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スマートメーターとは、30分ごとの電気の使用量を計測し、通信機能で遠隔から自動検針できる電力量計です。東京電力パワーグリッドは、毎月の検針業務の自動化や、HEMS(住宅用エネルギー管理システム)を通じた電気使用状況の見える化を可能にする電力量計と説明しています。

出典:東京電力パワーグリッド「スマートメーター」

従来のメーターとの違い

従来のメーターとスマートメーターの違い(東京電力パワーグリッド・関西電力送配電の説明)
項目従来のメータースマートメーター
計測月1回の検針で1か月間の総使用量を計測日々30分ごとに使用量を計測
検針目視による検針通信機能により遠隔で自動検針

HEMS機器を導入すれば、30分ごとの使用量やリアルタイムの電流値も把握できます。30分ごとの使用量がわかるため、電気をよく使う時間帯を把握しやすくなります。東京電力パワーグリッドは、電気料金の抑制や節電、災害時の停電箇所の把握にも活用できることが期待されるとしています。

出典:東京電力パワーグリッド「スマートメーター」、関西電力送配電「スマートメーター」

太陽光の売電も1台で計る

東京電力パワーグリッドは、スマートメーターは双方向計量機能を標準装備しているため、太陽光発電等の買電用メーターが不要になると説明しています。中国電力ネットワークも、低圧連系ではスマートメーター1台で、小売電気事業者からの供給電力量と、電力会社への売電量を計量するとしています。

すでに設置されている売電用計器は、中国電力ネットワークでは撤去せず、残すか、屋内配線工事などの機会に利用者側で撤去することになります。撤去の費用は、近くの電気工事店に問い合わせるよう案内されています。

出典:東京電力パワーグリッド「スマートメーター」(技術力)、中国電力ネットワーク「太陽光発電等の発電設備を連系している場合のスマートメーター設置」

交換の費用・停電・期間

資源エネルギー庁の案内では、スマートメーターへの交換には原則費用はかかりません。ただし、メーター交換に伴う工事に費用がかかる場合があります。交換時には、1軒あたり約15分を目安とした停電が伴う場合があります。

電力会社を切り替えるときに交換が必要な場合、切り替えに要する標準的な期間は約2週間で、交換が不要なら約4日と示されています。切り替えの流れは電力会社・料金プランの切り替えの記事で整理しています。

出典:資源エネルギー庁「電力会社の切り替え方法」

設置の時期と取り替えの周期

メーターには法令にもとづく有効期間(計器の種類により5〜10年)があり、満了前に取り替えられます。東京電力パワーグリッドは、2020年度までに一部の取り替えが難しい場所を除く全世帯・事業所に約2,840万台を設置するプロジェクトに取り組んだと案内しています。

関西電力送配電では、2023年3月末で低圧のお客さま全数にあたる約1,305万台を導入しました。第1世代は2012年から、第2世代は2026年から導入が始まっています。取り替えの時期の考え方はスマートメーターの検定満了と交換時期の記事で詳しく扱っています。

出典:東京電力パワーグリッド「スマートメーター」(技術力)、関西電力送配電「スマートメーター」

Bルートで使用量を宅内に取り込む

スマートメーターには、計測値を宅内のHEMS機器へ送る「Bルートサービス」の機能があります。東京電力パワーグリッドの案内では、データの送信に費用はかからず、HEMS機器などの宅内の設備は利用者側で用意します。

通信環境によっては、データの遅延や欠損が生じる場合があります。申し込みの流れはBルートの申し込み手順、HEMSとの関係はHEMSとはで整理しています。

出典:東京電力パワーグリッド「電力メーター情報発信サービス(Bルートサービス)」

卒FIT後に確認すること

卒FIT後に買取先を変えるときも、スマートメーターの場合、売電量も同じメーターで計量されます。まず検針票などでメーターの種類を確認し、不明な点は地域の送配電事業者に問い合わせます。

買取先の変更手続きは買取先の変更手続きの記事で扱っています。使用量と売電量を踏まえた収支は、卒FIT後の比較シミュレーターで試算できます。

よくある質問

Qスマートメーターへの交換に費用はかかりますか?

A資源エネルギー庁の電力会社の切り替え方法のページでは、スマートメーターへの交換には原則費用はかからないとされています。ただし、メーター交換に伴う工事に費用がかかる場合があるとも書かれています。交換時には停電(目安として1軒あたり約15分)が伴う場合があります。

Q太陽光発電の売電用メーターは、スマートメーターにすると不要になりますか?

A東京電力パワーグリッドは、スマートメーターは双方向計量機能を標準装備しているため、太陽光発電等の買電用メーターが不要になると説明しています。中国電力ネットワークも、低圧連系ではスマートメーター1台で供給電力量と売電量を計量するとしています。なお、すでにある売電用計器は電力会社では撤去せず、残すか利用者側で撤去することになる、と中国電力ネットワークは案内しています。

Qスマートメーターにすれば、自分で電気の使用量をリアルタイムに見られますか?

Aスマートメーターには、計測値を宅内のHEMS機器へ送るBルートサービスの機能があります。東京電力パワーグリッドの案内では、データの送信に費用はかからず、HEMS機器などの宅内の設備は利用者側で用意します。申し込みの流れは、Bルートの記事で整理しています。

Qスマートメーターは何年ごとに交換されますか?

Aメーターは法令にもとづいて有効期間(計器の種類により5〜10年)が定められており、期間が満了する前に取り替えると東京電力パワーグリッドは説明しています。関西電力送配電は、第1世代が2012年から、第2世代が2026年から導入開始と案内しています。地域によって時期が異なるため、お住まいの地域の送配電事業者の案内で確認してください。

本記事は一般的な情報提供です。メーターの種類・交換の時期・費用は地域の送配電事業者や契約内容によって異なるため、最新の公式情報を確認してください。特定の施工業者・製品を推奨するものではなく、電気工事の設計・実施は行いません。

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