごとの要領で決まります。蓄電池は「太陽光と同時に設置する場合のみ」とする市町が多く、卒FITで太陽光をすでに持つ家庭は、住んでいる市町の条件を先に確かめる必要があります。
県のページには、補助の要件として「FIT制度またはFIP制度の認定を取得しないこと」「太陽光で発電する電力量の30%以上を自家消費すること」も載っています。新しく太陽光を設置する家庭向けの枠が中心で、卒FITの後付けは対象外になる市町が多い、というのがこの記事の整理です。
出典:三重県「令和8年度三重県太陽光発電設備等設置費(個人向け)補助金」、三重県「エネルギー:新エネルギー 関連リンク(市町の補助金)」、松阪市「令和8年度松阪市脱炭素化住宅等促進補助金」、津市「新エネルギー利用設備設置費補助制度」(いずれも2026-10-18確認)
蓄電池だけ後付けできるか:市町ごとの違い
| 蓄電池の扱い | 該当する市町(県の一覧と公式ページの記載) |
|---|---|
| 太陽光が設置済みでも対象 | 松阪市(太陽光を「同時設置又は設置済」で可) |
| 蓄電池だけで申請できる | 四日市市(別枠の「スマートシティ構築促進補助金」。県のページでは受付停止と表示) |
| 太陽光と同時設置のみ | 津市、伊勢市、桑名市、鈴鹿市、いなべ市、志摩市、伊賀市、鳥羽市、東員町、朝日町、大台町、度会町、大紀町、紀宝町 |
| 県の一覧に条件の記載なし | 名張市、尾鷲市、熊野市、多気町、玉城町、南伊勢町、御浜町(蓄電池は補助メニューにあるが、後付けの可否は市町に確認)。菰野町は県の個人向けページでは実施市町に載る一方、市町別の一覧では内容が「-」で、2つのページで扱いが違います |
| 蓄電池のメニューなし・廃止 | 亀山市、明和町(一覧に補助の記載なし)、木曽岬町・紀北町(太陽光のみ)、川越町(令和8年3月31日で廃止。経過措置あり) |
上の分類は、県の一覧の記載を写したものです。県のページには、補助金額・規模要件・応募期間・提出書類は市町へ問い合わせるよう書かれています。
桑名市、鈴鹿市、伊賀市、伊勢市、尾鷲市は、県の個人向けページで「受付終了」と表示されています。表にある市町でも、いま申し込めるとは限りません。
四日市市には補助が2つあります。蓄電池だけで申請できるのは「スマートシティ構築促進補助金」で、別の「太陽光発電設備等設置費補助金」の蓄電池は太陽光と同時設置のみです。県の「受付停止」の表示がどちらを指すかは県のページだけでは分からないため、受付状況は市のページで確かめます。
四日市市の金額や、交付決定より前に着工すると対象外になる点は、四日市市の蓄電池補助(令和8年度)で詳しく書いています。
松阪市:設置済みの太陽光に蓄電池を足せる
| 項目 | 内容(令和8年度) |
|---|---|
| 補助額 | 家庭用蓄電池 1件4万円 |
| 対象の蓄電池 | SII(環境共創イニシアチブ)が国の補助対象機器として登録している家庭用蓄電池 |
| 太陽光の条件 | 太陽光を同時に設置、または設置済みであること |
| 申請の期限 | 設備の設置完了日(保証開始日)から90日以内 |
| 申請できる人 | 申請時点で市内に住所があり、対象の住宅に住んでいる人。世帯で市税の滞納がないこと |
松阪市の補助は、設置したあとに申請する形です。国など他の補助金とは基本的に併用できますが、市の「太陽光発電設備等設置費補助金」とは併用できません。2つの補助の違いは松阪市の蓄電池補助金で整理しています。
蓄電池の交付申請では、「くらしカーボンニュートラルクラブ」の入会申込書の提出が条件です。2026年9月1日から様式が変わり、設備の導入費用と交付予定の補助金額を書く欄があります。
4万円の補助を引いた蓄電池の年間差額と単純回収年数は、卒FIT後の選択肢比較シミュレーターで概算できます。
津市:蓄電池だけの設置は対象外、予算は残りわずか
津市の「新エネルギー利用設備設置費補助制度」では、定置型蓄電池は太陽光発電システムと同時に設置する場合に限られます。公式ページに「単体での設置は補助対象となりません」とあります。
受付は2026年4月1日から先着順で、設置工事に着手する日の10日前までの申請が必要です。ページの更新日(2026年9月25日)には、予算が残りわずかなので電話で確認するよう書かれています。
対象の蓄電池は、国のZEH支援事業の対象になる登録済みの製品であることが条件です。卒FITで太陽光をすでに持つ家庭は、この制度の蓄電池枠は使えない組み合わせです。
契約の前に確かめる順番
- 住んでいる市町の行:上の表で、後付けが対象か、同時設置のみかを見ます。
- 受付状況:県のページで「受付終了」「受付停止」と出ていないかを見ます。
- 着工の順序:津市は着工の10日前までに申請、四日市市は交付決定のあとに着工、松阪市は設置後90日以内の申請と、順序が市町で異なります。
- 併用:松阪市のように、市の別の補助とは併用できない組み合わせがあります。
- 申請と契約の順序の違い:蓄電池補助金は契約の前に申請する?
- 他の県や市との並べ方:国・都道府県・市の補助金の比較
- すでに太陽光がある家に蓄電池を足す条件:蓄電池を後付けする条件
よくある質問
Q三重県に蓄電池の補助はありますか?
A県のページ「令和8年度三重県太陽光発電設備等設置費(個人向け)補助金」は、令和8年度に実施を公表している市町の一覧で、27市町が実施予定と載っています。補助の対象設備は太陽光発電設備と蓄電池ですが、蓄電池は「本補助費で導入する太陽光発電設備の付帯設備であること」が条件です。金額や期間は市町ごとに違います。
Qすでに太陽光がある卒FITの家庭は、蓄電池だけで申し込めますか?
A県の一覧では、桑名市・鈴鹿市・いなべ市・志摩市・伊賀市・伊勢市などが「太陽光と同時設置の場合のみ」と書かれていて、蓄電池だけの後付けは対象になりません。公式ページで蓄電池だけの後付けを確認できたのは、松阪市(太陽光が設置済みでも可)と四日市市(蓄電池は単独で申請できる)です。
Q県の補助の要件にあるFIT・FIPの認定とは何ですか?
A県のページには、補助の要件として「FIT制度の認定又はFIP制度の認定を取得しないこと」とあります。固定価格買取(FIT)の認定を受けない太陽光を、新しく設置する場合の枠という書き方です。買取期間が終わった卒FITの設備に蓄電池を足す場合の条件は、市町ごとに別に確かめます。
Q津市は蓄電池の補助を受け付けていますか?
A津市の公式ページ(更新日2026年9月25日)では、定置型蓄電池は太陽光と同時に設置する場合に限られ、単体の設置は対象外です。また「予算が残りわずか」と案内されているため、申し込む前に担当課へ電話で確かめるよう書かれています。
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本記事は一般的な情報提供で、補助の可否・金額を保証するものではありません。制度は予算・要領の改定で変わるため、契約や申請の前に三重県と各市町の最新ページで確認してください。特定の施工業者・製品を推奨するものではなく、電気工事の設計・実施には関与しません。