横須賀市の令和8年度の個人向けの蓄電池の補助は、太陽光発電設備に併用する場合だけが対象で、補助額は補助対象経費の3分の1です。2026年9月16日の申請で、個人向け蓄電池の予算は終了しています。再開の有無や時期は案内されていません。
正式な名前は「横須賀市重点対策加速化事業費補助金」です。横須賀市の案内では、三浦半島の4市1町(横須賀市・鎌倉市・逗子市・三浦市・葉山町)が、それぞれの自治体で実施しているとされています。この記事は横須賀市の分だけを扱います。神奈川県全体の補助は神奈川県の家庭用蓄電池補助金、国や市区町村の違いは蓄電池補助金の国・都道府県・市区町村の比較で整理しています。
出典:横須賀市「令和8年度横須賀市重点対策加速化事業費補助金」(更新日2026年10月1日)、横須賀市「【自己所有型(個人)】太陽光発電設備・併用蓄電池補助」、横須賀市「実績報告書・個票(チェックリスト)」(PDF)(いずれも2026-10-20確認)
受付状況:家庭用蓄電池の予算は100%に達している
| 対象設備(令和8年度) | 予算額 | 申請額 | 執行率 |
|---|---|---|---|
| 家庭用の太陽光発電設備 | 2,940万円 | 2,364.9万円 | 80.4% |
| 家庭用の蓄電池 | 3,384.9万円 | 3,384.9万円 | 100% |
数字は2026年9月30日時点です。先着順の受付で、電子申請の画面で「完了」と出ても、予算額を超えてからの申請は不受理になることがあると市は案内しています。三浦半島の4市1町で予算を調整しているため、予算額は変わる場合があります。
経緯は、市のお知らせでは次のとおりです。6月18日の申請で個人向け全体の予算が終了し、9月10日に自己所有型の個人向けの受付が20件程度の枠で再開しました。9月16日の申請で、個人向け蓄電池の予算が終了しました。
補助額:蓄電池は費用の3分の1
| 項目 | 内容(令和8年度・個人向け) |
|---|---|
| 蓄電池の補助額 | 補助対象経費(蓄電システムと工事費、税抜)の3分の1 |
| 経費の上限(家庭用) | 1kWhあたり14.1万円(工事費込み・税抜) |
| 太陽光の補助額 | パネルの出力とパワーコンディショナーの出力の小さいほう(kW単位で小数点を切り捨て)×7万円 |
| 対象になる蓄電池 | 太陽光発電設備の付帯設備として、住宅に設置するもの(蓄電池のみの設置は対象外) |
経費の上限から求めた、蓄電池の補助額の上限の目安は次のとおりです。蓄電容量はkWhで、小数点第1位まで記入する様式になっています。
| 蓄電容量 | 経費の上限 | 補助額の上限の目安 |
|---|---|---|
| 5.0kWh | 70.5万円 | 約23.5万円 |
| 7.0kWh | 98.7万円 | 約32.9万円 |
| 10.0kWh | 141万円 | 47万円 |
実際の補助額は、実際の経費の3分の1と、この上限のうち低いほうに収まると読めます。たとえば5.0kWhで経費が税抜60万円なら、3分の1は20万円で、上限より低いので20万円です。この数字は計算式に当てはめた目安で、実際の金額は審査で決まります。
補助を引いた蓄電池の年間差額と単純回収年数は、卒FIT後の選択肢比較シミュレーターで概算できます。
卒FIT後に蓄電池だけを足す家は対象になるか
市の案内には、次の2つの条件があります。
- 蓄電池は、太陽光発電設備の付帯設備であり、蓄電池のみの設置は対象外です。
- 対象の太陽光発電設備は、FITまたはFIPの認定を取得しないものです。
1つ目の「蓄電池のみは対象外」から、卒FIT後にいまの太陽光はそのままで、蓄電池だけを後付けする場合は、この補助の対象にならないと読めます。2つ目は、補助を受ける太陽光の条件で、新しく付ける太陽光はFIT・FIPの認定を取らないものになります。既設の太陽光の扱いは資料に書かれていないため、検討する場合は事務局のコールセンター(0120-201-603)に確認します。
太陽光の条件には、発電量の30%以上を自家消費することもあります。報告の際に、自家消費の割合を記入します。市から発電量や使用電力量の記録の提出を求められた場合は、すみやかに応じる条件も付いています。
申請の流れと、着手の時期
- 受付期間は、令和8年5月1日から令和9年1月15日です(予算に達すると停止されます)。
- 申請は、電子申請か郵送で、三浦半島重点補助金事務局に出します。
- 申請が完了して「交付決定通知」が出るまで、概ね1か月かかります。
- 原則として、交付決定の前に事業着手(契約の締結か工事の着手のいずれか早いほう)をしてはいけません。
- やむを得ない理由で交付決定前に着手する場合は、申請のときに申し出ます。令和8年4月1日以降に着手する事業に限られます。
対象者は、横須賀市内の住宅に太陽光発電設備を設置する人です。市税に滞納がないことなどが条件になっています。
申請前に確認する点
- 受付の状況:個人向け蓄電池は停止中です。再開の有無は、市のホームページで確かめます。
- 太陽光との併用:蓄電池だけの工事では対象になりません。
- 契約の時期:交付決定の前の契約や着工は、原則できません。
- 先着順の受付:電子申請の画面で「完了」と出ても、予算額を超えてからの申請は不受理になることがあります。
申請と契約の順序の違いは蓄電池補助金の申請と契約の順序で整理しています。神奈川県内のほかの例は横浜市の蓄電池補助金や藤沢市の蓄電池補助金も参照してください。
よくある質問
Q横須賀市で、蓄電池だけを付ける場合も補助の対象ですか?
A対象外です。横須賀市の個人向けの案内は、蓄電池を太陽光発電設備の付帯設備として扱い、蓄電池のみの設置は対象外としています。すでに太陽光がある家に蓄電池だけを後付けする場合は、この補助には当てはまらないと読めます。個別の事情は、事務局のコールセンターに確認します。
Qいまから申し込めますか?
A個人向けの蓄電池は、2026年9月16日の申請で予算が終了し、受付を停止しています。再開の有無や時期は案内されていません。再開する場合は、市のホームページでお知らせするとされています。個人向けの太陽光発電設備の申請は、2026年10月1日更新の案内の時点で、引き続き受け付けています。
Q補助額は、いくらですか?
A蓄電池は、補助対象経費(蓄電システムと工事費、税抜)の3分の1です。家庭用の経費には、1kWhあたり14.1万円(工事費込み・税抜)という上限があります。太陽光は、パネルの出力とパワーコンディショナーの出力の小さいほう(kW単位で小数点を切り捨て)に7万円をかけた額です。
Q契約や工事は、交付決定の前にしてもよいですか?
A原則として、交付決定の前に事業着手してはいけません。事業着手は、契約の締結か工事の着手のいずれか早いほうです。やむを得ない理由がある場合は、申請のときに事前着手することを申し出ます。令和8年4月1日以降に着手する事業に限られます。
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補助の可否・金額を保証するものではありません。制度は予算や要綱の改定で変わるため、申請前に横須賀市の最新ページで確認してください。特定の施工業者・製品を推奨するものではなく、電気工事の設計・実施には関与しません。